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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2016年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年06月

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蘭情さんと初めて会うの巻。

横浜での発表会の翌日。午前中に、岸田晃司くんに迎えに来てもらって、蘭情さんの工房へと向かいました。
道中、すごく順調に進んで、昼前には工房の近くに到着。お昼にかかると申し訳ないので、1時間以上をファミレスで潰す。何を話したのかは覚えていない……あ、生活上の怖い話ならしたかな。男一人ならどうでも大丈夫なのですが、奥さんや子どもを持つとなると、そうはいかないし、心配も出てきます。普段は気にも留めないようなところに、盲点があるものです。
……笛吹き2人で話すのがそれか。親戚か(笑)

さて、午後一番に工房へ到着。
蘭情さんと奥様も仰っていたけど、10年ほどヘビーにお世話になっているのに、初めてお会いしたのです。改めまして、はじめまして、でした。
それにしても、話している間も作業場に座って手を休めない蘭情さん……さすがでした。

生徒さんから頼まれている笛を物色……


あとで追加で作って頂いて、それと一緒に送っていただくことに。
「テープ巻いて、名前書いといてください~」と、メンディングテープとペンを渡された(笑)。

えっ、ここ? ここらへん巻いたらいいの?(汗)

手持ちで持って帰って、と言われた自分用の笛は、「そこに袋がありますから~」ということで、これに入れて。
これは、いつものアノ袋……!

市販品だそうです。もともと何に使う袋かは謎だそうです。
ジャストフィットなので笛用の特注だと思っていました(^^;
良い感じの四笨古典などをお持ち帰りさせて頂きました。大事に吹きます。


この日は台風のような強風で、帰り道が混み混み。風でアクアライン封鎖とのこと。
笛吹きなので(?)車が停まると笛を吹く。
蘭情さんちの帰り道なのに、お互いの朗童管の自慢大会でした……(^^;

でも、これはいいよ。運転席だから。
私は助手席で吹いたら、姿勢的に隣のおっちゃんとバッチリ目が合いました。

同じ調子の笛が無かったので、二重奏にならず済みました。次回は是非(なんでやねん)。
次の演奏会で吹く曲がいくつか、恐らく朗童管になるので、息を入れておきたいです。


こちらは、タイトル、「岸田晃司とスカイツリー」。

スカイツリーが遠かったから、こういう撮り方(許可済)。


日も暮れて来ました。長時間運転、ありがとう!
目的の東京駅へ到着。田舎もんとして、撮影の義務を果たす。

今回はじめて、これが東京駅全貌では無いと知りました。びっくりした。
田舎もんというより、関西人なんですよね……京都に詳しくても東京都には疎いです。

余裕で新幹線間に合った、と思ってホームで本を立ち読みしながら待っていたら、「○時発の新潟行きは○番ホームから……」とのアナウンス。
発車まであと5分ちょっと。
まじか!
ダッシュで隣のホームへ。
ホームに行くと、よく分からない表示が。目指す「MAXとき」が、「たにがわ」と交互に表示される。「たにがわ」って何。
よく分からないので待っていたら、半分が「たにがわ」、残りが「とき」ということが分かった。
なんやと!
発車まで1分ちょっと。
たにがわ側に居たので、またダッシュでときのほうへ。

辿り着きました……。


汗だくでした(^^;
普段まず電車移動をしないので、路線、乗り換え、駅構内、めっぽう弱いです。
2日間、電車にたくさん乗ってきてたので、体力も使ったし、何より、「これで合ってるのか?」とヒヤヒヤしていたので、気疲れしました。
新潟に住んでるより、関東に居るほうが歩くっていうのが、新発見でした。

でも充実した2日間だった!
しっかり篠笛練習して次の発表会も頑張るぞー! と思いました。



……とか言いつつ、次の日からはフルートでの演奏会のため、フルートに持ち替えていましたとさ……仕方ない仕方ない……(^^;

| ♪楽器・演奏・教室 | 17:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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横浜能楽堂での発表会

