巧くなりたいならスケール練習を
意外と見落とされがちな練習メニュー、スケール(音階)。ロングトーンと並んで、軽視している人も多いのではないでしょうか。
5月と言えば、学校の吹奏楽部に入って新しく楽器を始める人も多い季節。新しく趣味としてはじめる人も多いでしょう。
でも、その毎日の練習が「ひたすら曲をさらうだけ」では、なかなか上達しません。趣味の人はそれでも良いと思います。けれども、これが部活であったり、音楽高校・音楽大学を目指す人であるなら、問題があります。
曲というのは、スケールが集合したもの。
日常的にスケールの練習をしている人としていない人とでは、譜読みの速度や指のまわり具合が違います。
そして、スケールは、ロングトーンで出した音の集合体でもあります。ロングトーンでそれぞれの音に相応しい息の量や出し方を掴んだら、それを繋げてスケールを行います。
コツは、ただ機械的に吹かないこと。
音楽的にスケールを進行させてください。
そして、それぞれの音の粒がそろっていること。ある音だけ鳴りが悪い、ということにならないように。
これらに気付くには、注意深く自分の音を聞くことが必要になります。
ただのスケール練習ひとつに、上達のための要素が3つも4つも詰まっているのです。
「スケールまで練習する時間が無い」という人が居ますが、時間が無いなら、曲をしないでスケールをやること。レベルに応じて、行う調の数を増やすこと。
私が吹奏楽部などを指導しに行ったとき、「巧いなあ」と思う子は、スケールも上手でした。
フルートの子じゃなかったのですが、いちど機会があってお母様とお話をしたところ、「家で聴こえてくるのは音階ばっかり。こんなんで曲が吹けるのか心配になるくらい」とのことでした。
納得。
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5月と言えば、学校の吹奏楽部に入って新しく楽器を始める人も多い季節。新しく趣味としてはじめる人も多いでしょう。
でも、その毎日の練習が「ひたすら曲をさらうだけ」では、なかなか上達しません。趣味の人はそれでも良いと思います。けれども、これが部活であったり、音楽高校・音楽大学を目指す人であるなら、問題があります。
曲というのは、スケールが集合したもの。
日常的にスケールの練習をしている人としていない人とでは、譜読みの速度や指のまわり具合が違います。
そして、スケールは、ロングトーンで出した音の集合体でもあります。ロングトーンでそれぞれの音に相応しい息の量や出し方を掴んだら、それを繋げてスケールを行います。
コツは、ただ機械的に吹かないこと。
音楽的にスケールを進行させてください。
そして、それぞれの音の粒がそろっていること。ある音だけ鳴りが悪い、ということにならないように。
これらに気付くには、注意深く自分の音を聞くことが必要になります。
ただのスケール練習ひとつに、上達のための要素が3つも4つも詰まっているのです。
「スケールまで練習する時間が無い」という人が居ますが、時間が無いなら、曲をしないでスケールをやること。レベルに応じて、行う調の数を増やすこと。
私が吹奏楽部などを指導しに行ったとき、「巧いなあ」と思う子は、スケールも上手でした。
フルートの子じゃなかったのですが、いちど機会があってお母様とお話をしたところ、「家で聴こえてくるのは音階ばっかり。こんなんで曲が吹けるのか心配になるくらい」とのことでした。
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