楽譜の話
去年のクリスマスコンサートの練習の時に判明したこと。
さほどモーツァルト好きでもない私が、そこそこモーツァルトの楽譜を所有していたこと。
『フルートカルテット』はフルート+弦楽器のものと、フルート+ピアノのものを。『フルート協奏曲第一番』に至っては、フルート+ピアノ版(ばん)を、違う版(はん)で4冊持っていました。
なぜだ!
と今考えたんですが、別に楽譜マニアでも何でもなくて、先生に「この版」と言われたから買って、公開レッスンを聴講しに行って買って……と増えて行ったような気がします。
本当は比べないといけないんですが、そのうちそのうちと先延ばしにしてしまってます。
今重宝している理由は、師事している先生ごとに指定のものが差し出せて便利、ということだけでしょうか……どの先生がどの版、というのも半ば忘れてきた気がしますが…(;;)
音大経由する(した)人以外にはあまり馴染みが無いかもしれませんが、「版の違い」というのは「出版社が違う」ということです(そのまんま?)。
どこだって一緒な気もしますが、微妙に違うから大変です。
これが物語だったら、えらいことです。例えば川端康成の『雪国』の書き出しが、
A出版 「トンネルを抜けると……」
B出版 「関越を抜けると……」
と違っていれば、B出版の『雪国』は著作権侵害で裁判モノですね。
音楽の世界では、アレンジとまではいかないまでも演奏の際の装飾やアドリブが許されてきたので、微妙に違うものが出来てきたのです。最近の音楽はそんなことしちゃダメなものも多いでしょうが……。
なので、出版社が楽譜を出す際に校訂を依頼した演奏者のスタイルが、楽譜に現れているわけですね。
出版社の名前を冠した版は、
ヘンレ版、ペーター版、IMC(International Music Company)版
などがあります。
校訂者の名前を冠した版は、
パデレフスキ版、ブソーニ版
などがあります。
また、よく耳にする「原典版」とは、自筆譜や初版楽譜を忠実に再現したもの、さらに研究を積み重ねた成果をまとめたもの。
ヘンレ原典版、ウィーン原典版、ベーレンライター原典版
などがあります。
原典版に対し前述のものは「改訂版」と呼ばれています。
色々な楽譜を比べてみて、自分の好きなスタイルを探すのも面白いものですし、各社原典版を比べてみて、より作曲者の意図に近付くのもまた演奏者として嬉しいことです。
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さほどモーツァルト好きでもない私が、そこそこモーツァルトの楽譜を所有していたこと。
『フルートカルテット』はフルート+弦楽器のものと、フルート+ピアノのものを。『フルート協奏曲第一番』に至っては、フルート+ピアノ版(ばん)を、違う版(はん)で4冊持っていました。
なぜだ!
と今考えたんですが、別に楽譜マニアでも何でもなくて、先生に「この版」と言われたから買って、公開レッスンを聴講しに行って買って……と増えて行ったような気がします。
本当は比べないといけないんですが、そのうちそのうちと先延ばしにしてしまってます。
今重宝している理由は、師事している先生ごとに指定のものが差し出せて便利、ということだけでしょうか……どの先生がどの版、というのも半ば忘れてきた気がしますが…(;;)
音大経由する(した)人以外にはあまり馴染みが無いかもしれませんが、「版の違い」というのは「出版社が違う」ということです(そのまんま?)。
どこだって一緒な気もしますが、微妙に違うから大変です。
これが物語だったら、えらいことです。例えば川端康成の『雪国』の書き出しが、
A出版 「トンネルを抜けると……」
B出版 「関越を抜けると……」
と違っていれば、B出版の『雪国』は著作権侵害で裁判モノですね。
音楽の世界では、アレンジとまではいかないまでも演奏の際の装飾やアドリブが許されてきたので、微妙に違うものが出来てきたのです。最近の音楽はそんなことしちゃダメなものも多いでしょうが……。
なので、出版社が楽譜を出す際に校訂を依頼した演奏者のスタイルが、楽譜に現れているわけですね。
出版社の名前を冠した版は、
ヘンレ版、ペーター版、IMC(International Music Company)版
などがあります。
校訂者の名前を冠した版は、
パデレフスキ版、ブソーニ版
などがあります。
また、よく耳にする「原典版」とは、自筆譜や初版楽譜を忠実に再現したもの、さらに研究を積み重ねた成果をまとめたもの。
ヘンレ原典版、ウィーン原典版、ベーレンライター原典版
などがあります。
原典版に対し前述のものは「改訂版」と呼ばれています。
色々な楽譜を比べてみて、自分の好きなスタイルを探すのも面白いものですし、各社原典版を比べてみて、より作曲者の意図に近付くのもまた演奏者として嬉しいことです。
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| ♯レッスンのつぼ | 20:37 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑
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誤植やフルーティストのアレンジがそのまま残り、他の出版社から発行されてしまっているものも多数あります。
スラーの違い程度なら可愛いですが、音が違っていたり。
比較的初歩のフルーティストが演奏しやすいものでは、Carl Stamitzの「コンチェルトD:」など。
オーケストラともなると、楽器の指定が間違ったまま普及しているものもあります(!)。
| たかがき | 2010/05/15 17:49 | URL |