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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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民謡の練習

皆さん、民謡、お好きですか!?
「ハイ」という人は少ないのではと思います……特にフルート関係でこのブログに来てくださっているかた。無理ですよね~~。私もそうでした!

バッハがスタートで音楽の世界に足を踏み入れた私は、その後、既知のベートーヴェンやチャイコフスキーに入っていくわけですが、ガチガチのクラシックの人だから、篠笛を習い始めたとき、教材に短い簡単な民謡がよく出てきて、「ダサい……」と思っていました。だから「無理、わからない」と思っている人の気持ちはすごく分かります。
現代日本人は、多くのかたが民謡とは無縁に育ちます。
最近は学校音楽で「日本の歌や楽器を取り上げる」ことになっていますので、いまの30歳代後半~50歳代が最も日本の歌に縁遠いかもしれませんね。今の20歳代半ばの人は、吹奏楽でジャポニズムが流行ったから、カッコよさはご存じだと思います。

閑話休題。
(このままいくと限りなく違う話題に拡がっていってしまうので)

さて、民謡。私はやってるうちに面白さに目覚めました。
私が感じている面白さは、端的に言えば、「重み」と「感情」です。
それはさておき、民謡をかじってみる上で、知っておいたほうがよいことがあります。成立した背景です。

学校での例になりますが、「ソーラン節」というと「ソーラン!ソーラン!」というリズミカルなものを思い浮かべる生徒がほとんどです。では、その元になっている歌はどんなの? ってところです。
例えば ♪ヤサエーエンヤー、のところ、エンヤーで魚(ニシン)がたっぷり入った重い網をみんなで一斉に引き上げる。腹に力を入れたいですので、歌いかた(演奏のしかた)が変わりますよね。

「刈干切唄」はどうでしょうか。
なぜゆったりとしているのでしょうか。広々として長閑な感じは、人によっては東北民謡だと思うかもしれません(宮崎民謡です)。
一言で説明すると、鎌でカヤを刈っている唄、です。
鎌で刈るのに、あんなにゆっくりになるかな? 
実はあの地方の鎌、柄が長いんです。長い鎌をブン、、と振って刈る。ゆっくりになりますよね~~。

こう背景を知ることで、演奏がぐっと良くなるし、重みがリアルに感じられ、面白くなります。何より、知らない地域の話、昔の文化などを知れて、ちょっとした知識・雑学が増えたようで嬉しい。


そんなこんなで今は民謡も聴ける(演奏する)私が、いろいろ聴いていましたらですね、朝鮮半島の「清声曲(チョンソンゴク)」が日本の民謡みたいで面白かったです。フレーズのお尻にコブシを回す感じ。そしてタンソ(という楽器)が、低い音の篠笛に似て聴こえると思いました。縦の笛だけど尺八感は薄いかも。
気になるかたはリンク先を見てみてください。動画も置いてあります。

アジアの楽器図鑑

こうやって、ひとつ知るとひとつ他に繋がっていく。
このバックグラウンドが自身の音楽力に影響を及ぼすのは言うまでもないです。
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