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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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横笛奏者 岸田晃司さん

私の同門である岸田晃司さんのホームページを紹介します♪

篠笛 岸田晃司 http://kojikishida-fue.com/Top.html

20111216

(画像勝手にお借りしました……晃司さんごめんね~(^^;)


オリジナル作品を中心に活躍されてます。
ホームページに動画がありますので、ぜひ視聴してみてください。とっても素敵ですよ~。
私はフルートと篠笛を行ったり来たりで迷い迷い進んでますが、岸田晃司さんの篠笛の音色は迷いが無いというか(勿論良い意味で)、清清しい日本の笛の雰囲気があります。


笛は昔からずっと男性が吹くものとされていて、今でも田舎のほうでは、神社の奉納で女性が吹いてはいけないところもあります。
是非は置いといて。。。

平安時代にも、笛の名手が出てきますが、全部男性ですね。
また、身分によって演奏して良い音楽も決められていました。
武士の時代には、心の鍛錬のために「能」を積極的に取り入れたことがありました。織田信長の「人間50年~」(「敦盛」)の舞いは有名ですね。
それらの舞いの伴奏をしたのも、やはり武士……舞いをメインに習う人が居る一方、鼓や笛(能管)をメインにする人も居たわけです。
農民に許されたのは囃子でした。

鍛錬としての精神性の高い笛。
苦しい日常から逃れ、豊作を願う笛。
そう考えていくと、西洋の笛と違う雰囲気を持った日本の笛のイメージがつかめる気がします。

尤も、ここ数十年は西洋音楽が日本の音楽を取り入れてきていますので、日本の篠笛も可能性を求めて、海外諸国の奏法を取り入れたいろんな吹き方が考えられますが。
ただひとつの音をのばしているだけで、「良いなぁ」と思わせる力が、日本の笛には備わっている気がします。


そういうものを、私は岸田晃司さんの笛から感じます^^


神奈川県で篠笛教室も開いてらっしゃいます。お近くで篠笛やってみたい方は訪ねてみては如何でしょうか。
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| 徒然 | 13:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ありがとうございます!

わざわざ紹介してくださってありがとうございます!
『日本の笛』を感じてくださったなんて嬉しい!
正にそれを表現したい人なので。
和の心、これがやっぱり自分自身好きで、日本人であるルーツを体と頭から笛の音にのせて解き放っている、そんな感じです。
いやー嬉しいです、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
こちらもリンク貼らせて頂いたのでご確認くださいませ(^O^)/

| 岸田晃司 | 2011/12/17 00:45 | URL |

音を伸ばす中にも陰影があったり、スピード感が違ったりと表現が多様なんだけど、そんな一見複雑なことをしている筈なのに何故か気持ちが籠めやすい……日本人だからこそすんなり理解できるのかなと、篠笛には不思議なものを感じます。

こちらこそ宜しくお願いします^^
リンク、ありがとうございました。師匠のすぐ下だなんて畏れ多いm(_ _;m

| たかがき | 2011/12/18 17:17 | URL |















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