手に障害がある子のためのリコーダー改良講習会
手や指に障害があっても楽しく音楽の授業に参加したい!!
そんな親子のためのたて笛改良相談の会が、8月25日(土)、長岡市の健康センターで開催されました。
主催は先天性四肢障害児父母の会 新潟支部。
実際に改造されたリコーダーを吹いてみるコーナーがあり、私はそこの講師としての参加でした。
このお話はタナカ楽器経由で頂いたんですが、正直なところ実際行って見るまで「???」でした。いままで中学校での授業や音楽教室で教えてきたことはあっても、改造笛の知識はゼロ。お店で見せて頂いたものの、あと数日で改造された笛の運指、全種はとても覚えられない。会での指導は「片手笛」ということでしたが、それに至っては見たことも無い。その場で運指の理解は出来ても、込み入った演奏は出来ないよー? というところでした。
皆さんは「片手笛」ご存知でしたか?
簡単に言えば、片手で吹けるよう、キーとレバーを取り付けたリコーダー、ということになります。詳しくは earlymusic-tokyo.com の、「ハンディキャップリコーダー」のページをご覧下さい。

はじめて見た感想は、
ピッコロやフルートのようでかっこいい!!
両手でこのリコーダーを一本ずつ持ち、ひとりで二重奏なんてことも可能ですよね。それともそんな不純な動機で注文してはいけないんでしょうか……(^^;
さて、この会で私が関われた親子はほんの数組ですが、笛を吹きながら時々「にやり」としていた男の子たちの表情が印象的でした。
中学校教員時代から、子供たちに対してつい「ウケ」を狙ってしまう私、まだ健在であったかと自分に驚いてみたり。
そして、ひとりひとり違う個性豊かな子供たちに、自由になる指を使うにはこの運指よりもこうしたほうが、とか、届かないところは歌口の角度をこうして、とか、一緒に考えていくのは、とても楽しいことでした。自分にあった構え方を見つけた時の、その子とお母さんの顔が印象的でした。
打ち合わせの時、中心になって運営していらっしゃる茨木さんが、「一緒に考えるということも大切」と言ってくださった意味をこのとき噛み締め理解し、力不足ではあるけれど引き受けて良かったと思いました。
会場に来ていらした、学校の先生方にとってもとても勉強になったのではないでしょうか。
私はたまたま中学校で養護学級の生徒も受け持ったことがあるのですが、やはりリコーダーは教えたり、一緒に演奏したりが難しいと思いました。
吹けばほぼ正しい音程が鳴る鍵盤ハーモニカと違い、息の強さでピッチの変わるリコーダーは、音感を養い、仲間とのアンサンブルへと発展させる可能性のある楽器として、音楽の授業では重宝されていますが、それも指がきちんと最低限8本が動いてこそ(一本は支え、一本は使わない指なので)。
バリアフリーが叫ばれる昨今、「8本以上動く」ところに前提を置くのも、ちょっと乱暴なのかな、と考えさせられました。
この会のあと、スタッフの方々とお弁当を頂きました。
会の中で演奏を披露してくださった方々、新潟県リコーダー研究会の方々とお話出来て、リコーダーのお話なども聞けて、とても楽しかったです。
更にその後、通常のレッスンがあったので職場をはしごでした。
翌日は朝から教室のアンサンブル練習。午後は子供たちのバレエのリハーサル。体力と精神力が限りなくゼロに近くなっていきます……(^^;
そんな親子のためのたて笛改良相談の会が、8月25日(土)、長岡市の健康センターで開催されました。
主催は先天性四肢障害児父母の会 新潟支部。
実際に改造されたリコーダーを吹いてみるコーナーがあり、私はそこの講師としての参加でした。
このお話はタナカ楽器経由で頂いたんですが、正直なところ実際行って見るまで「???」でした。いままで中学校での授業や音楽教室で教えてきたことはあっても、改造笛の知識はゼロ。お店で見せて頂いたものの、あと数日で改造された笛の運指、全種はとても覚えられない。会での指導は「片手笛」ということでしたが、それに至っては見たことも無い。その場で運指の理解は出来ても、込み入った演奏は出来ないよー? というところでした。
皆さんは「片手笛」ご存知でしたか?
簡単に言えば、片手で吹けるよう、キーとレバーを取り付けたリコーダー、ということになります。詳しくは earlymusic-tokyo.com の、「ハンディキャップリコーダー」のページをご覧下さい。

はじめて見た感想は、
ピッコロやフルートのようでかっこいい!!
両手でこのリコーダーを一本ずつ持ち、ひとりで二重奏なんてことも可能ですよね。それともそんな不純な動機で注文してはいけないんでしょうか……(^^;
さて、この会で私が関われた親子はほんの数組ですが、笛を吹きながら時々「にやり」としていた男の子たちの表情が印象的でした。
中学校教員時代から、子供たちに対してつい「ウケ」を狙ってしまう私、まだ健在であったかと自分に驚いてみたり。
そして、ひとりひとり違う個性豊かな子供たちに、自由になる指を使うにはこの運指よりもこうしたほうが、とか、届かないところは歌口の角度をこうして、とか、一緒に考えていくのは、とても楽しいことでした。自分にあった構え方を見つけた時の、その子とお母さんの顔が印象的でした。
打ち合わせの時、中心になって運営していらっしゃる茨木さんが、「一緒に考えるということも大切」と言ってくださった意味をこのとき噛み締め理解し、力不足ではあるけれど引き受けて良かったと思いました。
会場に来ていらした、学校の先生方にとってもとても勉強になったのではないでしょうか。
私はたまたま中学校で養護学級の生徒も受け持ったことがあるのですが、やはりリコーダーは教えたり、一緒に演奏したりが難しいと思いました。
吹けばほぼ正しい音程が鳴る鍵盤ハーモニカと違い、息の強さでピッチの変わるリコーダーは、音感を養い、仲間とのアンサンブルへと発展させる可能性のある楽器として、音楽の授業では重宝されていますが、それも指がきちんと最低限8本が動いてこそ(一本は支え、一本は使わない指なので)。
バリアフリーが叫ばれる昨今、「8本以上動く」ところに前提を置くのも、ちょっと乱暴なのかな、と考えさせられました。
この会のあと、スタッフの方々とお弁当を頂きました。
会の中で演奏を披露してくださった方々、新潟県リコーダー研究会の方々とお話出来て、リコーダーのお話なども聞けて、とても楽しかったです。
更にその後、通常のレッスンがあったので職場をはしごでした。
翌日は朝から教室のアンサンブル練習。午後は子供たちのバレエのリハーサル。体力と精神力が限りなくゼロに近くなっていきます……(^^;
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