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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2013年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年03月

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現代音楽

吉松隆作品にハマりました……何故今頃。NHK大河ドラマ「平清盛」のOPも吉松さんの作品でしたか?

きっかけは「デジタルバード組曲」でした。しっくり来たので、次にマリンバ協奏曲である「バード・リズミクス」へ。
A.ジョリヴェが自作の音階で作曲した「リノスの歌」、それと20年ほど前に出会った打楽器アンサンブル(「アフロ・ブルー」。今は廃盤)が、私の現代曲好きの根底にあるのだと思いますが、更に楽しめるようになったのは、篠笛を始めたことが大きい気がします。

西洋音楽を勉強する際、ハーモニー、リズム、メロディという音楽の三要素を習いますが、邦楽にはまず決まったハーモニー(和音)というものがありません。メロディやリズムすらもはっきりしないことがあります。
そのせいで苦労しましたが、これは言葉や動きだと思うと、急に「理解しなければ」という思いから解き放たれて、自由に演奏できるようになった覚えがあります。

「理解」を手放せば、楽しめるのは現代音楽も同じように思います。勿論、「理解」は在りますが、入口はただ音の鳴るのを楽しめば良いのです。
吹奏楽コンクール、アンサンブルコンクールなどを見ていても、高校生が楽しそうに表現していますし、その曲が好きだと言う子もたくさん居ます。
日本人がある年齢になって邦楽を聴いて「いいな」と思うように、現代人の私達には、現代の音楽を聴いて「いいな」と思う要素があるのかも……と考えるのも趣深い気がします。

| 徒然 | 00:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サクラサク。

教え子のひとりから、大学合格の報が届きました!
現役合格、素晴らしい☆
なんかもう、他の子たちには「浪人どんとこい」の風潮があって。有名国立大学を受けようっていうのだから良いのだけどね。現役で、名の通った大学にストンと入ったと聞いて、凄いって思っちゃいました。
おめでとう!!


そして今日は、別の生徒にとって勝負の日です。
新潟県吹奏楽連盟主催、第一回ソロコンクール。
今年から始まりましたので、何をやっていいのか、レベルはどんなものなのか、すべて手探りの中での出場申し込みでした。
中・高・一般合わせて、80名ちょっとの出場だそうで。割と盛況な感じです。

告知した会場と違う微妙なところで開催するとか、最初のアナウンスより審査員が減って、直前の要綱に結局誰が審査するのか書いてなかったり、演奏時間制限4分なのに入退場含めて一人4分でタイムスケジュール組んでたり……運営に関しては不備について文句もありますが……
まぁ他県にあって新潟県に無かったソロコンクール、開催してくれただけでも、子どもたちの励みになるわけですから、そこは評価しましょう。


私は長女の伴奏者として出場してきます♪
メインは長女なので、頑張ってもらうとして、私はとにかく足を引っ張らないように、へんな音を出さないように(汗)。
吹奏楽コンクールでは名指しで褒めてもらったり、何故か他校にファンが居るらしい男前な演奏をしている長女ですが、一人になったら、さて、どうなんでしょうかね。
部活でガンバレのエールと寄せ書き色紙を貰って、喜んでは居ましたが。気合い、入ったんでしょうか。

それ以前に、弦の評価って難しいですよね。管楽器と一緒に評価するようなので、難しさが分かる人で無いと公平ではないと思うんだけど……楽しめたらいいのかな。ソロが珍しい楽器だから、聴いてる人にも楽しんでもらえたらと思います。


とにかく、出場者みんなが、楽しんで演奏できますように^^

| 徒然 | 10:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヘロヘロ。

通常レッスンに加えて、臨時のレッスンがちょいちょい入っている今月。
場所を借りて、練習したい人同士でシェアしたり。そうするとね、職業柄、教えたりしてしまうのよ。レッスンじゃないっていうのにね(^^;

自分の練習もしないといけないんだけど、そこまで回りません。
編曲したり、時間の空いたときにピアノを練習したりと、ぜんぜんフルートに関係ないことをしています。
これもまたいつか、プラスになるだろうけど。

とにかく、音を注意深く聴くことを朝から晩までやってたら、身体が先にヘタってくるようです。私の場合、教える時に動きすぎ、しゃべりすぎなんでしょう。昔、師匠に言われたことがあります。
「もたへんぞ」
と。

