阪神・淡路大震災、20年目
1月17日です。
阪神・淡路大震災から、20年経ちました。
神戸新聞NEXT 特集「震災20年目」
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/20/
あっという間だと思ったり、凄く昔のことだと思ったり、立ち場によって様々だと思いますが……私はその後結婚して、出産して、何度か転勤と引越を繰り返し、中越地震と中越沖地震を経験したからか、遠い昔の出来事だったような気がしています。
我が家の被害がほとんど無かったからだと思います。
親戚や友人など、知り合いはガス無し生活数か月とか、家が全壊とか、いろいろありました。私はかつて神戸の学校へ通っていたのですが、その学校へ行くまでや周辺の風景が一変しているのを映像で見て、驚きました。電車が不通の箇所があり、夫は焼け野原を歩きました。
揺れの大きさを始め、かつてのクラスメートの住む町が燃えていたりと、もちろんショックでしたが。やっぱり、だんだんと薄れていきます。遠い日の出来事だと思ってしまいます。
震災を経験していても、大勢がこんな感じかもしれません。
そこで近頃は、このようなことがよく言われています。
震災20年 神戸からのメッセージ発信
-神戸の経験を集め、伝える-
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/information/kobeaction/
経験を伝える。
震災経験者へのメッセージと、未経験者へのメッセージと、2種類あるそうです。
前者は、もちろん大切なことです。経験した者にしか分からないことがたくさんあります。
後者の、未経験者に伝えること。これが大きな課題となってきています。記憶の無いほど小さな頃や、生まれる前に震災があったと言われても、実感しにくいからです。
近年の気象異常、地殻の活発化による大規模地震の頻発などに備え、学校などで防災教育が盛んになってきました。その中には、起こってしまった災害を語り継ぐことも入っています。
出来事を風化させないことについて、疑問を持たれる方も多いと思います。忘れたい人も多いでしょう。
でも、何かあったときにどう対処するか、普段から考えておくことは、生きるために必要です。何か起こるかもしれないのに危険な建物を建てたり、危険なところに修復無しで住んだりと、かつてその場所で起こった災害を知らないでいることは、非常に危険なことです。
これくらいだったら大丈夫。だから逃げない。
みんなが逃げないのに自分だけ逃げるのは、恥ずかしい。
そうやって、水に沈んでしまった街で孤立してしまった人、津波に飲み込まれた人、火災に巻き込まれた人は大勢いらっしゃるのです。知っている人は、知らない人へ、危険や対処法を伝えることが出来る。
風化させてはいけない、と言われて作文を書いたり、話を聞いたりすることも大事だけど。何故、風化させてはいけないのか? そういう根本的な問いからスタートしたら、自分に引き寄せて考えられますよね。
それから、日本では「一人だけ逃げた」「何ともないのに逃げた」という人を、とかく揶揄する習慣があります。これも直さないといけないと思います。自分の判断で行動する。それには防災教育が大事になってくるのです。
悪い言い方になるけど、年齢が上がるほど、良くない風習から逃れられない上、思い込みで動く。「今まで生きてきてそんなことは無かった」と言う。
そんな大人と一緒に居ると、子どもまで犠牲になります。学校で子どもに防災について知識を持ってもらい、大人になってからも、今度は自分の子どもや孫が守れるような人になってもらう。そうしてようやく、社会全体に防災意識が浸透するのです。先の長い話ではありますが。
特に意識してなかったんだけど、今朝は、震災の起こった5時46分頃に、何故か目が覚めてしまいましたので、書いてみました。
阪神・淡路大震災から、20年経ちました。
神戸新聞NEXT 特集「震災20年目」
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/20/
あっという間だと思ったり、凄く昔のことだと思ったり、立ち場によって様々だと思いますが……私はその後結婚して、出産して、何度か転勤と引越を繰り返し、中越地震と中越沖地震を経験したからか、遠い昔の出来事だったような気がしています。
我が家の被害がほとんど無かったからだと思います。
親戚や友人など、知り合いはガス無し生活数か月とか、家が全壊とか、いろいろありました。私はかつて神戸の学校へ通っていたのですが、その学校へ行くまでや周辺の風景が一変しているのを映像で見て、驚きました。電車が不通の箇所があり、夫は焼け野原を歩きました。
揺れの大きさを始め、かつてのクラスメートの住む町が燃えていたりと、もちろんショックでしたが。やっぱり、だんだんと薄れていきます。遠い日の出来事だと思ってしまいます。
震災を経験していても、大勢がこんな感じかもしれません。
そこで近頃は、このようなことがよく言われています。
震災20年 神戸からのメッセージ発信
-神戸の経験を集め、伝える-
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/information/kobeaction/
経験を伝える。
震災経験者へのメッセージと、未経験者へのメッセージと、2種類あるそうです。
前者は、もちろん大切なことです。経験した者にしか分からないことがたくさんあります。
後者の、未経験者に伝えること。これが大きな課題となってきています。記憶の無いほど小さな頃や、生まれる前に震災があったと言われても、実感しにくいからです。
近年の気象異常、地殻の活発化による大規模地震の頻発などに備え、学校などで防災教育が盛んになってきました。その中には、起こってしまった災害を語り継ぐことも入っています。
出来事を風化させないことについて、疑問を持たれる方も多いと思います。忘れたい人も多いでしょう。
でも、何かあったときにどう対処するか、普段から考えておくことは、生きるために必要です。何か起こるかもしれないのに危険な建物を建てたり、危険なところに修復無しで住んだりと、かつてその場所で起こった災害を知らないでいることは、非常に危険なことです。
これくらいだったら大丈夫。だから逃げない。
みんなが逃げないのに自分だけ逃げるのは、恥ずかしい。
そうやって、水に沈んでしまった街で孤立してしまった人、津波に飲み込まれた人、火災に巻き込まれた人は大勢いらっしゃるのです。知っている人は、知らない人へ、危険や対処法を伝えることが出来る。
風化させてはいけない、と言われて作文を書いたり、話を聞いたりすることも大事だけど。何故、風化させてはいけないのか? そういう根本的な問いからスタートしたら、自分に引き寄せて考えられますよね。
それから、日本では「一人だけ逃げた」「何ともないのに逃げた」という人を、とかく揶揄する習慣があります。これも直さないといけないと思います。自分の判断で行動する。それには防災教育が大事になってくるのです。
悪い言い方になるけど、年齢が上がるほど、良くない風習から逃れられない上、思い込みで動く。「今まで生きてきてそんなことは無かった」と言う。
そんな大人と一緒に居ると、子どもまで犠牲になります。学校で子どもに防災について知識を持ってもらい、大人になってからも、今度は自分の子どもや孫が守れるような人になってもらう。そうしてようやく、社会全体に防災意識が浸透するのです。先の長い話ではありますが。
特に意識してなかったんだけど、今朝は、震災の起こった5時46分頃に、何故か目が覚めてしまいましたので、書いてみました。
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