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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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練習量とレッスン回数

楽器の上達には練習が欠かせません。それはみんなが分かっていることです。
でも、ひとつ決定的な誤解があります。
例えば、間違った指使いで、間違いに気付かないまま完璧に練習してしまったら。
良くないフォームで練習し続けたら。
それが身についてしまいます。

レッスンで正しい吹き方を習って、それを復習する。やってみたければ予習や、自分の好きな曲を吹く。
でも人間なので、完璧ということはなかなか無くて、どこか違ってくるもの。
次のレッスンで、先生に楽器をクイっと動かされて、「あれ?」と思ったら、いい音がする!
こんな経験、あるのではないでしょうか。

私の教室にも、いろんなタイプのかたが居ます。
この30年間で極端なお二人のお話をしましょうか。先に書いておきますが、悪い例ではありません。こんなタイプのかた、という例です。
もともとの音楽経験は同じくらい。スタート時の音色も同じくらい。

Aさん。
レッスン1回30分×月3回。
教室に来られるなり、「先週からバッグ開いてなかった!」ということ、割とアリ(笑)。
たまに「昨日あわてて」「今朝音を出してから来た」「先週帰ってすぐやってたけど、それっきり」。

Bさん。
レッスン1回30分×月2回。
毎日しっかり練習される方。練習時間も多め。
毎回のレッスンで、宿題もばっちり。

このお二人が5年後、どうなったかというと。Aさんのほうが良い音で、進度遅め。Bさんは本はどんどん進んだ(テクニックは付いた)けれど、音がイマイチ抜けきらない感じ。
音色の美しさとテクニックは、両方バランスよく付けたいものですよね。
Bさんは練習もしっかりとされていたのに、これ以上どうすれば良かったか? と思うでしょう。
答えは、<レッスン回数を増やす>です。
もともとが30分の月2回なら、極端な話、買い物ついでにウチに寄って10分×月4回でも良いので、矯正の時間をこまめに作るのがおススメ。
正しいフォーム、理想の音をレッスンで習っても、その他のひとりでの練習時間が多すぎるため、悪いものが固定されてクセになってしまったのです。
特に音色は、自分によく聴こえる音というのは、実は近鳴りしていて遠くまで響いていかないとか、単に耳障りのキンキンした音であったりとかで、分からないものです。

でも、練習は、したほうがいいに決まってます! ここ、ジレンマですね(笑)。

レッスンに通っている方であれば、初心者であればあるほど、レッスン回数と自主練習時間のバランスは大事だよ、というお話でした。
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| 徒然 | 09:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2022/05/19 17:29 | |

お返事遅くなりました!

コメントありがとうございます。お返事が遅くて申し訳ございません!
笛の活動、素晴らしいですね。
歌謡曲や甚句をお教えすることもできます。今年も生徒さんのひとりが、民謡流しで演奏されると思います。
笛は2万円でお釣りがくるくらいから購入可能です。
詳しくは、ブログ右上にお問い合わせフォームがありますので、そちらのほうからお問い合わせ頂けますでしょうか。
お手数お掛けしましてすみません(><)

| たかがき ちえ | 2022/06/03 18:24 | URL |















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