もうすっかり5月も終わりますが……
blogをサボっていてネタが溜まっているので気が向いたら投下していたところ、重要なものが抜けていましたので、自分のために記しておきたいと思います。今回と次回のとで、4月のネタは終わるはず(><)


まずは、鯉沼廣行先生門下の、横笛会発表会。
3日間にわたって行われる発表会、私の出番は1日目でした。この日は賛助出演として長唄の先生が来られます。

20160416-6

鯉沼先生に初めてお会いしてから1年。初の発表会参加で、初の横浜能楽堂。
「右も左も分からない」とはこのこと(笑)。
姉弟子のMさんが来てくれて、一緒にお昼を摂ってくれました。ありがたい~~。
音を出せる場所も教えてくれました。「起きてから一切笛を吹いていないのに、いきなり本番?」と思っていたので、とっても助かりました。演奏の録画も撮ってくださってて、Mさん女神様すぎる!(; ;)


本日のお弁当。

出番前はじっと座っていられなくて、隣の方とお話ししてみました。福井からの方でした。北陸方面だし、ほとんど関西圏だし、柔らかい話し言葉にホッとしました~。楽屋に戻ってからも少しお話しできました。
その方の演奏中は、役員のSくんの前で歩き回ったりしていました。皆さま落ち着かなくてごめんなさい(笑)。

そういえば、宇都宮の狩野先生の発表会では、出番直前に「先生~~どうしよう~~あ゛あ゛あ゛あ゛~~~(T T)」と泣き言を言い、「大丈夫大丈夫」などと言って頂いてから舞台に出ているのでした。
フィギュアスケートの、引退した小塚くんが、滑走前にコーチから背中くりくり・トン、としてもらっていましたが、あの気持ち良く分かります!

演奏中はこんな感じ。ちゃんと真面目に。。。

姉弟子のFさんが撮っておいてくださいました!(ありがとうございました!)
このアングルは新鮮だし、雰囲気いいし、とっても気に入っています。

全景だとこんな感じだったようです。

この写真は、後日のお稽古のとき、鯉沼先生が「能楽堂デビューだから特別に」と、くださいました。オマケも一緒に(笑)。
記念に飾ります! 
……で、見る度に気が引き締まります。どんだけ緊張していたんかっていう……(^^;


翌日は蘭情さんの工房へ行く予定があったので、この日は懇親会を失礼させて頂いて、宿泊先へ向かいました。
先の予定を考えて動かないと、次の仕事に差し支えるお年頃……。

光学通り!?


外で食事する元気が無かったので、通り道にあったヨーカドーで調達。メニュータイトル、「週末のアラフォーおひとりさま」。


ひとりで外で泊まるのが初めてで、何をしていいか分かりませんでした。
折しも九州の地震の直後で、TVの特別編成報道を見ていて心配になるばかり。阪神、中越、中越沖、と3つ経験して、そのうち中越地震では住居一部損壊で避難したし、避難先で誘導や準備など、先頭に立って声掛けもしました。その時に、拝みながら泣いていたおばあちゃんが忘れられない。
被災されている方々の気持ちが、少しでも落ち着けばいいなと思います。

| ♪楽器・演奏・教室 | 17:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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オフィシャルページのリニューアル

今年度は中学校勤務が1校減り、自分の時間が持てるようになりました。
ずっと気にかけていたホームページを、少しずつリニューアルしています。
まずは、

「高垣千枝オフィシャルサイト」

を。
ここから、お仕事の御依頼、プロフィールのダウンロードが出来ます。
それから今日は、

「フルート&ピアノデュオ ふるぅぴぃ」のホームページ

をリニューアルしました。
ここのところ毎年、特に保育園・幼稚園さんからコンサートのご依頼を頂くので、園のおたよりにも載せて頂けるよう、プロフィールの場所を分かりやすくしました。


両方のプログラムを、「レスポンシブル・デザイン」というものにしました。
閲覧する端末に合わせてスタイルシートの切り替えを自動的に行うもので、マルチデバイスに対応しており、閲覧環境に合わせて最適表示ができる点が優れています。
ここまでやって、何故メインの音楽教室のホームページが後回しかということになりますが(笑)。ここ、ブログとデザインを統一させているので、いじるのが面倒なんです。そのうちやります(逃避)。


