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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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祖父のこと

朝ごはん(パンだけど)を食べるときの最近よくのぼる話題……私の祖父のこと。

祖父の朝食は毎日決まっていた。四枚切りの厚切りの食パンを縦半分に切ったのを一切れ、それにマーガリンじゃなくてバター、リーフから淹れる紅茶。たまにチーズや蜂蜜。お野菜は生だとたくさん摂れないから、畑で採れたばかりのキャベツを炒めたりしてた。それにトマトやセロリなど季節のお野菜をプラス。茹で卵はハードボイルド。

ロマンスグレーのダンディな、所謂往年の『モボ(モダン・ボーイ)』で、母など、一緒に歩いていたら「年上の彼氏?」って人から訊かれるくらいだったらしい。
会社を引退してからも、当然老人会でモテまくりw そりゃそうだ、そんな颯爽としたおじいちゃん、芸能人でもほとんど見ない。
しゅっとしてる分、私の友人なんかは「怖い」と言っていました(笑)。私はそういうおじいちゃんに懐いていたので、世の中の人の外見から「怖い」と思える人は全く居ません。


このおじいちゃんが音楽道楽で。今なら分かるのだけど、各種機器やレコード代に相当注ぎ込んでいたと思われます……夫としてはあかんパターンやで……昔だから子育ては妻任せだろうし。
私のちょっとコレクター入ったところもたぶん、ここから。私はお金が無いから満足に注ぎ込めてないけど……理解できない話では無いんだよね……知らん間に笛が増えてて、すまん、家族(^^;
その代わり、ちょっとした日曜大工とか機械いじりなどの血も引いてる。おじいちゃんは大工さんと一緒に部屋の増築しちゃったりしてたけど、そのかわり、私はクルマのボンネットあけて色々してみてた。これは隔世遺伝だな。父は壊す才能がありすぎるから(笑)。



このおじいちゃんの音楽道楽のおかげで、私は音楽家になったんだと思います。
おじいちゃんが赤ちゃんの私を寝かせるときは、ベートーヴェンの第五番が定番だったらしいし。ウインナワルツが好きで、ことあるごとにかけてた。日本人は3拍子が身体の中に入ってないので、演奏のとき苦労する人が多いけど、私は3拍子系は数えなくても流れで取れます。ウインナワルツの独特のリズムも心地よいし、身体に入っています。5拍子、7拍子もなんとも無い。

そんなおじいちゃんが「ピアノが上達したら弾いてくれ」と買ってきた楽譜が、『美しき青きドナウ』。私が弾きたいなと思って自分で買った曲が『ダニューブ河のさざなみ』。ワルツ、被った。しかも、ドナウ川=ダニューブ河(川)です。
……変わったレコードもありました。ジャケットが怖くて好きだった、太鼓のレコード。なんと佐渡の「鬼太鼓」でした。新潟に来てから知りました。私が新潟に来ることは決まっていたのかもしれません、あははー。



でも、残念ながら、満足いく演奏は聴かせてあげられなかったです。
私が20歳のとき、おじいちゃんは複数の病院に検査に出掛けはじめて。私が某中学校講師の手続きであちこち行くついでに、駅や病院に落としたりしました。
私の勤務開始とほぼ同時で入院。
勤務終わりの日に何回目かの危篤となり、翌日に亡くなりました。

私が自分の演奏に満足できはじめたのは新潟に来てから。いい演奏だったと人から言ってもらえるたびに、おじいちゃんに聴かせたかったなと今でも思うことがあります。
亡くなった人の話題が出るときって、近くまで来てくれてるんだとか言うし……私の音楽家としての流れが変わりそうな節目節目でおじいちゃんの話題が出るということは、見守ってくれてるのかな? って気もします。
こういうときは、迷ってても「GO!」サインなんです。「おまえの好きなようにしたらええ」って、聞こえるようです。
(いま何を迷ってんだ、って話ですけどね。この迷わない私がw まぁ、お楽しみに~)


自分の性格的に「もしかしたらファザコン?」と思っていましたが、父は全くどうでもいいので(ぁ)、ジジコン(笑)だったんだな、って確信しました。
もうあれから20年も経ったのか……法要で号泣しなくなったの、つい2年くらい前なのですが。今でもヘヴィに思い出すと涙ぐめます……そういうものなのかな?(^^;
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