練習するということ(辛口)
前回は「習う」ということについて書きましたので、今回は「練習する」ということについて。
弊ブログをご覧になっているということで、音楽というジャンルについて書きます。
他の習い事もされている方は、きっと、他にもつながることだと思われるかもしれません。
辛口とカッコ書きした通り、今日は辛口で行きます。
優しいのが好きな人は読まないでください(笑)。
「練習が好きか?」とはあえて訊きませんよ。「辛口」だから(笑)。
コンクールや演奏会、発表会などで成果が上がっているときは、苦しい練習でも楽しいものです。逆に「失敗した」ということが続いたり、思うような成果が出ていないときは、練習も苦痛です。
練習しなきゃ。うまくいかない。練習しなきゃ……。
こういうのは辛いです。
でも。ハッキリ言いますよ。
嫌なら練習しなければいいんです。趣味なんだから。
誰もあなたに練習を強要していたりはしません。
実は、自分ですら、自分に練習を強要していたりしません。
他の人に「練習が辛い、時間がない、やらなければ……」と言ってしまうのは、「自分は頑張っている」「演奏の機会に恵まれている」アピールに過ぎず、「うまくなりたい」という気持ちでは無いことに気付いてください。
気持ちが音楽に向かってないのです。
私の友人を例に挙げます。
仕事もバリバリ第一線、家庭も円満にグルグル回してる(そんな表現ないけど!)。
趣味の楽器演奏は、その隙間時間にしています。
朝イチに子どものお弁当作りからスタートして、出勤して、帰宅して、掃除洗濯料理など家事をして、夜中にお菓子作って……休日にはプチ旅行などして……どこにそんな隙間時間がありますか?
だけどその方、何にでも手を抜かないので、もちろん、趣味の楽器演奏にも手を抜きません。
練習は全くできてないけど、ちょっとした演奏会で披露することもあるようです。
似たような感じの別の方は夜な夜なセッションに出掛けてたな……(笑)
でもそういう方たちが言うことって、「練習しなくちゃ!でも時間が無い!」じゃないんですよ。「私こんなに忙しい」アピールでもない。
ひたすら、「吹きたい~~吹きたい~~~吹けるのが幸せ!」と言ってる(気がする)。
やらなきゃ! という気持ちは誰も皆同じなのだけど、「上手になりたい、練習したい!」という人たちと、「忙しい、うまくできない、練習しなきゃ本番が……」という苦労アピールがメインになってしまっている人たちとでは、、、、、、
プロ目線で見てると前者のほうが上達が速いのは、何故でしょうかね(笑)。
まぁ目的が違うからそうなっちゃいますよね。当然です。とまで言いますよ。今日は辛口なので。
目的があって練習しなければならない、というなら、やればいい。
その目的が見えてない人が、多すぎる。
目的が見えないのにやらないといけないケースって、「習っている先生が怖い」「音楽大学に入ってしまった」……これくらいでしょう。これは修行するために自分で選んだ道なので、やるしかないですよ。ダイエットするために目の前のお菓子を全部捨てるようなもので、強制力を使って上達しようとしているのですから、尊いことです。
ここまで書くと、「でも、ひとの前で演奏するのに、下手だと……お金を頂くので、へんなことができない」という反論があると思います。
しかし、それでごはんを食べているのではない以上、下手と思われるのはあなたの勝手。お金を頂いたのにヤバいことをするのもあなたの勝手。
そう、その練習は、あなたのメンツを守るためのものになってしまってるんですよ。
音楽が上手に奏でられるようになりたい、というのを、忘れていませんか?
めっちゃいい演奏を聴きたいというクライアントは、すごいプロを呼びます。
でも、プロでないあなたを呼んでくれた、あなたの演奏している場に聴きに来てくれた。
そこに価値があるんじゃないですか?
自分の精一杯の演奏を、すればいいじゃないですか。
「忙しくて練習できない」の心のウラには、「失敗したときの言い訳」が潜んでいます。
プロと同じように「ひと前でへんな演奏はできない」と一丁前の口を叩く割に、アマチュアだと言って逃げ道を作る。どっちですか? 普段はプロ気取りで、失敗したときのためにアマチュアだと言って逃げる。それは音楽に対して失礼ではないですか。
プロなら失敗したときの言い訳は有り得ません、指の骨を折っていようが肩を脱臼しようが依頼はこなす。
アマチュアだからいい加減でいいというわけではないのです。人の前に出るからにはプロもアマもない! と本当に思っている人はですね、前述した「忙しいアピール、できないアピール」はしないのです。
ただひとこと。「やる」。
もうちょっと強い人は、「やらなければいけない、やれることはやる」。
あなたはどうなの? と思う人も居るかもしれないので、一応書いておきますが(笑)。
私、練習が嫌いとか好きとか、考えていません。
プロになってしまうと、食事と同じなのです。「時間が無いけど、今食べておかないと後で困る」「時間が無いから今食べない」。
出来なかったらその分、あとから取り戻せるので。2週間ろくに練習できてなくても、3週間目がコンサートなら、ラスト1週間で何とかなる。そこはスキルですよね。
合奏1回で翌日演奏会、ということもけっこうあります。そういう時の演奏は、かえって気合いが入っていて良かったりする。
それでコケることも、もちろんあります!!
盛大に謝って、盛大に反省します!! 生き方を全否定されたような気持ちになりますが、それが仕事なので。
「字が汚い」「書類の文章がヘタクソ」というような、そんな根本的なところを晒してしまうのと同じ。だから練習を嫌とか好きとか言ってる場合じゃないのです。
ということで。
練習は、とにかく、やれ! 嫌なら、やめていいんですよ?
