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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2012年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年07月

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CD『タマノ音』

コンサート1ヶ月前でわやわやしてるので、気持ちを落ち着かせるために引っ張り出してみました。
私の子分岸田晃司さんの『タマノ音』。

20120630

あとでupしよう、と思っていたら忙しくなってしまい、結局載せず仕舞いでした……
「子分」というのは、狩野嘉宏先生が「子分にしたんでしょ?」って仰ったからです。子分じゃないですよ~~

そうそう、不思議なご縁?で、私のこのブログからもリンクさせて貰っています。
また、昨年12月にも記事にしていますので読んでみてください♪



【おまけ】
『タマノ音』に何故か入っている私の名前(^^;

20120630-2

何もしてないのに狩野先生のすぐ下なんて畏れおおい(><;

| 徒然 | 13:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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休みました

今日は休んだ、っていうかお休みでした。
基本的に週休0~1日なので、一日家に居られる日は貴重です。しかも、長女が試験期間中でお弁当作らんでええ!
そんな日、殆どありません。

今日は朝もパパに任せ、ゆっくり寝る……つもりが、目を開けたら目眩がすごくて、起きたくても起きられませんでした。
昼前にやっと目が開けられるようになり、冷蔵庫の賞味期限ギリギリのプリンを朝食にしました。あってよかった、プリン。


昼からは長女が帰ってきたり、夕方に次女が帰ってきたり。
次女は「今日のそろばんは『お楽しみ会』だから、休む!」と、先生にも休む宣言してきてたらしくて。自主休業。習い事への送り迎えも無い日なんて、本当に貴重!


ばんごはんのデザートは、まったりとシュークリーム。
うちの姉妹、シュークリームの食べかた、ヘン!!
20120627
別に真似したわけでもなく、気付いたら一緒のスタイルだったという。
「お外ではしないよ、家だけだよ」
って言うので、まぁ好きにしぃ、とは思うが。


明日からまた頑張れそう。

| 徒然 | 15:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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南部保育園でコンサート♪

「フルート&ピアノデュオ ふるぅぴぃ」として、行って参りました(・ ・ゞ
今年は2.5回目の出動です(0.5って…)。
ひとことで言うと……楽しかった!

歌ってくれる子あり、踊ってくれる子あり。
元気な曲調のところで立ち上がって踊って、静かなメロディになったら座って踊ってたりして。
いつも思うけど、子どもたちって、よく聴いてるよね~。
プログラムを丸めて、笛にして指を動かしてる子もけっこう居ました^^

のびのびした環境で育った子は、反応も素直です。
だから、踊ったり歌ったりしてくれてる子どもたちを見ると、私たちの演奏が良かったのかな~って、嬉しいんです(笑)
静かにじっと聴いてくれるのも嬉しいけど、無理矢理座っているよりは元気に踊ってくれるほうがイイ!
逆に、その反応の素直さがとても怖かったりします。幸い、そっぽ向かれたことは無いけども……。


ふるぅぴぃは、みんなに人気の曲を演奏するだけでなく、「あまり知らないけど素敵な曲」「静かな曲」もやります。子どもの集まる会だからと言って、アップテンポの楽しい曲ばかり構成したりはしません。
先に書きましたが、演奏を聴きながら動いている子どもでも、曲に合わせて動きが違っていたりするんです。大人から見れば「聴いていないのでは」と思えるかもしれませんが、しっかり耳に入っているんですね。

心の中にそんな音楽の種を植えている状態です。
すぐに咲かなくても、いつか豊かな気持ちという花を咲かせるのではないでしょうか。


お父さんやお母さん、ご家族の方、先生方も楽しんでいただけたようで、良かったです。
喋る内容を全く考えてなかったので、つたないMCでしたが……。
オカリナ1曲、篠笛ちょっと、やってみましたら、案外お父さん方の食いつきが、篠笛でぐぐっと良くなったりして(笑)
いや、フルートも熱心に聴いていただいて、ありがとうございました。

先生が「最後の一曲です、と言われて『えっ、もう!?』と慌ててプログラムを見る方がいっぱい居ましたよ」と仰っていました。
40分ちょっとが、あっという間でしたね。
またご縁がありましたら、ぜひ呼んでいただければ喜んで参ります。