さて、5月も後半となり、やっとやっと自分のことが出来はじめたように思います。
特に昨年は、鯉沼先生のお稽古に通い始めたり、ガッツリ関わりたかった中3生が両校に居たり、はたまた別の中学校へ出前授業をしに行ったり、吹奏楽部に関わったりで、「ハテ、何かをしていないような?」……と振り返るも何も考えられない毎日でした。やり残しに気付いたとしても、やる暇がないという現実。締め括りの年度末~スタートの年度初めで、下宿に出ている長女周辺でトラブルがあったり(被害者)。

10年前なら睡眠時間を削りましたが、一昨年くらいからは無理をすると眩暈で立てなくなってましたからなぁ……。睡眠時間確保と限界時の緊急避難で、何とか無事過ごせた、というのが実情です。

……とまぁ愚痴ばかりですが、それだけの動きに見合ったものは、ちゃんと私の身になりました。

勤務していた中学校は両校とも良い合唱を披露してくれ、たくさんの方が「3年生の歌が素晴らしい」「全校合唱、感動的だった」と仰ってくれて、そんな生徒たちと数年間を過ごせたことが、本当に誇らしかったです。おかげで、20年以上昔の新米時代に抉(えぐ)れていた私の心の傷も全快(笑)。
今年は三条の中学校への勤務はありませんが、何故か三条市とは御縁ができて、別の仕事で月に数回行っています。あちらの学校で何度かお顔を合わせていた先生が、こちらの学校に来られましたし(笑)。

通い始めた篠笛のお稽古では、常に背中を押して頂いています(継続中)。で、1日に6時間の運転が平気になりました(メリットか?)。

勤務している学校と違う中学校や小学校で行う出前授業も、「普段の授業で私の心構えがいかに甘くなってきているか」気付かせてくれました。その時々で精一杯やっているつもりでも、思い至らないことが増えていたのですね。だんだんと鈍感になって行きます。「ああなりたくない」という、文字通り反面教師を心に持っていましたが、すっかり忘れていました(コラ)。ていうか、思い出せなかったのですね。良くないです。


どんなお仕事でも同じですが、以前は出来なかったことが簡単に出来るようになってくると、そこで満足してしまって、努力がストップするし、悪いほうへもハミ出していることに気付けないのです。幸い、目標となる方々が身近に居ますので、気付いたときに見習わせてもらうことにしています。そういう方々が居てくださることと、それに気付ける自分で居ることに、まだ幾分か安堵しています。
それすら、最近まで忘れていたんだなぁ……(汗)


| 徒然 | 18:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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4月の旅。残り(笑)

3月末から4月上旬はかなり移動しまして、車だけで2000km、電車を入れると3000kmなんていう移動距離となりました。
その中で、実家のほうへ行って楽器を頂いてきた話は既に書いたのですが、書き残したものがあったのでメモメモ……。

ひとつめ。実家へ行ったら絶対買ってくるたこ焼き。200円!!
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関西のたこ焼きはふわふわです。外カリっ、なんて無いです。
あれはあれで美味しいですが、油っこくなってきて、ひと舟食べるのがしんどい時があります。
ここのたこ焼きは大きい。一口で食べられるタイプではありませんが、これはこれで美味しくて、毎回絶対買いに行きます(もしくは買ってきてもらう)。

私の実家から夫の実家へと移動し、車と娘3人(ヴィク含む)を置いて、私ひとりだけ新幹線で帰りました。
翌日は三条のカルチャー教室で、更にその次は東京で発表会の下ざらいがあったからです。
一人だから、ごはんもそんなに食べたくなかったけど……夜に車も無いのにおなか空いたら嫌だなと思い、目に付いた駅弁をひとつ求めました。2段だった♪
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駅弁も、以前、いろいろ入ってるのを買ったのに味がどれもこれも同じで、つまりベースの出汁が全部共通だったのだろうと思いますが、そのせいで「多種のおかず=豪華」だと思わなくなってしまいました……。
今回も期待してませんでしたが、これはいろんな味付けで美味しかったです。デザートにおまんじゅうが一個付いてたのが嬉しかった。こういうの大事ですね! 
でもチョコも別で買ってたんですけどね!

