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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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楽器が戻ってきた

リペア

リペアに出していた楽器が、今朝戻ってきました。
依頼先は大阪のドルチェ楽器。
家にあったのが「フルート2本入る箱+梱包材(ドルチェ楽器製)」だったので、生徒のAちゃんの楽器に便乗して、私のも出したのでした。2台一緒のほうが、送料、代金の振り込み手数料が折半だからお得。100円単位ですが。

さて、箱を開けて明細を見ると、交換されたタンポとコルクが添付してありました。タンポ付きのほうが私の、コルク付きのはAちゃんの明細です。
コルク?!
紛れも無いコルクでした。見積もりの時にも「コルク交換」と伺いましたが、実際交換されたのを見るのは初めてです。ヘッドコルク交換、という状態を初めて見ました。
Aちゃんは吹奏楽部で、相当頑張っているので……昨年は西関東大会まで出ましたし、今年も上位常連の高校へ進学しましたから、練習量が私などとは違います。
いや、自慢できることではありませんが(汗)。
しかも、吹奏楽部は野外でも活動するので、劣化具合が激しいのでしょう。

私の楽器のほうは、普通に調整と、LowBタンポ交換でした。いまケースを見たら、収納する時にそのキーが擦れてる気がしました。ケースを買い換えるのも微妙なので、ティッシュでも詰めておこうと思います。

見積もりの時に、ちょっと注文をしました。
シビアにお願いします、とだけ。
楽器がパウエルなので、いきおい大阪か東京の代理店にお願いすることになるのですが、やはり大阪のドルチェ楽器、Nさんから購入したので、同じ宅急便で送るなら購入元のドルチェへ送ることにしています。
前回お願いした時に、私とは何となく合わない仕上がりになって帰ってきたので、今回思い切って言ってみました。
「もしかしてリペアさんが代わられましたか?」
「いえ、特には代わっておりませんが……どうかなさいましたか?」
「前回のリペアの時、いつもと違ったんです。キーはなるべく力を入れないで押さえたいので、そのようにお願いしたいのですが」

とは言っても、本来ならば工房へ出向いて、その場で打ち合わせ、最終調整をするのが筋。その旨謝りましたら、
「お送りするのであっても、こちらがきちんとリペアしてお返しするべき」
とのお答え。
世の中に「出来ません」「ムリです」というリペア工房が多い中、
プロとはかくあるべき。
そんなお手本を見せて頂いた気がしました。演奏家にも通用する格言として、とても感銘を受けました。ありがとうございました。
次回リペア時は、大阪のお店へ直接出向いて注文をつけたいと思います(ぇ



午後からは交響曲を聴きに、家族でリリックホールへ行きました。
家族、というと、そうです、我が家の赤ちゃん=次女(年長)共々です。今回のゲスト・ソリスト、堀井恵先生の尾高(尚忠、「フルート協奏曲作品30-b」)を聞きに、というわけです。
次女は2日間、熱が出ております、元気ですが、ほとんど冒険です。

さて、1曲目。
次女の好きなモーツァルトの曲。「ジュピター」でしたが、これも既知の曲なので楽しんでくれるか、と思いましたが、1楽章の途中で寝てましたね……耳の肥えた猫ちゃんです。最初の16小節くらいは椅子から乗り出して見ていたのですが(^^;
私も何故か眠くなったので、言いたくないけど「無理もない」と言ったところ……しかし数年ぶりに、きれいな指揮を見ました。磯部省吾先生の指揮でした。

休憩をはさんで2曲目が、お目当ての堀井先生の出番でした。
次女は、最初から最後まで、乗り出して見てました。すごい食いつきでした。やっぱり普段教わっている先生が舞台で演奏しているのは、次女にとって興味深いものだったのだと思います。超絶技巧な曲だったし、見とれてしまいます。
選曲も良かったのかもしれません。いつもすぐ眠ってしまう長女まで、ちゃんと見れてました。
もちろん私も、しっかり勉強させて頂きました。
先生は、
「尾高初めて吹くんだよね、変な演奏するかもしれない。ごめんね」
と先日仰っていたけれど、もちろんそんな筈は無く。
時々ピッチの外れた伴奏が聞こえるたび……楽器の本来のポテンシャルを出さない音が聞こえるたび…「○○(楽器名)~~!!」と思いましたが、素晴らしかったです。
オケのほうも、1曲目より音が出ていました。先生が出てこられることによって、オケと会場の雰囲気が変わったような気がしました。
堀井先生は普段のレッスンでも、生徒のポテンシャルを引き出して伸ばすのが非常にお上手ですが、ステージでもそうなんだな、と痛感致しました。

続いて、アンコールで「シランクス」を演奏されました。シランクス、と聞いただけで、場内のフルート愛好者は興奮したのではないでしょうか?
言わずと知れた、印象派ドビュッシーの名曲、フルート一本のみで奏でられる、牧神パンのお話です。
ここ数年、「シランクス」と言えば、暗闇の中で演奏(演出)した瀬尾和紀さんでしたので、何となくそれを思い出しながら、最初の音を聴きました。

先生、目の前が曇って見えません……(TT)


このごろは忙しさに気を取られて、演奏をこなすことしかしていない私でしたが、やはり音楽をやるからには、人を感動させてなんぼ、だと再認識しました。
中学校の時に、大勢のお客さんを目の前にして先生に言われた言葉、
「この大勢のお客さん全部でなくていい、たった一人だけでも感動させられるような演奏を」。
卒業の時に、同じ先生が色紙に書いてくれた言葉、
「千枝さんは、そういう演奏が出来たんじゃないかな」。
この言葉を胸に頑張ってきた筈でしたが、いつしかすっかり忘れていたのですね。
つい先日のレッスン中、お手本で吹いた曲に、生徒のお母さんが目を潤ませて下さったこともあって、また、私のスタイルに共感してくださった方も居らっしゃり、ただ吹いているだけではだめだ、と強く再認識した日でした。
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