子どもが居ても生演奏は聴ける!!
なんでもできる!!
たまに息抜きをしながら、ゆったりとお子さんの幼少期を楽しんでいただければと思います。


個人的には、例によってピアニストに迷惑かけましたw
慣れたもので、私が落ちたところはしっかりメロディを拾ってくれてました。いつもお世話になります。。。

で、帰宅したら床がこんなんでした……突貫工事で譜面を切り貼りすると、こうなります。
20120623
ジュースは頂き物です……ほとんど飲み残す(><)

| 徒然 | 20:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ここんとこ三日ほどのこと

昨日は朝から昼過ぎまで中学校で授業。
戻ってきて、堀井先生のところでフルートレッスン。またひとつ、テレマン上がった♪ 最近本当に、フレーズで注意されることがなくなった。音も調子良いです。

今日は午前中にホームページリニューアル準備。
昼からカルチャー教室でレッスン。
帰り道に次女を拾って、バレエに放り込み。
山口先生と鼓童の事務所からご連絡を頂いて、また色々と進展しました!(ありがとうございます!)

次女のバレエの間に一旦帰宅したら、ちょうど朗童さんから笛が届きました。
生徒さんのですけど。
すっごい軽い笛でびっくりしたものの、試奏してみたら、筒音からヒシギまで滑らかに鳴る。
吹き続けていたら、なんか不思議な感じでした。やばい、乗り移られる、と思ってやめました。
ああ怖かった……(笑)


忙しいけど、目的があって進むのって充実感ありますね。
今まで流していたことでも、ひとつひとつ見えるようになってきて面白い。
とりあえず、来月末には一連のコンサートも終わり、中学校も夏休みで授業がなくなる。
8月には私、枯れてるかもしれないな、私(笑)。
いや、その頃にはそれに代わる何かがまた、出てきてくれると思います!

皆様よろしくお願い致します ←他力本願!?


さて、明日は午前中に新潟市の篠笛教室。
午後からは、土曜日のコンサートの打ち合わせでピアノの金子さんちです。
そういえば、披露宴で演奏したのも、もう先々週になるんだなぁ。また楽しく終えられるよう、頑張ります。

| 徒然 | 23:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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山口幹文さん「一管風月」

山口幹文さんが長岡に来られます。
なんと私も参加させて頂きます!(><)

山口幹文ソロ活動「一管風月」
■出演  山口幹文(鼓童/真笛)、高垣千枝(ピアノ・篠笛)
■日時  7月29日(日)18:00開場、18:30開演
■会場  ギャラリー沙蔵  ※60席までご用意できます。
     新潟県長岡市本町1丁目4-6(長岡駅から西へ徒歩10分)
■料金  前売3000円、当日3500円
■お問い合わせ
    蝸牛の会・石坂 (電話 080-3340-0468)
    佐渡太鼓体験交流館・山中 (電話 0259-86-2320)
■チケット取扱い
    ギャラリー沙蔵(Tel. 0258-39-7093)
    タナカ楽器(Tel. 0258-33-3150)
    北越楽器(Tel. 0258-35-7766)
  ※遠方で当日までのチケット受取が困難な方は、蝸牛の会・石坂 (電話 080-3340-0468)へご連絡ください。




【同日開催】 「蝸牛の会」定例勉強会
  ~山口先生をお迎えしての篠笛ワークショップ


篠笛サークル「蝸牛の会」の勉強会、今月は山口先生をお迎えして篠笛ワークショップを開催します!
会員以外の方も参加して頂けます。

14:00から、1時間程度、グループレッスン。
参加費おひとり5000円です。
音が出るレベルのかたから受講可能。全くの初心者のかたは、今回ご遠慮ください。
※コンサートとセット購入で500円割引です。

お問い合わせ;
    蝸牛の会・石坂 (電話 080-3340-0468)
    代金受領確認後、領収証を発行いたします。
    ワークショップ当日、受付に領収証をお見せください。


チラシは出来てませんが、鼓童ホームページにてイベント情報解禁になりましたので、各チケット取り扱い店で事前予約を受け付けております。興味のある方、お席の確保をなさりたい方はお気軽にご利用ください。
遠方の方は、上記の「蝸牛の会」石坂までご連絡ください。

席数に限りがあるため、完売次第受付を終了させていただきます。ご了承ください。


チラシは沙蔵のご主人が制作してくださるので、私は演奏に専念します!
松本さんありがとうございます!!

| ♪楽器・演奏・教室 | 17:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ふるぅぴぃでミニコンサート

今週末は「フルート&ピアノデュオ ふるぅぴぃ」として、ミニコンサートを開催します♪
幼稚園での開催なので、一般の方は入れませんが……

以前はちびっこ広場などでも演奏に呼ばれることが多かったので、だいたいそのような形で、童謡や手遊び歌など楽しくやりたいと思います。

昨日は朝から、その打ち合わせをしてきました。
いつもの曲を、いつもとは違うアレンジでやります!


