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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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「電子書籍」について

夫婦どころか一族で出版業界にちょっと足を突っ込んでるので、電子書籍について時々考える。
スタートが「本は紙媒体で読みたい」。こういう人たちの開拓は出来るのかどうか? 次に、「本棚に並べて満足したい」という意識のある人。図書館派(あるいは断舎利アン)はまだ電子書籍シンパに近いだろう。

紙媒体をそのままPDFに流せば良いのかというと、どこがメリットか考えてみる必要がある。
電子書籍はどこでも読める、場所を取らない、と言うが、本でもハードカバーが文庫になれば持ち歩き可能だし、しおりを挟めば済む話。そんな本好きにしてみれば、本棚に並べたい、所有したいという欲が満たされないだけ電子書籍はマイナス。

根本的に端末について考えてみる。
端末を持ち歩くメリットは「どこからでもアクセスできる」。しかし資料等、端末だけでは閲覧のみで、他人と情報交換・共有に不十分。メインのPCなりとクラウド等で連携していることが必要。
とすると、電子書籍も「何か」と連携してこそ生きるのでは?


私が知っている例では「ハードカバーを買うと電子版が付いてくる」。
家でハードカバーを読み、出先で電子版を読む。これなら所有派も楽しめる。賢いと思った。
更にネット寄りに考えてみると、効果音やBGMを出すという方法もある。語句が分からないときに単語をタップすると辞書が出るとか。既にあるのかもしれないが。

既存のネットを考慮しないで考えたら、もっと可能性が広がる筈だ。
しかし相変わらず電子書籍は、「単なるPDF化」が主流。そしてこれを怠惰な本屋が脅威と言う。
どこが?
この程度の電子化は全く脅威ではない。それとも紙媒体の強みや魅力を知らないで長年本屋をやっているのか?(残念ながらそういうところは多い……)


余談だが、私は楽譜の電子化には全く興味が無い。例え紙の輸入版が一曲6000円しても、注文から1ヶ月掛かっても(コアなものを頼むと、かかるんです)。
電子版は「見にくい」に尽きる。プリントアウトしても見にくい。
譜面を読む時間は一瞬、記号のまま頭に入れ音にする。だから、紙の楽譜でも出版社によってフォント、レイアウト、紙質が違い、反応が遅れる。
演奏中はいろんなことを同時進行でしているわけで、1曲30分かかるソロ曲でいちいちそんなストレスを感じていたら練習にならない。
ただし、楽譜を送って貰うときはPDFというものは有り難い。その場その場の使い分けが便利という点では、小説などの電子化と同じである。出版業界は再考して欲しい。
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