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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2021年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年04月

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「習う」考

そもそもの話、「習う」という言葉の意味自体を考えることは、あまりないのではないかと思います。
講師は「教える」ことにフォーカスしてしまいがち。
私の場合はまだ「習いに行っている」立場でもあるので、「習う」気持ちは失っていないつもり……技術を教わるというより、練習して行って確認みたいな感じだけど……これもあとで分類しよう。

さて、「習う」とは。

なら・う〔ならふ〕【習う/▽慣らう/×馴らう】 の解説

[動ワ五(ハ四)]

1 教わったことを繰り返し練習して身につける。けいこする。「夜ふけに一人でダンスのステップを―・う」
2 知識や技術などの教えを受ける。教わる。学ぶ。「父から将棋を―・う」「中学で―・った先生」
3 経験を積んで、なれる。習慣となる。
「心ざしはいたしけれど、さるいやしきわざも―・はざりければ」〈伊勢・四一〉
4 慣れ親しむ。
「かく久しく遊び聞こえて―・ひ奉れり」〈竹取〉


「倣う」という漢字もありますが、これはどうでしょうか。

なら・う〔ならふ〕【倣う/×傚う】 の解説

[動ワ五(ハ四)]《「習う」と同語源》

すでにあるやり方、例をまねて、そのとおりにする。手本としてまねをする。「前例に―・う」

以上、goo辞書より。

ほとんどの方がイメージし、実行している「習う」は、上の「習う」の1・2だと思います。教わって、練習する。

このコロナ禍でオンラインレッスンも盛んになり、私も開催しています。
主婦だったり、お仕事が多忙だったり、体調が不安だったり。皆さんそれぞれにご事情ある世の中ですから、「通う時間が要らない」「天候に左右されない」ことは大きなメリットです。コロナ終息後もオンラインレッスンは残るでしょう。

一方で、オンラインレッスンはしないという先生もおられます。
こういった先生が教えられているメインの生徒というのは、「教わって練習する」段階に無い人。
冒頭で私も習っている立場だと書きましたが、私はこちらのパターンの生徒に入ります。
もちろん、教わってはいるのですよ。ちょっとした指の使い方、考え方、知識、響かせ方など。
「それ、オンラインでも出来るでしょ?」
と、思いますよね。
でも、そうじゃないのです。

例えばフルートの場合は、とにかく技術が多く細かいため、マイクでなく生の響きを聴いてもらわないとどうにもなりません。
高性能マイクなら? と思うかもしれませんが。ところがそもそもの話、目の前で聴く音とホールで聴く音は全く違います。
目の前でAさんとBさんが音を出していて、この場ではAさんの音が大きいなと思っても、ホールでは圧倒的にBさんの音のほうが大きいということがあります。この響きの部分をレッスンしないといけないとなると、オンラインでは難しくなります。

篠笛の場合は、フルートほど技術がシビアでは無いのですが、圧倒的に対面レッスンが良い理由は、「空気はマイクに乗らない」一点のみ。
相手を含めた部屋の空気を作る、読んで間を計って次の音を出す。
ああ、武術で言うところの、「間合い」ですね。二重奏などもそう。
これはオンラインではできない。

このように、上級者に近付けば近付くほど、対面レッスンが有効になっていきます。さきほど辞書で引いた、「習う」の3に相当します。
不思議なことに中級くらいの方でも、オンラインと対面では、上達スピードが違います。結局のところ、楽器練習は「技術だけではない」ということでしょうか。凄いのは「プロ野球」だけど、心を打つのは「本気の高校野球」、みたいな感じ?



私の教室に来られている生徒さんとも、たまにこういう話になります。
カルチャー教室で習っていた時よりも、私の自宅教室に来ている今のほうが、「いろんな楽譜や楽器を見せていただけるから知識が増える」と言ってくださいます。
もちろんカルチャー教室でも教える内容の幅は広げたいから、可能な限り持参できるものは用意しますが、話が脱線した時に「あ、そういえば」と言って実物を取り出すことはできません。
また別の生徒さんは、「いろんなお話を聴かせていただいて、それがトータルで上達に結びついてる気がする」と言ってくださいました。

日本には、付き人、という古い制度があります。外野から見れば「雑用係」のようでかわいそうに見えるのですが、学ぶ人は学ぶのだと、今は大物になっている某落語家さんが仰っていました。お稽古の時とは別に、家の外を歩くとき、食事のときなど、場面場面で師の考えと出会います。そういえば、という話もあります。これが全部自分の芸になるのだと。