一時期、労力を減らそうとしたことがあります……でも、やっぱり戻ってしまいました。
これが私のスタイルだ!
と、開き直ること10年。
いや、やっぱりダメだろう……と迷うこともありますが、やれるとこまでやって行こうと覚悟を決めましたから。

だけどやっぱり、日常生活が出来ないほどヘロヘロになってしまう。
そういうときは、
「音(オン)が苦(ク)」!
って思う。


なのに、何故か現代音楽を聴いて、心躍るんだなぁ。協奏曲なんか、すごく良い。
どうなってんでしょうね。
さすがに近代以前のは重たくって聴けないのですが。不思議です。

| 徒然 | 00:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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指揮について

立場上、合奏や合唱の指揮をすることがあります。
でも、学生時代にほんの基礎の入り口を習ったっきりで、技術は本当にありません。
一応、指揮法の成績は「優」を頂いていましたが、普通にやってれば貰えるんじゃないかと思います(笑)。

そういうことが不安なまま、勢いで頑張ってきました。
ところが、私が指揮をすると、バンドの演奏が元気良すぎる気がしていました。音が出ないよりは良いのですが、情緒に欠ける……そこがずっとコンプレックスでした。

それから20年。
当時とは違うグループを指導するに当たって。
ふと思うのは、自分の好みのスタイルが変わったこと。
普段のフルート指導にも現れていて、特に音色や音の方向性は、演奏上で外せなくなりました。生徒の音を聴いて、もっと口の中をこうすれば、もっとイメージをこう持てば……と具体的に誘導し、音色の変化を共有します。
音色が少しのことで変えられる、変わったあとの音のほうが美しい、と気付けば、生徒にも目標が見え、自発的に研究するようになります。

結局のところ、音楽はただ根性を持って長時間練習すれば良いものでは無く、ある気付きがあれば、一瞬で上達したりするものです。もちろん、長時間の忍耐と練習が必要なこともありますが、「気付かせてくれる指導者」と「気付ける頭脳」があれば、ある部分については大幅に時間短縮でき、音楽が劇的に変化するのです。

そういうことを実践してきた20年。いや、考えが深くなってきたのはここ10年くらいでしょうか。
まぁ、私も、その「気付き」を師匠に気付かされたわけですが(笑)。


つい最近も、その「気付き」が訪れました。
指揮について、やはり技術が未熟なのと、昔のコンプレックスがあったので、指揮の先生に迷いをお話したんです。すると先生、
「あなたが勉強してきたことを、そのまますればいいんですよ」
と。

指揮というものは、ただ棒を振って合図する以前に、楽団の前に指揮者が立つだけで、楽団の音色がもう変わっていると言います。
その違いは何によって起こるかと言えば、前に立つ人の音楽性だと仰るのです。今まで勉強してきたことが、そのまま出るだけだと。


これを聞いて、肩の荷が下りた?
いえいえ、身が引き締まる思いでした。
演奏家にとっての楽器は、指揮者にとっては楽団である。
当たり前のことだけど、同じ楽器でも同じ楽団でも、演奏する人によって違う音が出るのです。この基本を、私は解っていなかったのです。いや、楽団が楽器だと知っていたのに、理解が浅かったのです。
ショックでした。
自分のフルートの勉強と指揮の勉強は繋がっている。ピアノを弾くこととも全て繋がっている。そんなことも解って居なかったのです。


こうして文章にしてみても、私のショックは表しきれません。それほどに、衝撃的な言葉でした。
ただ、以前の私なら、その言葉に含まれていることに気付かず、そこまで考えさせられなかったでしょう。それを思うと、少し嬉しくもあります。
卒業してから全くお会い出来ていませんが、やはり先生には御縁があったのだなぁと、改めて感謝しました。

振り返れば、いろんな先生からいろんな影響を受けています。少しでもご恩をお返しできるよう、勉強を続けたいと思います。
出来れば、かなりお年を召された先生もいらっしゃるので、何とか連絡を取って、帰省の折にでもひと目お会いしたいなぁ……(^^;

| 徒然 | 10:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新潟教室 第四回篠笛おさらい会

第四回目となる、新潟市での篠笛おさらい会の詳細を決定致しました。

日時;
 6月23日(日)10:00~13:00
会場;
 燕喜館(新潟市)

