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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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ブレスについて

息を吸うときに、「すぅうううっ!」と盛大な音と立てる人の多いこと!
その割には吸えていなかったりして……吹いていて苦しかったり、息が続かないと思うのは、演奏者にとって辛いことだと思います。

●その原因について。
ひとつは、姿勢にあります。次の要領でチェックしてみてください。

まず、フルートを立って吹いた場合で、自然な姿勢を説明いたします。

1)譜面台を目の前に置きます。その譜面台に対し、右ナナメ45度を向いて立ちます。
  (譜面台には左肩を向けたようになります)
2)顔だけ譜面台を見て、口元に楽器を持ってきます。
3)フルートが譜面台と並行になるように、右腕を前に出してフルートを押し出します。

これが立ち方です。左肘を見るような感じになっていると思います。
次に、注意点です。

A)両脇が、身体からある程度離れていること。
B)指の形が不自然でないこと。手をぶらぶらと振った直後の、その形をなるべくキープで。
C)肩が上がらないように、肘を張らないように。
D)右手首を曲げすぎないように。

マーチングなどではこの限りではありません(あたりまえかっ)。
それから、個人の体格、体調などで調整してください。


●ここまで出来た方は、次です。ここから呼吸のポイントです。

姿勢よくなりすぎないように。

「えっ?」ですよね。「えっ?」なんです。
フルートを置いて試してみてください。胸を張って息を吸うのと、若干猫背で吸うのと、どっちが楽に吸えるか。
特に女性は、ウエスト~腰にかけて、反り過ぎないように気をつけましょう。

かと言って、あまり猫背も見た目にカッコ悪いので、限度があります。鏡を見て、おかしくないくらいには調整してくださいね(^^;


●ではいよいよ、息の吸い方です。

おへそを下へ押し下げるように、身体の下のほうを意識して吸います。
むしろ、吸わずに飲み込みます。

もし、吸う時の音がどうしても盛大になってしまう方は、まず、「すうぅー」と高音にならず、「ごおぉー」と低音で吸えるよう、意識してみてはどうでしょうか。
慣れたら、喉の力を抜いて、静かに吸えるように意識を切り替えましょう。



とにかく、姿勢、吸い方、そして脱力、と演奏時の基本と同じです。
身体に力を入れすぎないこと。姿勢が良すぎると力が入りすぎます。
喉の力を抜くこと。息を吸い辛いし、音も硬くなってボリュームが出ません。


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