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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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市内高校の定期演奏会

またまた行ってきました。教え子の学校の演奏会です。


ここの学校の演奏はもう、さすが!のひとことですね。
まさに新潟県を代表するバンドであるに相応しい!
バンド全体の音量はあるんだけれども、ひとりひとりのニュートラルの音量はそんなに無い。むしろ、みんながきれいな音を出すことによってそれが相乗効果を生み、大きな音に聞こえるという仕組み。
だから、「P」でもしっかり客席に音が届く。余裕があるから「fff」も出すことが出来る。
理想的ですよね。

そうそう、先日見に行った中学校の演奏会の曲目と、2曲ほどかぶっててびっくりしました。『風林火山』はブラスバンドでも流行ってるんでしょうか。
ただ、残念なことに、この曲は先日の中学校の演奏のほうがよかった。
高校のほう……この曲は、指揮者の先生が違ったんですよね。指揮のプランが見えてこなかった。そして、メロディラインが見えにくい演奏になってしまっていました。フレーズの処理もちょっと残念。その割には音の層が薄くて、また残念……
それに対し中学校のほうの指揮の先生は、ポピュラーお得意だったのか、それともこの曲がとてもお好きだったのではと思いました。イメージが完成されていた感じです。

同じ団体でも指揮者によって音が変わるという、典型的な例でした。
最初の指揮の先生が舞台上に居るだけで、バンドに背中を向けていても演奏の質が向上していました。急に音が厚くなって。
振る人によって音が違うことは知っていたけど、居るだけで違うというのは初めて知りました。
いい勉強になったなぁ……


少し辛口に書きましたが、全体的に素晴らしい演奏だったことには間違いありません。マーチングをやっているバンドだけあって、腹筋(横隔膜?)がしっかり使えているし、奏法にも問題がありません。打楽器の迫力も相当で。質の高い演奏会でした。
ブラスバンドの子がよくやってしまっている、奇妙な拍の取り方をしていないんですよ。
(自然に身体を揺らして吹いているようなんですが、あの過剰な動きは演奏上ちょっとマイナスかも……音を押してしまうんですね)

特記すべきは、合唱も上手、というところでしょうか。
楽器を吹く人は、歌えないと上手に吹けないから。理論的に、巧いバンドの子なら歌も巧いはず。
合唱部の人ならもっと上手に歌えると思うのですが、そういう合唱テクニックが無いところにも心打たれました。素直な子供の声という感じです。気持ちもこもっているから、聞いているこちらの目頭が熱くなります。



今年チェックする演奏会はこれで以上かな?
仕事のスケジュール上、なかなか見に行けないのが残念です。
ちなみに昨夜は、夜のレッスンを休講にして行きました。皆様、休んでいただいてありがとうございました(^^;
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