一般人の私達が師匠のお世話をすることはさすがに無いけれど(笑)、場面が変わると、普通の人は聴いていないであろう話も聴けます。これが上達に関わるのだから面白いなと思います。
古い生徒さんが、「せっせとレッスン室のドアを開けに来ます」と仰っていました。お茶の先生からの教えだそうです。お茶室の扉を開けることで、その日のレッスンの7割8割は終わっているのだと。だから、進歩が遅いのに練習をあまりしない私は、そこで欠席するのでなく、ドアを開けにきます、と。目からウロコでしたね。
問題は、こういったことに気付いたり、凄いなと感じるのが、大人になってから、ってことですよね。学生のうちにこれが実感として分かっていれば、学校の勉強でも何でも、もっと身についていたなと思うのです。ま、ま、大人の楽しみってことにしときましょうか(笑)。
となると、このコロナ禍下であれば、師匠と全く会えない間は、電話なりオンラインレッスンなりで繋がっておくことも、上達のカンフル剤になるかもしれませんね。辞書の引用で言えば4の「慣れ親しむ」がこれに当たるのでしょうか。

一応繰り返して書いておきますが、この記事は、オンラインレッスンがダメという話ではありませんよ。かなり上級になると効果が疑問符であるというだけで、それまでは、何かしら学べるところはあります。
むしろ、レッスン中に、「演奏しているときだけ気合いを入れて、皆で話しているときは聞いていない」というのは勿体ないかもしれませんよ、というお話です(そうだっけ?)。

| 徒然 | 08:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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年度末

筝(日本のこと)と洋琴(西洋のこと)のコラボレーション!
怪しいですね~~。



編曲をしていました。右手で箏、左でピアノを弾きながら。
箏の調弦もいろいろ試しました。最後はイラっとして、平均律にしてやりました!
和音がどうしても溶け合わない·····次はチェンバロの調律を参考にいろいろ試してみようと思います。

煮詰まるとフルートにチェンジ。




時間になったので、某所で送別会に参加。豪華お弁当♪



写真はクリックで大きくなります。海苔巻きが、見た目すごくミチミチで、違和感ありませんか? 
食べてみたら、酢飯が餅米?!新潟に、こういう文化があるのでしょうか?💦 知らなかったなぁ·····
食べてると、はまってきました。

こちらはお魚も入った立派なお吸い物。

 


送別会が少し延びたので、終了後に慌ただしく小学校へ。
捺印大会でした。来年度もお世話になります。

今年度受け持った3校、そのまま継続で勤務することとなりました。
これまで、メインの中学校にプラスして別の中学校へ行くことはあっても、閉校やクラス増設で非常勤が必要なくなったりなど、3年間も複数の勤務校が固定されることはありませんでした。
一昨年から、メインの中学校にプラスされるのが小学校2校に化けまして(!)。小学校は閉校にならないし、私がお役御免になるとすれば、高学年に音楽の得意な先生ばかり集まった場合くらいだし、、、多分このまま、小学校にずっと片足突っ込んだ感じで行くんだろうなぁ、と漠然と予想しています。

中学校勤務は片道1時間の市外に赴くこともザラにありますが、小学校は市内だから、その点はありがたいのですよ! 小学生さんかわいいし。

年度末、周りが異動であわただしいので、なんとなく自分も、今後のことなど考えてしまいますね。
コロナのこともあって、学校再開からこっち、心身ともに非常に忙しくて。
とりあえず、学校関係の用事が全て終わったから、今日からは音楽家マインドを取り戻す生活です。

| 徒然 | 18:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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闇雲な練習は時間のムダ!

特に大人は、闇雲に練習することは「時間の無駄」になりがちです。
運動分野で、ただ腹筋をする、スクワットをする、ということは現在あまり評価されていません。楽器の練習も身体を使うので、同じことです。
「無駄こそ趣味の醍醐味」だけれども、「苦しむのが特に好き」ということでなければ、同じ時間を使うなら前進していくほうがいいと私は思います。知らないことはまだまだあって、人生には限りがある。知らないことをひとつでも多く知れば、楽しみがさらに深まると分かっているのに。
あ、闇雲な練習が必要なこともあります。そういった例外は今回は置いておきます。大人のかたに有効な練習、としておきます。


