FC2ブログ

多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

調について。

調の話。
演奏する曲にシャープとかフラットがたくさん付くと、「面倒~」って嫌がる生徒さん居ますよね。気持ち、よく分かります。
ところが、学生の時から私がフルートを教えてる人には、それが無いです。5つくらいフラットが付いて、譜面の中に臨時記号をたくさん見てやっと、「おおっ(笑)」。

新しくチャレンジするものは「何でも初めて」なので、「こんなもの」と思ってこなしてしまうんです。曲の難易度も然り。フルートはじめて1年なのに、一般で言う「中級の大人」でも難しい曲を吹いてしまいます。※譜読みの時に「楽譜の読み方=フレーズのまとまり」を間違えなければ。

教えるときに、西洋音楽のフレージング、リズムの取り方、練習するときの音の切り方などを身体に埋め込んで行くのですが(レッスン以外、学校でも同様です)、同時に、調についても話をします。
「ねこふんじゃった」やショパンのワルツなどをピアノの白鍵メインで弾いてみて、感じが違うことを感覚的に掴んでもらいます。特に音楽好きでもない中学生に試すと、白鍵メインに移調すると「ダサい」とか言います(笑)。

レッスンで調号のいっぱい付いた曲に遭遇したら、その調の雰囲気が分かるように説明したり、模範演奏してみたりします。すると、難しいという気持ちより、吹いてみたい、という意欲に繋がったりします。
※実際に「簡単に吹ける」ように、教室で少し譜読みをして自信を付けさせます。フレージングや音の切り方を間違えると難しくて吹けないものも、うまく切るとスラスラ吹けたりします。無暗に読んで吹けるのでなく、この見破る力が読譜力だと思います。



前置き?長いですが……調によって、感じる色彩が違うと言います。
共感覚という、脳の聴覚分野と資格分野が共鳴するタイプの人は、音を聴くとはっきりと色を感じるらしいです。
「色を感じる」という多くの人は、色の「イメージ」を持っていますが、後天的なものです。~な感じ、~が合う、という経験上獲得したもののようです。
共にですが、幼い頃から音楽を体験していると現れやすいです。幼児のほうが脳の役割がはっきりと確立されていないので、音を聴いて触覚を呼び覚まされたりするんです。続けていれば、大人になっても続きます。
逆に、大人は実体験が多いので、曲を聴いて場面を思い浮かべるイメージ力が幅広いです。例えば初心者の老婦人が、テクニックでは子どもに及ばなくても、大人にしか出来ない演奏をして他人の感動を誘う……ということがあります。

私は時々、人に色を感じます。考えれば考えられないことはありませんが、そういうことはしません。ただ時々、ダイレクトに感じる人が居るだけです。
音楽の仕事をしていますが、「声」からでなく「身体を包む雰囲気」からだと思います(^^; 色の一瞬あとに音かな?オレンジっぽい人からドの音が聴こえたり。調で言えばフラットやシャープのないハ長調です。おそらく私がその人に最大限の安定感を見て、安らぎ、親しみを感じているせいだと思います。
あまりないけど、色と音の合わない人も居ます。通常なら「この人はラの雰囲気」なのにラでは無い色、それは何故か「ソ」の音の色で、どちらか判断つかない人が居ました。混じってるわけでもないのです。かなり後から原因を見つけて「ああ~」と納得するわけですが、今でも調で言えばフラット系ともシャープ系ともつかず、同音異調Relative Minorか? とかハッキリしません。



とまぁ、調、調号っていうのは、「イヤ」と言ってしまうには勿体ない、面白い要素を持っていると思っています。

篠笛の生徒さん方だと、五線譜を演奏したり数字譜にするときに、その曲の雰囲気をよりアレンジしたいと思ったら、調のことなど考えてみると面白いんじゃないかなぁ……。逆に雰囲気を残したいときは、こっちが吹きやすいからと調を動かしてはダメです。
関連記事

| 徒然 | 08:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://takagakki.blog16.fc2.com/tb.php/892-0128cef0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT