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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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ティン・ホイッスルとかフルートとか

オカリナの曲を発掘していた時、どうしてもティンホイッスルで奏でるケルト音楽が忘れられなくて、イギリスの古い音楽を漁ってみた。
普通の楽器店に置いてあるケルトものは、イギリスものと一緒になっている程度のものしか見つからないから。
乱暴だけどケルト=アイルランドだし、ティンホイッスルの起源もイングランドにあるので、中らずとも遠からず、といったところ?

ティンホイッスルというのは簡単に言ってしまえばリコーダー様の楽器だが、リコーダー違い、指穴が6つしかない(裏穴がありません)うえ、息遣いも異なる。
映画「タイタニック」でも流れた、メランコリックな音が印象的。「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」にも出てきている。
ティン・ホイッスルの起源は18世紀のイングランドで、後にアイルランドに伝わった。以降、ケルト音楽には欠かせない楽器となっている。


ついでにオカリナの起源はというと、世界各地で原型がみつかっているため、場所の特定は出来ないらしい。ただ、現在普及しているオカリナは、イタリアが発祥だと言われている。西洋音階を奏でられるように指穴を増やした。1860年頃の話だ。
1928年には、ピッチが正確な12穴オカリナをレル民族楽器研究所が製作。以降、オカリナがソロや合奏で活躍しているのは皆さんのよく知るところ。


さて、ここまで書いていて、私の専攻楽器であり音楽活動のコアであるフルートの歴史が気になってきました。
現在のオカリナは、チロルの吟遊詩人がヨーロッパへ伝えたとされています。ではフルートが日本へ伝わった経緯は?

調べてみたら、なんと1549年、かのフランシスコ・ザビエルが鹿児島に到着した時に、一緒にフルートも伝来していたことが、ポルトガルの資料に残っているらしい。
……ザビエル氏がフルートを愛好していたかどうかまでは分かりませんが(^^;
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