そもそも「闇雲な練習」とはどういう練習でしょうか。

【1】運指が難しいところを何度もさらう
【2】苦手な音(最高音域や最低音域)をひたすら鳴らす
【3】きれいに聴こえないから、きれいに聴こえるように何度もやり直す

多くの人はこれらのことを「練習している」と言うけれども、全部「時間が勿体ない練習=闇雲な練習」です。

下の Read More(続きを読む) に、解説を載せました。興味あるかたはお読みください。




私が「時間の無駄」と厳しいことをいうのには、理由があります。私自身、練習時間が取れないからです。
レッスンでも、薬剤師さん、看護師さん、専門家さんなど、時間が取れない方をたくさん教えてきました。
「練習時間が少ないと、進度が遅くて、好きな曲になかなかたどり着けない」というのは間違っています。
1日トータル1時間練習するなら、いちどに1時間でなく、30分を2回にするのも上達が早いです。試してみてください。

なお。
練習しなくてもよい、ということではありません(笑)。
練習して、演奏できるようになるという過程こそ、楽しいのです。
そして、なんだかんだ言って、練習は裏切りません。
やってるうちに間違ったフォームや吹き方が身体にしみついてしまうことがあるだけです。身体にしみついた悪い癖は取りにくいのですよね~……(><)
また、やらないと身に付かないこともあります。唇まわりの筋肉です。
筋トレを考えたら分かりますよね。
やったほうがいいこと、しないほうがいいこと、考えるのも楽しみのうち。これなら音を出せない夜中でも、演奏に関わることができますね。

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| ♯レッスンのつぼ | 16:43 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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小学校勤務ラスト

先日、小学校でラストの授業をしてきたところですが、今日はまた別の小学校の授業がラストでした。

5年生では、ここ数時間は、今年覚えた歌をおさらいしていました。今日は5月の緊急事態明けに歌った2曲を歌って、ラストとしました。声も発音も、ずっと良くなって、成長を感じました。授業後半は、合奏「アフリカン・シンフォニー」。毎時間少しずつ進み、すごくすんなりと合奏できるようになり、クラスの力と集中力を感じました。曲が進むにつれ、打楽器隊に熱が入ってきたため、すごく盛り上がって終わることができました!
来年度も一緒に過ごせるかなぁ。どうかなぁ。

6年生は、卒業式に向けての学年音楽授業でした。
教えたところは後退しない。毎週、確実に上達してきていました。
体育館に近付くと、既に自主練習をはじめたのか、歌声が聞こえる……先週と声が違う!

歌は、いや、歌に限らず演奏は、上手下手よりも、まず気持ちが表れます。
6年生さんなりに、卒業式で歌うことについて考え、何か自分たちの中でドラマがあったのでしょう。そんなすごい変容を、今日は遂げていました。
いくら音程が取れてリズムが合っていても、気持ちが入っていない歌には力がない。
とは言え、気持ちだけあっても歌には乗せられない。
私はその気持ちを歌に込められる方法を少しずつ注いできています。だから、皆の気持ちが変わったら、歌声も変わります。一人でも多くの人が真剣になれば、その分だけすごい歌になります。
(って、普段の授業で歌うときも言ってきたと思うけど~~)
卒業式が楽しみです。

練習のあと、2年間授業を受け持っていた2組さんから、ご挨拶とプレゼントをいただきました…!



小学校ではじめて通常授業をした昨年。そこから2年。
このクラスは、小学校ではじめて2年(規則上Max)受け持ったクラス。
先日の別の小学校でもウルっとしたけど、こっちはかなりウルっと来ました。やばかった。

メッセージとティッシュケース。白いハートのアクセサリーが効いています。
明日から使おう。

ん?



この「ひ」は何でしょうか……ブランドロゴでしょうか……!?
かわいいから、このまま使いま~す。みんなありがとう!

練習後、男の子が、「先生、卒業式、来る?」と。
「来るよー」
「やったー」
おお、あなたたち喜んでくれるのか。嫌がられてると思ってた(笑)。
卒業証書を受け取る姿、見たいもん。

次に声を掛けてくれた男の子。
キミ、授業中よく怒られたよね。
でも、音楽授業のある日は、よく、友達と一緒に音楽室に遊びに来てくれてたよね。
…と思う暇もなく、しゃべっていたらあっという間に職員室に着いてしまいました。
「卒業式の学生服姿※、楽しみにしてるね!」
と言うと、
「おうー!」
と手を挙げて応えてくれました。立派になったなあ。
卒業式は、この「ぐっちゃぐっちゃと絡んでくる元気な男の子たち」を見て、その向こうの「優秀でちょっと大人なかわいい女の子たち」を見たら、成長した制服姿に、泣けること間違いなし。
「ハンカチ3枚用意」を肝に銘じておきます。