このあと二晩ほどひとりで過ごすことになったわけですが、実は家で一人になったことは生まれて初めてでした。実家は家族が誰か居たし、結婚してからはお腹に長女が居たり、その後は最低ラインでも娘のどちらかが居ましたし、数年前に実家へ行かず自分だけ残ったときはハムスターが居ました。今回はお世話する対象が誰も居なくて、開放感有りすぎてどうして良いのか分かりませんでした。
人間、あまりの自由の中に放たれると不安になると思いました。

| 徒然 | 17:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新潟クラシックストリート

新潟クラシックストリート、チェンバロの笠原さんにお誘い頂いて、出演してきました。19時半から燕喜館でした。

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左から、私、笠原恒則さん、佐藤匠さん、桂木農さん、横田聡子さん。
J.S.バッハのコーヒーカンタータ(おしゃべりはやめて、お静かにSchweigt stille, plaudert nicht)を、桂木さん訳の日本語で。
登場人物はパパ(佐藤さん)と娘(横田さん)。それに狂言まわし(桂木さん)と楽団(今回は笠原さんと私の二人で)。

当時のコーヒーの流行をテーマにした世俗カンタータで、10曲のうち8曲までが当初描かれていたものだったそうです。

冒頭から、コーヒーをやめない娘に対して、パパが怒っております。
そんなのどこ吹く風とコーヒーを讃美する娘……

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パパは、「おしゃれなどの楽しみを全て取り上げる」と脅すが、娘に聞き流されてしまいます。子どもというのは苦労の種でしかない、とまで嘆きながらも、しかしついに娘が結婚に憧れていることを掴み、それをエサに、娘に「コーヒーをやめる」と言わせます。
早速、婿探しに行くパパ。

後に追加されたという第9曲で、娘の企みが明らかになります。
「お婿さんには、いつでもコーヒーを飲ませてくれるという約束をさせる。」
第10曲に「誰が娘たちに辞めさせることができようか?」と歌手3人が重唱してエンディングです(写真1枚目)。


……いつの時代も、パパは娘に振り回されてしまうのだなぁと思いました(^^;
また、この喜劇のような物語を書いたクリスティアン・フリードリヒ・ヘンリーツィ(筆名ピカンダー)という人は、かの有名な「マタイ受難曲」も手掛けているらしい。仕事の幅が広いと感心すると同時に、「イメージが壊れるとか考えなかったのだろうか」と要らぬ心配をしてしまった。

この日の演奏に関しては、何故か酷く緊張してしまって、「篠笛ばかりに偏ってちゃダメだ。フルートも演奏していかないと」と気持ちを新たにすることが出来ました……猛省。でも、素晴らしい共演者に囲まれて、とても楽しかったです。皆さまに感謝します。
前3枚の写真を撮ってくださっていたS谷様にも感謝!
ラスト1枚は次女が私のスマホで撮ったのですが、決死の覚悟で一歩前に出て撮ったので、1枚が限界だったらしいです。娘としては、かなり頑張ったと思う(^^;
その娘、パパの歌った「まったく一体どうしたもんだ うちの娘は?」「子どもなど持てば人生は終わりだ」「娘を持てば終わりだ!が頭を離れなくて大変なようです。

この日はM先生やSさん、終演後にIさんや0さんやSさんに会えたのも嬉しかったです。ガチガチの緊張のあと反省しすぎて、暗いまま帰るところ、すごく助けられました! 一昨年くらいまで新潟市に知り合いが居なかったので、不思議な感覚です。窮屈に思える中で動いていたのが、ふっと自由になったというか、皆さんが楽しんで、また真剣に音楽に取り組んでられる様子を見て、とても励まされています。
そんなことを再確認した一日でもありました!

| ♪楽器・演奏・教室 | 09:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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