さて、天気予報は昨日から「台風」の話題満載ですね。
南のほうから4号が来て、既に沖縄を通過。
大陸からは5号が、こちらは足が遅いらしく、4号通過の2日ほどあとに本州上陸、ということになるのでしょうか。
皆様、外出の際はお気をつけください。


生徒の皆様、
幸い(?)、予報では、新潟を通過するのは夜になるようで。
レッスンには影響ないと思いますが、もしもの時はご連絡ください。

| 徒然 | 07:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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初夏の一句(笑)

 
 虫除けを買う私の手から飛び立つ蚊



昨日のムシ続きで(^^;

| 徒然 | 21:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ムシムシします

「関東甲信越」の「越」だけ抜かして、梅雨入りしたのがこの前。
その「越」も、そろそろ梅雨の気配が漂うようになってきたのか……ちょっと湿度が高いです。

そんなムシムシするこの季節は、カビとか虫とか、いろいろ注意しないといけない季節でもあります。
どこから来たのか、レッスン教室にハエが迷い込んできていました。
ウチワで一撃!
ところがまたハエ発見。またウチワで一撃。
合計4匹も殺生してしまった。ハエ取り得意すぎる。

| 徒然 | 00:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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音楽の授業

ブライダル演奏が終わり、明日は中学校で授業する日です。
先週は行事等で、音楽授業がありませんでした。

授業大変だな~、と思ってたら、昨夜はプレッシャー(?)からか、授業してる夢を見てしまいました。なんか楽しかった。
私はあの子たちに会いたいのかもしれない。
そう思うと、気が楽になりました。

音楽のプロが授業をやるからには、一回一回の授業がエンターテイメント! というか、楽しく興味を持ってると知らない間に芸術に関する親しみが増してる、みたいなのが理想です。

音楽の授業は必要ない、という人も居ますが、音楽の授業は人生に必要・不要で成り立ってるものじゃない。これは訓練なんだ!!


絵でも書でも音楽でも、学生のうちは興味なかったのに、大人になって趣味で始めて、ハマる人たちがたくさん居る。
それは、余裕を持って習う、プロに習う、という以外に、その人自身の経験値が上がったからだと思う。

赤ちゃんにアニメ見せても喜ばないのに、子どもは喜ぶ。
これは理解する脳が追いついたからです。
これが分野ごとに特化していくと、前衛芸術に感動できたり、和音1個で感動できたりする。
感受性が育つっていうのかな?

演奏家であっても、絵を描いたり、写真が趣味だったりする人は多い。
これは、感性というアンテナは磨かないと受信しないということで、いろんな方面にアンテナを立てて、磨いて、受信能力を高めるという作業をやっているのだったりする。
歌に感動できる人は、絵画にも感動できる人が多い。
絵画に興味を持つと、書のよさも分かる気がしてくる。
こうして感動のコツが分かってくると、舞踊を見ても「分からないけど美しい」と感じられたり、自然を見て心が満たされたりするようになります。


そんなわけで、学校での音楽は、そういう感動を受け取る練習、と思えば良いのではないだろうか。。。
と、偉そうなことを考えている私が居る(笑)。
このへんは、美術の先生とでも話し合ってみたいですね。職員室で私と机が同じなので、あちらも非常勤講師として私と入れ替えにしかやってこないから、お話できないですけどね(^^;

| 徒然 | 20:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブライダル演奏

ツテでお話を頂いたブライダル演奏、本日行って参りました。

朝9時半前にピアニストの金子禎子さんを拾い、10時に会場にて、ヴァイオリニストの加藤礼子さんと初顔合わせ。初練習。
昼まで2時間の練習とは言え、迎賓、ミニステージ、ビアクルーズなどを含むので、けっこうな演奏曲目でした。が、どの曲もヴァイオリニストに注文するべきこともなく、気持ちよく練習が進みました。
実は、こんなこと、少ないんです。
良い方を紹介していただけました♪

結果、ブライダル演奏にあるまじきハイクオリティな演奏が出来たと、我ながら思います(笑)

テンポを揺らしたりもしたけど、特に打ち合わせなしで空気で合わせられたので、譜面にない細かいニュアンスも出たと思う。演奏しがいのあるアレンジだったので、途中、温かい披露宴に貰い泣きしそうになりながらも(笑)、やりきった充実感も凄い。
楽しく演奏できました!