ゲスト;
 岸田晃司さん
 20分程度のミニコンサートを予定してもらってます。

備考;
 13:00からは懇親会をします。
 長岡の生徒さんもふるってご参加ください。
 門外の方も参加していただけます。会費等はお問い合わせください。
 観覧は無料ですが、事前にお知らせいただけると助かります。

| ♪楽器・演奏・教室 | 10:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ホール練習会

久しぶりにホール(というか広めの会場)を借りて、練習会を行いました。
レッスンではなく、来られる人はどうぞ、のスタイル。
普段の練習はどうしても狭い環境になってしまいますよね。ちょっと広くても、吹奏楽部など団体で使用すると、自分の響きを確認することができません。

しかし、この「響き」というのが大事なのです。
審査員やお客さんは、演奏者の半径1メートルや2メートルの距離に居ません。演奏者が聴いている楽器の生の音でなくて、飛んでくる音を聴くわけです。
ご存知のとおり、「遠鳴りする音」というものが存在します。
その場での音が大きいからと言って、この遠鳴りする音とイコールでは無いことに、気付けるかどうかが鍵です。

というわけで、響かせる練習をするために、たまに広い場所で練習会を行っています。


少しずつアドバイスをしながら練習していくと、演奏者の音が変わってきます。
響く音は、奏者にとっては「吹くのがラク」に。
遠方で聴いている人には、「太く」聴こえます。
太いということは、倍音を多く含み、豊かな響きになったということです。

よく、吹奏楽などで指導者から「もっと大きな音を」と言われ、力いっぱい吹き込んでいるフルートの子を見ますが……全く逆なんです。
初心者のうちは確かに息の足りない子が多く居ますが、長い間吹いている子は、じゅうぶんなトレーニングも経験していて、息は出ている。
ところが、大きな音を出そうとするあまりに力が入りすぎ、結果、響きを殺してしまっている。近くに居る人にはキンキンした音が聴こえるけど、それはホールで響かない音。他の楽器にかき消され、審査員に届かない音なのです。


指導者からアドバイスを受けつつ響く場所で練習し、その奏法を身に付けることで、普段の音も格段に良くなります。
普段からその奏法で演奏できていれば、コンクールや発表会など広い場所で演奏を披露するときに差が出ます。


同様の会を、また2月にも企画しています。
篠笛、フルートのみですが、ご希望の方はメッセージください。門外の方も受講できますが、楽器を吹くためのレッスンではありませんので、音の出る方に限ります。

| ♪楽器・演奏・教室 | 14:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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名古屋風 手羽先の唐揚げ

簡単に作れて、美味しい♪
名古屋風、手羽先の唐揚げ(正式名称知らず)。

20130108


「世界の山ちゃん」「風来坊」で有名な、甘辛いタレを絡めた手羽先の唐揚げ。
何度か作っては居たものの、何故かことごとく夫の居ない日ばかりだったようで。クレームが来ましたので、2度ほど意識的に夫の居る日に作ってみました。

レシピは適当(爆)
なるべく、面倒のない分量と手間、美味しさの釣り合いの取れたところで、というのが私の流儀ですので、こんなアバウトな作り方です。

1.タレ作り。
しょうゆ、みりんを1:1で合わせて火にかける。
みりんを少し減らして酒に置き換えるときは、砂糖を少々足します。

2.トリの調理。
塩コショウで下味を付けた手羽先に片栗粉をまぶし、2度揚げ(低温で火を通し、一旦引き上げて余熱で中まで加熱。5分ほど置いたら高温でカラリと揚げる)。

3.仕上げ。
揚がったトリを、熱いタレにくぐらせる。
皿に盛り付けて、お好みでゴマを振りかける。

以上!!

タレにくぐらせるだけで味が付くのか?
せっかく揚げてパリっとなったのに、またふにゃっとならないか?
心配でしたが、そんなことないんですね~。この料理考えた人、偉いわ。
気持ちに余裕があったら、タレに鷹の爪を入れたりとか、手羽先の下ごしらえをしっかりしたりとか、やってみたら良いと思います。タレもお好みに合わせて甘くしたり。

お米ダイスキーな長女は、これ1本でお茶碗1杯行きます……そんなに濃い味じゃないんだけどな~(^^;
ただ唐揚げを食べるよりも進みますので、また母が来たときに作ってあげようと思います。揚げ油をオリーブオイルにして、さらにスッキリさせたり♪

| 食いしん坊ちゃん万歳 | 14:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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