この一言に尽きます。
ドSか(笑)。
弊ブログをご覧になっているということで、音楽というジャンルについて書きます。
他の習い事もされている方は、きっと、他にもつながることだと思われるかもしれません。
辛口とカッコ書きした通り、今日は辛口で行きます。
優しいのが好きな人は読まないでください(笑)。
「練習が好きか?」とはあえて訊きませんよ。「辛口」だから(笑)。
コンクールや演奏会、発表会などで成果が上がっているときは、苦しい練習でも楽しいものです。逆に「失敗した」ということが続いたり、思うような成果が出ていないときは、練習も苦痛です。
練習しなきゃ。うまくいかない。練習しなきゃ……。
こういうのは辛いです。
でも。ハッキリ言いますよ。
嫌なら練習しなければいいんです。趣味なんだから。
誰もあなたに練習を強要していたりはしません。
実は、自分ですら、自分に練習を強要していたりしません。
他の人に「練習が辛い、時間がない、やらなければ……」と言ってしまうのは、「自分は頑張っている」「演奏の機会に恵まれている」アピールに過ぎず、「うまくなりたい」という気持ちでは無いことに気付いてください。
気持ちが音楽に向かってないのです。
私の友人を例に挙げます。
仕事もバリバリ第一線、家庭も円満にグルグル回してる(そんな表現ないけど!)。
趣味の楽器演奏は、その隙間時間にしています。
朝イチに子どものお弁当作りからスタートして、出勤して、帰宅して、掃除洗濯料理など家事をして、夜中にお菓子作って……休日にはプチ旅行などして……どこにそんな隙間時間がありますか?
だけどその方、何にでも手を抜かないので、もちろん、趣味の楽器演奏にも手を抜きません。
練習は全くできてないけど、ちょっとした演奏会で披露することもあるようです。
似たような感じの別の方は夜な夜なセッションに出掛けてたな……(笑)
でもそういう方たちが言うことって、「練習しなくちゃ!でも時間が無い!」じゃないんですよ。「私こんなに忙しい」アピールでもない。
ひたすら、「吹きたい~~吹きたい~~~吹けるのが幸せ!」と言ってる(気がする)。
やらなきゃ! という気持ちは誰も皆同じなのだけど、「上手になりたい、練習したい!」という人たちと、「忙しい、うまくできない、練習しなきゃ本番が……」という苦労アピールがメインになってしまっている人たちとでは、、、、、、
プロ目線で見てると前者のほうが上達が速いのは、何故でしょうかね(笑)。
まぁ目的が違うからそうなっちゃいますよね。当然です。とまで言いますよ。今日は辛口なので。
目的があって練習しなければならない、というなら、やればいい。
その目的が見えてない人が、多すぎる。
目的が見えないのにやらないといけないケースって、「習っている先生が怖い」「音楽大学に入ってしまった」……これくらいでしょう。これは修行するために自分で選んだ道なので、やるしかないですよ。ダイエットするために目の前のお菓子を全部捨てるようなもので、強制力を使って上達しようとしているのですから、尊いことです。
ここまで書くと、「でも、ひとの前で演奏するのに、下手だと……お金を頂くので、へんなことができない」という反論があると思います。
しかし、それでごはんを食べているのではない以上、下手と思われるのはあなたの勝手。お金を頂いたのにヤバいことをするのもあなたの勝手。
そう、その練習は、あなたのメンツを守るためのものになってしまってるんですよ。
音楽が上手に奏でられるようになりたい、というのを、忘れていませんか?
めっちゃいい演奏を聴きたいというクライアントは、すごいプロを呼びます。
でも、プロでないあなたを呼んでくれた、あなたの演奏している場に聴きに来てくれた。
そこに価値があるんじゃないですか?
自分の精一杯の演奏を、すればいいじゃないですか。
「忙しくて練習できない」の心のウラには、「失敗したときの言い訳」が潜んでいます。
プロと同じように「ひと前でへんな演奏はできない」と一丁前の口を叩く割に、アマチュアだと言って逃げ道を作る。どっちですか? 普段はプロ気取りで、失敗したときのためにアマチュアだと言って逃げる。それは音楽に対して失礼ではないですか。
プロなら失敗したときの言い訳は有り得ません、指の骨を折っていようが肩を脱臼しようが依頼はこなす。
アマチュアだからいい加減でいいというわけではないのです。人の前に出るからにはプロもアマもない! と本当に思っている人はですね、前述した「忙しいアピール、できないアピール」はしないのです。
ただひとこと。「やる」。
もうちょっと強い人は、「やらなければいけない、やれることはやる」。
あなたはどうなの? と思う人も居るかもしれないので、一応書いておきますが(笑)。
私、練習が嫌いとか好きとか、考えていません。
プロになってしまうと、食事と同じなのです。「時間が無いけど、今食べておかないと後で困る」「時間が無いから今食べない」。
出来なかったらその分、あとから取り戻せるので。2週間ろくに練習できてなくても、3週間目がコンサートなら、ラスト1週間で何とかなる。そこはスキルですよね。
合奏1回で翌日演奏会、ということもけっこうあります。そういう時の演奏は、かえって気合いが入っていて良かったりする。
それでコケることも、もちろんあります!!
盛大に謝って、盛大に反省します!! 生き方を全否定されたような気持ちになりますが、それが仕事なので。
「字が汚い」「書類の文章がヘタクソ」というような、そんな根本的なところを晒してしまうのと同じ。だから練習を嫌とか好きとか言ってる場合じゃないのです。
ということで。
練習は、とにかく、やれ! 嫌なら、やめていいんですよ?
この一言に尽きます。
ドSか(笑)。
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