依頼主の方からは、お昼の軽食、お土産まで用意していただけました。
感謝感謝……
オルガニストとしてピアノの内山裕美子さんにもおいでいただいていたので、短い時間ですが一緒に過ごすこともでき、それも良かったです♪


お話をくださった沙蔵のおっちゃんに感謝(おっちゃん言うな)。

| 徒然 | 19:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今朝、ズッキーニの花がほころびてました。

20120605


ここに詰め物をしてソテーしたいけど、結球させたいので我慢……。
青紫蘇やパセリ、バジル、アスパラなど、ほぼ食べ物しか無いプランター畑ですが。野菜の花ってキレイですよね。
シソにバジルとささやかな花のものばかり育てていたので、ズッキーニの花の見事さには見惚れるばかり。色といい、サイズといい。
夏!はやっぱり、こうやん?! みたいな。

花の周りの葉っぱはレモンバームですね。その外側の大きな葉っぱが、ズッキーニの葉っぱです。
レモンバームは、長岡市内でよく目にします。雑草と一緒に自生してんの。
我が家のも、いきさつは忘れましたが、最初一株だけ植えていたら、その後毎年勝手に枯れて勝手に生えてきて、勝手に増殖しています。
以前は間引いても捨てるのがもったいなくて、葉を乾燥させていましたが、今は惜しげもなく捨てています。だって、すぐに増えるんだもん(笑)。 

| 徒然 | 11:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「音楽著作権」について

先日たまたまそういう話が出たので、この正体不明の「音楽著作権」について、書いてみます。

「音楽著作権」とは、絵画、建築、写真等と同様、著作権法に基づく、作曲者の著作物を守るための権利。
“作曲者を守る”とは、自分の作った曲について他人の利用を認めたり、拒否したりできるということ。

でもコレ、平たく言えば「作曲者の収入を守るため」ということとイコールと言って良いと思う。
すごいヒット曲があって、それをTVでバンバン流して視聴率取って、儲かるのはTV曲とギャラを貰う歌手だけという状況になると、曲を作った人が浮かばれない。
同様に、クラシックコンサートなどでも、超人気曲を目玉にチケットを売って儲けたのに、大元で貢献している作曲者には1円も入らないというのもおかしい。
つまり、誰かの作った曲をどこかで使うときは使用料を払う、ということだ。

勿論、演奏者や施設の管理者が収入を得ない(=入場料を取らない)など、誰も儲からないなら著作権料は払わなくて良い。
また、登録されていない自作の曲など、これも払う必要が無い(詳しくはJASRACのホームページから確認できます)。
この音楽著作権は、日本では曲が出来た瞬間から作曲者の死後50年まで保護されていて、その後は誰でも自由に利用できます。

しかし、そういう当たり前の権利、と言えば聞こえは良いのだけど、問題点もある。
まず以上は建前で、現在は音楽著作権協会JASRACが一括管理してしまっているので、作曲者が直接演奏を許可するシステムは無い。管理料金ということで、料金のほとんどはJASRACが得ています。

そして、音楽家や放送業者だけが知っていれば良いというものでも無いんです。
音楽著作権というのは、知らないうちに一般人もお金を払わされているものなのですから。
例えば、CDにはそれが上乗せされている。再生機器にも上乗せされている。カラオケ料金にも上乗せされている。
料金が上乗せされた再生機器で、料金が上乗せされたCDを聴く……過剰徴収である。

音楽家のケースで言えば、ちょっと格安ボランティア料金3000円のギャラで、保育園で子どものためのミニコンサートをした場合……ジブリ作品、ディズニー作品を中心に演奏すると、著作権料の支払いで3000円の謝礼などすぐに吹っ飛びます。
特段に儲けてるわけでもないのに徴収額が多すぎる。
音楽著作権で作曲者の権利を守るなら、最低演奏料金を周知徹底するなど、音楽家の権利も守るようにしないと片手落ちだなぁと思います。

坂本龍一氏も、ホームページで問題点を指摘しています。
私のようにちっちゃいことには怒ってないんですが(笑)。これを読むと、すごくよく分かると思います。

「音楽著作権の独占管理改めよ」1998年3月4日朝日新聞掲載
SITESAKAMOTO.COM より)

| 徒然 | 07:33 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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訃報

5月、偉大なお二人の音楽家が亡くなられたと聞き、ショックを受けました。

吉田秀和さんはもっとずっと昔の方だと思っていたのに、ラジオで喋ってらして、びっくりしました。NHK-FM「名曲のたのしみ」、落ち着いた語り口で良い番組だったと思っています。録音分、次の土曜日で最後になるようです…

名曲のたのしみ  -ラフマニノフ その音楽と生涯-(23)
2012年6月2日(土) 午後9:00~午後10:00(60分)

