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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2013年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年12月

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パウエルフルート

ここ数年、どうも篠笛奏者・講師としての仕事が多いので、ブログ記事も篠笛寄り。
たまにはフルートのエントリにしましょう♪

これは私の愛用の楽器、パウエルフルートです。
Handmade Solderd
  14K Gold Body & Toneholes, Silver Mechanism

20131124

アメリカのメーカーのものです。シリアルナンバーは8000番台前半。
「愛用の楽器」というか、「生活の中心」ですね。私のアイデンティティと言ってもいい(笑)。
このパウエルの前は、国産のオール14kゴールドを吹いていました。それを売って頭金にして、パウエルを購入。
……そうなんです、オール14kゴールドから、管体14kゴールド&シルバーキーに、ランク的には下がった筈なんですが、価格はパウエルのほうが上。国産最大手のゴールドフルートが、頭金にしかなりませんでした。

当時は、そのうちオール14kゴールドに買い換えてやる! と思っていましたが、今となっては、もうこの楽器は手放せません。音色、吹奏感、見た目、どれもこれも、とても気に入っています。これ以上の相棒は考えられないという感じ。


フルートを専門にしていると、いや、フルートでなくても、どうしても「価格の高いものが機能が良い」という感じになりがちですが、問題はそれを吹きこなせるかどうかなんです。
あのメーカーがどう、この造りだからこう……等々、言ってみたところで、その音が出せるのかどうか。
憧れや楽器のポテンシャルだけを考えて、ゴールドフルートにしてしまう人が多い……シルバーにはシルバーの良さがあり、その人の息やよく演奏する曲に合わせてみるとシルバーのほうが聴こえが良かった、ということがあります。
最終的には本人の好みなので、他人が口出しすることではありませんが……私は「勿体無い」と思ったりします。

逆もありますよね。そのクラスの曲を吹くなら、もっと良い楽器のほうがラクに演奏できるのに、と。お財布と相談だったり、学生さんの場合は自分に経済力が無いので、仕方ないんですけど。やっぱり、今度は技術が「勿体無い」と思ったりします。

案外、うまく行かないものなんです。

気に入った楽器、自分の演奏に合った楽器にめぐり合えた人は幸せです。
私も、その中の一人だと思っています。私が楽器のポテンシャルを最大限に引き出し、楽器が私の技術に応えてくれる。お互いの100パーセントをぶつけ合える相棒。最高です。

| ♪楽器・演奏・教室 | 17:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なめさん

朝。
次女の隣で朝食を食べます。目玉焼きの黄身を付けたパン。

20131115

本来、ここは長女の席。でも、長女が朝食に来る頃には、なめちゃんが既にスタンバイしてまーす。

| うちの子たち | 10:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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初着雪

11月12日火曜日。予報通り、雪が降った長岡市です。
とは言っても、最初に警戒したほどではなく、旧長岡市というか市街地には全く積もりませんでした。チラチラとは降ったようです(娘情報)。

予報では、「火曜日、水曜日は雪」でした。
これはヤバイと思い、日曜日にタイヤ交換……

そして月曜日午後、山沿いの友人たちから、少しずつ雪の報が入り始めました。積もってる!
夜には、お仕事に行ってる山の学校の某先生からタレコミ?が。。。
タイヤ替えておいて良かった…朝も余裕もって家を出ることができました。ありがとうございました(TT)

そう言えば去年も、火曜日にいきなりドカッと降りました。いつもよりかなり早く家を出て、いつもと同じ道が通れなかったから別の道に入ったのはいいけど、白い雪壁と降雪に煙った道で、迷ってしまって。始業時間ギリギリに到着したこと、忘れられないです。このまま一生、知ってる道に出られないって思いましたもん(^^;
学校に到着して、たまたま玄関にいらした小学校の教頭先生を見たときはホッとしました。人間が居るところに出られた感動(何)……それ以上に、理由はどうあれギリギリ到着という申し訳なさが大きかったけど。「始業時間を遅らせたので大丈夫です」と説明くださって、この人は神様かと思いました(笑)。

20131113

火曜日は、中学校で音楽の授業をする日。
「昨日の帰り頃から降ってた」
と、子どもたちに教えてもらいました。さすが長岡の奥座敷(笑)
ただ、タイヤは万全だったんだけど、足もとがうっかりしていた私です。雪用の靴、買わなくちゃ……。

授業と言えば。校内での音楽発表が終わって、反省会?も終わって、ようやく通常の授業内容に。
中2のクラスで久々に新曲をしたら、終わりの挨拶の後も、廊下でも、習ったばかりの歌を歌いながら帰って行ってくれて。私も好きなメロディの歌だし、気に入ってくれてた様子が嬉しかったです。



授業のあと、音楽室の窓から見える景色をスマホで撮影してみました。

20131113-2

暑い夏だろうと雪景色だろうと、ここから見るこの川がたまらなく好きです^^

| 徒然 | 10:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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リコーダー指導

面白いもので……リコーダーの指導にも、「教える方法」だけでない、経験に基くコツというものが存在する。

楽譜の読めない子~初見でスラスラ読める子。
リコーダーが苦手な子~初見でスラスラ吹ける子。

幅があるのは、学校も音楽教室も同じ。
何とか吹ける子~スラスラ出来る子は、放っておいても問題ない。ハモり楽譜も渡して、合奏に臨んでもらう。
問題は、楽譜が読めない、リコーダーが苦手な子。
だけど、そんな子たちにも3回程度の練習で、吹かせてしまえる方法があります。

国語で言えば、文節で区切ること。
ただ、音楽の機能的な区切りでなく、脳が吹きやすさを感じる区切りを見つけること。

「オーラリー」の「ソドシドレラレ ドシラシド」で言えば、例えば「ソド」「シド」「レラレ」「ドシ」「ラシド」など。
ゆっくり通して演奏する第一回目のときに、実際の音より微妙に早く、しかし急かさず音楽に乗って声を掛ける。

「『ソド』と『シド』、一本上げて『レラレ』。左手全部で『ドシ』右手キツネ、『ラ』チョキ『シ』キツネ『ド』」

私のほうを見て、私の指を見ながら言葉を聞いて吹いて居る子は、これでほぼ100パーセント、吹けます。
この段階では、ゆっくり、私と一緒に、でokなんです。「自分は楽器はダメだ」という子が、「自分にも吹けた」という自信を持てる。ここが大事です。
基礎練習の時には、指遊び的なゲーム要素も取り入れたりしますが、既に吹ける子たちが退屈しないよう、いろんなハードルを用意します。

ここでの注意は、指が分からないから、と言って運指表を見る生徒が居るので(学校でも音楽教室でも)、それを一旦やめさせて、指導者のほうを見せることです。
それと、どう区切れば良いのか? これは経験がモノを言いますが、習ううちに自分で分かってきます。分からないうちは楽譜に書き込むと良いでしょう。
 
※音楽の先生のための指導も行っています。和楽器、楽器の教え方など。詳しくはお問い合わせください。


これを教えられるようになると……楽譜の読めない、フルートやリコーダー、オカリナを触ったことの無い小学生が、三ヶ月でスラスラと楽譜を読み、好きな曲を吹くようになります。フルートなら、3ヶ月あれば
「『アルルの女』のメヌエット」を吹いたりします。「難しい」という基準は大人が作るもの。年齢が低いほど「何でも全てが難しい」ので、意識せずに気軽にハードルを超えて行ったりして、柔軟性に感心させられたりします。

| ♪楽器・演奏・教室 | 20:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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