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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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武満徹『AIR』

今年度のレッスンも、スタートしてはや2回目。気付けばもう4月も中旬。
何だか空き時間が少ないな~授業数多いな~……と思って数えてみたら、先月からの教室入会者が8名を超えていました。退会者はゼロです。ありがとうございます。

個人レッスンの場合は私が頑張るしか無いのですが、グループレッスンの場合は教室の雰囲気にも左右されることもあるようです。
講師が同じならどこも同じだろう、と思うことなかれ。クラスの雰囲気は、

全然違います。

どこも楽しいんですけどね(^^;


さて、今日は、欠席の方の空き時間を利用して、武満徹さんの『AIR』を練習しました。

エア (Fl,solo) / 武満 徹
Air / Toru TAKEMITSU (1930-1996)

武満 徹は、小泉浩氏、野口龍氏など日本のフルーティストとの交流のほか、オーレル・ニコレ氏に触発されて、フルート作品を世に送り出してきました。ニコレ氏のために書かれた、フルート・ソロのための 「ヴォイス (1971) 」 から、フルート、ヴィオラ、ハープのための 「そして、それが風であることを知った (1992) 」 へは、武満氏の音楽の変容がきかれます。

ニコレ氏の70歳の誕生日を記念して作曲されたフルート・ソロのための 「エア (1995) 」 は 遺作となってしまいましたが、武満氏の音楽の美しきページとして長く伝えられるにふさわしい名作です。

「始めも終わりもない、言わば永遠に続く音楽の一部を切り取ったもの」 と作曲者が語った主題が、全曲に、姿を変えて、6回現れます。

その意匠の凝らされた職人芸もさることながら、過去と現在、未来が交叉するような作品の奥行きがあり、ドビュッシーの 「パンの笛 (シュリンクス) 」 と双璧と言える20世紀のフルート作品ではないかと思います。


以上、三上明子先生の解説を引用しました。

武満さんの音楽は、現代音楽を聴かない方には馴染み無いかもしれませんが、ひとことで言えば「和テイスト満載」。
学生の頃、作曲科の友達が「武満はすごい、ノヴェンヴァーステップスで感動した」と言っていた時は全然ピンと来ませんでしたが、いまは現代音楽も嫌いではない私。
何となく10年ほど前に購入していた「AIR」を思い出して引っ張り出し、以前より簡単に譜読みできること、楽しめることに驚きました。

30歳半ばでも読譜力は伸びる!!(笑)

まだまだ頑張れるなぁ。

~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡
福島江桜まつりにて、しの笛を吹きます。
21日(土)11:40~12:00まで出ます♪
雨天中止、小雨決行だそうですが、楽器の心配があるので小雨でも具合によっては、出演取りやめますのでご了承ください。
~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡
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