畑中良輔先生は、音大出身者、受験生、また愛好家の方には言わずとも知れた存在。「コンコーネ」など数多く監修されています。某出版社の教科書にも、監修者としてお名前が載っています。

私が直接お会いしたことがあるのは、ほんの数回。
高校時代に、吹奏楽部と掛け持ちで所属していたコーラス部で、そして、音楽科受験のためにコンコーネを使用し、お名前だけ存じていました。音楽科では、中田喜直先生と共に畑中先生が特別講師であったので、声楽科所属の友人の伴奏者として、畑中先生のレッスンを受けました。
あの時は緊張もあり、必死で伴奏していたので……何も覚えていなくて、とってももったいないことをしたと反省しています。

いま何気なく過ごしたり、演奏家の方と交流したりしていることでも、将来、もしかしたら「もっと話しておけばよかった」と後悔するかもしれない。
勉強や訓練が足りないと、聞いたことも右から左だったり、理解できなくて心に留まらなかったりする。だから、しっかり勉強して、感性も磨いて、あとで後悔することのないようにしたいと思います。

先生方のご冥福をお祈りいたします。






音楽評論家の吉田秀和さん死去 98歳
http://www.asahi.com/obituaries/update/0527/TKY201205270083.html

日本で初めて本格的なクラシック音楽批評の方法を確立した音楽評論家で、文化勲章受章者の吉田秀和(よしだ・ひでかず)さんが、22日午後9時、急性心不全のため神奈川県鎌倉市の自宅で死去した。98歳だった。葬儀は親族で営まれた。後日、お別れ会を開く予定。喪主は長女清水眞佐子さん。連絡先は水戸芸術館(029・227・8111)。

 1971年から本紙文化面の「音楽展望」の執筆を続けてきた。

 東京都生まれ。東京帝国大(現・東京大)仏文科卒業後、雑誌に連載した「モーツァルト」で評論活動を開始。技術論や人間論に偏した先行世代の批評に反発し、芸術独自の立場から音楽をとらえる「自立した音楽批評」を生み出した。美術、演劇、文学など幅広い知識に裏打ちされた魅力的な表現で支持を得、音楽界に多大な影響力を持った。

 日本の音楽評論家としては異例の個人全集(白水社)で、75年の第2回大佛次郎賞を受賞。全集は2004年に24巻で完結した。

 実践家としても48年、井口基成、斎藤秀雄とともに、桐朋学園大音楽学部の母体となった「子供のための音楽教室」を創設、音楽の早期教育に指導的役割を果たした。57年に柴田南雄らと「二十世紀音楽研究所」を設立するなど、現代音楽の紹介にも尽力した。

 90年に開館した水戸芸術館の初代館長に就任し、小澤征爾さんを音楽顧問とする水戸室内管弦楽団を設立。91年には芸術評論を対象とした「吉田秀和賞」も創設された。

 「マネの肖像」「私の好きな曲」など著書多数。91年朝日賞、06年文化勲章。


バリトン歌手・音楽評論家の畑中良輔さん死去
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201205240206.html

 モーツァルトなどのオペラで多くの役を日本初演し、演奏・指導の両面で日本のオペラ界の礎を築いたバリトン歌手で、音楽評論でも活躍した文化功労者の畑中良輔(はたなか・りょうすけ)さんが24日午後0時2分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。90歳だった。葬儀は密葬で、「お別れの会」を7月7日午後2時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で開く。喪主は長男貞博さん。

 北九州市生まれ。1943年、東京音楽学校(現東京芸大)声楽科卒業後、47年にデビュー。翌年、モーツァルト「ドン・ジョバンニ」のマゼットでオペラデビュー。二期会を主な舞台に「フィガロの結婚」のフィガロ役、「魔笛」のパパゲーノ役などを日本初演した。56年に声楽グループ「青の会」を結成、ドイツと日本の歌曲を中心に指導、演奏を続けた。東京芸大や慶応大、東邦音大などで後進の育成にも力を注いだ。

 69年には小規模編成での上演でオペラの普及を目指し、指揮者の若杉弘氏、演出家の栗山昌良氏らと東京室内歌劇場を創設。97年に開館した新国立劇場では初代オペラ部門芸術監督に就任、オペラファンのすそ野を広げた。

 評論家として本紙で68年から40年余りにわたって音楽評を執筆したほか、雑誌でも活躍。歌舞伎、舞踊、演劇など舞台芸術全般への広範な知識と考察にあふれた温かな文章で知られた。著書に「演奏家的演奏論」「音楽少年誕生物語」など。日本芸術院会員。


| 徒然 | 12:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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