※うちの市の公立小学校は、卒業式に、4月から入学する中学校の制服を着ます。


充実した思いで帰宅すると、裏庭にフキノトウが出ていました。



玄関先ではスイセンが蕾に。



春ですねえ。
今年は久々に送り出す人数が多く、久々に「春は別れの季節」という言葉を思い出しました。
でそうじゃなくて、「春は旅立ちの季節」なんですよね。
「大きく羽ばたいてください」というのは定型句のように使われていますが、まさにこの「大きく羽ばたいてください」という言葉こそ、今の私の気持ちに一番ピッタリです。

| 徒然 | 22:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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まず一校。

今年度の学校勤務も終盤です。今週は一校ラスト授業でした。

私「最後の挨拶、ビシッと決めよう」
日直「きをつけー」
少年1・2『ちょっと待ったぁー!』
私「え? なに? 私、愛の告白されてしまうん?」

違いました。
メッセージ集授与式でした。



えっ、凄いねんけど。
いままで寄せ書きは貰ったりしたけど、冊子って!
驚いて教室を見渡すと、みんなお目目キラキラ✨してる。
えええーーー。
めっちゃ驚いた。ちょっとウルっと来た。
月6回しか会わなかったし、今年はコロナで5月スタートだったし、音楽会無かったし。
にもかかわらず、「授業、今日でラストです」というと、「えええ~~! もっと!」と言ってくれる5年生さんたち。
ありがとう。

私「今晩、酒飲みながら読んで、泣くわ」
少年3「酒こぼして汚さないでくださいよ!」

(なぜ5年生の教室で酒の話をしているのだと。さすが私だと。)

あとで担任の先生が教えてくださったのですが、このメッセージを渡す練習もしてくれていたとのことです。
本当にいい学級。ふたクラスあったけど、どっちもカラーは違うけど、それぞれいい。
メッセージ書いてくれたみんな、ご配慮くださった先生方。ありがとうございました。


私がもう30年以上ずっと思ってることは、私は音楽を教えるけど、生徒から人生を教わってる、ということです。
フルートや篠笛、リコーダー、オカリナなどを教えてきた中で、日々感じ、確信していることです。
それは学校勤務でも例外ではなく。
私は授業をして、時に厳しいことも言うし、もしかしたら他の先生方より細かいことも言うかもしれないけど、逆に、児童・生徒たちから学ぶこともたくさんあります。


約束通り、夜に読みました。お酒抜きで、正座して読みました^^
とにかく、大ボリューム! 1学年分のメッセージ!



| 徒然 | 18:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小学校でのコンサート

3月になりました。年度末です。
カルチャーセンターや学校で勤務していると、年末より年度末のほうが忙しく、考えることも多いです。ですが、締めくくりでもあるので、思考はクリアです。卒業生をさわやかに送り出したいし。

そういう思いで振り返ったとき、これは外せないのに書いてない! という出来事を見つけたのでupしておきます。昨年クリスマス、小学校でコンサートをしてきたお話です。
ピアノは秋以来お世話になっている、ピアニストの吉川理香子先生。
長女が幼稚園のときの同級生のお母さまでもあります。

今回お付き合いいただいたのは、秋とはまた別の小学校でのクリスマスコンサートでした。こちらの校長先生が、かつて私たちの子どもが小学校の時の音楽の先生で、先生と吉川さんをお引き合わせしたい! 先生もお会いしたいと仰っているし、学校では音楽関連行事がコロナでなくなってしまっていたし、等々いろいろ重なり、計画させていただきました。



演奏後に、お着換えを済ませてしまってから、「せっかくなので記念写真を!」と気付く私たち。しかも私はヘロヘロ(笑)。

演奏前の楽屋は、こんな感じでした。素敵な和室! で、出番前におさらい。



コンサート鑑賞は、密を避けるため、1~3年生と4~6年生に分かれて、2回公演で行いました。
こちらはフルート。


ピッコロ。


リコーダー。


他に、オカリナ、鍵盤ハーモニカなど、いろんな楽器のいろんな演奏を聴いていただきました。
本当は歌ったり、手拍子したりして貰いたかったのだけど、やはりこの御時世ということで、静かに鑑賞してくださいね、手拍子したくなったり歌いたくなったら小さくしましょうね、というお約束をしました。とてもいい子さんたちなので、みんなお約束を守り、立ち上がったり私語をしたりする子たちもなく、それぞれ静かにコンサートを楽しんでくれていました。

そうしたら!
低学年さんの回のクライマックスで、みんなが口ずさみはじめ、まさかの小声全員合唱!! 
秋に音楽会もできず、音楽授業でもなかなか歌えず。歌うことも忘れてしまうくらいの毎日なのに、自然に歌が口を突いて出てきたのか……演奏しながら見ていて、じわっと感動が胸に拡がりました!
あとで聞いてみると、先生方もそんなことを仰っていました。
感動的な光景でした……。

私、自分が音楽を仕事にしているため、普段はこんなことは絶対に言わないのですが。
音楽って、凄い。
この時ばかりは本当にそう思いました。
こんな気持ちを引き出すことができるなら、演奏家を続けていこうと思いました。



さて、そんな年末を過ごし、冬休みを終えたある日。6年生さんから、全校生徒を代表して、お手紙の冊子をいただきました。
嬉しくて、ピアニストさんのところへ早速持って行きました!



 
 

 

感想をもらったことも嬉しいけど、市の親善音楽会にも一緒に行った学年であり、そのうちの半分は1年間音楽の授業を受け持った子たちなので。文章量が増えて、成長しているのを見て、嬉しかった。読んでいて顔が浮かんできて、「あ~、もうすぐ卒業だな~」と思いました。

残念ながら卒業式当日は、いま授業を受け持っている別の学校の6年生さんたちが卒業するので、そちらへ行くことにしています。
いい卒業式になるよう、今年1年間一緒に音楽授業をしてきた5年生の歌声をしっかり鍛えて、私の気持ちも持たせて送りこもうと思います。

| ♪楽器・演奏・教室 | 18:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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先月の篠笛体験講座後。

篠笛(プラスチック管)を干しました(^^)



先月は体験講座が続いたのですが、忙しかったので塩素消毒だけして放置していました。
塩素と言っても漂白されてしまうようなきついものではなく、プールにも入っている穏やかな種類のものです。

体験講座でお貸しした笛は、使用後、この塩素液に浸けます。
取り出して、水気を切って、アルコールスプレー。これは台所用の、口に入ってもOKなもの。
仕上げに日光消毒を少し。
日光に当てると、塩素やアルコールのにおいが飛びます。
ただし、これはプラスチックですので、長時間当てるのは劣化の元。
とは言え、干し終わりまで家にずっといることも少ないので、放置していることが多いです。時間経過で太陽の位置が変わり、勝手に日光消毒時間が終わっていると思われます(笑)。

新型コロナ(SARS-CoV-2)が流行しているから大変。

……とお思いでしょうが、コロナ以前からやっています。
やはり、お貸しするものなので、皆さんが心穏やかに使えるようにと思っています。


さて、先月の篠笛講座のうち、ひとつは中学校さんでした。
中学校では三年間のうちに和楽器実習をすることになっています。それで毎年どこかの学校へ、出張授業として、篠笛を40管持ってお邪魔しています。
1時間の授業で、簡単な曲を1曲吹くことができます。
2時間あれば、模範演奏も「流行りの速いもの」「日本ならではのもの」と2種類できるのでおススメで、こちらのコースを選んでくださることが100パーセントです。


今年は行ったことのない場所でしたので、ドキドキ。
旧知の校長先生からお問い合わせいただき、日程は私が無理を言って、何とか実現しました。



冬季通行止めが、こんなに!
でも、晴れるときれい。道も除雪が完璧で、快適。



雪壁が美しいです。



山道も大好き。
写真を撮るときは、後続車が居ないことを確認して停止して……なので、「ここ!」と思ったところでなかなか撮れないのが残念でした。

授業風景写真はありませんが、代わりに私の写真をどうぞ(笑)。
せっかく雪深いところへ来たので、記念に撮ってもらいました♪




全授業を終えての帰り道。なぜか車のナビが、毎回違うところを案内してくるので……ラストの日は、いつも行っている学校の通勤路に出ました。夕方に通ったことないので、珍しくて撮ってみました。





さてさて……
消毒関係はコロナ関係なく行っているけれど、いまのご時世に笛のレッスンが可能か? ということで、今回はかなり気を遣いました。
幸い、ほとんど感染者の出ない地域同士の行き来だったから、開催できたようなものです。それでも、距離を取り、窓を開け、手指を消毒し、ボードを設置し、などなど、学校さんにもご協力いただきました。
私のほうの試みのひとつが、「飛沫ガードの作成」です。
安価に、簡単に作れますので、ご活用いただきたく、動画にしました。宜しければご覧ください!

| 学校/先生支援 | 21:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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