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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2011年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年12月

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フルートの教材

訊かれることがたびたびあるので、私が教室で使ってる教材の一例を挙げておきます


■初心者の方

 フルート教本 加藤克郎先生著
  → 特に最初は、順番通りにしません。

 アルテス初級教本 堀井恵先生編
 アルテス教本1、2上下 堀井恵先生編

 加藤先生のフルート教本かアルテスの初級かは、生徒さんの年齢や音楽経験で選びます。
 これに副読本として曲集を一冊。身近な曲を楽しめるように配慮しています。
 他、やってみたい曲があれば任意の曲集、またはコピー譜を使用します。


■初級~中級者の方

 ケーラーop.33
 ガリボルディ Mignonnes Etudes
 タファネル・ゴーベール 日課大練習
 ソノリテ
アンデルセン  など。

 楽器店やカルチャーでのレッスン時間は短いので、ソノリテの中から1つか2つ、タファネル・ゴーベールも抜粋で行います。
 ソノリテはロングトーンという扱いではなく、その音に対する息の使い方を身体で覚えるものとしています。
 音階練習も単なる指の運動でなく、リズムを養う(アウフタクトの感覚)、ソノリテの延長、調の感覚を掴むなどを目的としています。
 簡単な曲集も併用して、楽しく音楽性を養えるようにもしています。
 このレベルまで来ると、自分でブレスの位置が工夫できるようになります。アウフタクト、フレージングが感覚的に身に付く、という感じでしょうか。

■中~上級者の方
 
 中級のものに加えて、
 24Caprices Etudes など。

 同じ中級者でも、指が動く、音色が良い、音程が良いなど長所が違うので、線引きできません。
 生徒さんごとに、特性に合ったものを選んでいます。

 ここまで来ると曲のほうもかなりこなせるようになっているので、本格的なフランスものやバロックをやってみたりします。
 特にバロックは、テレマンの「12のファンタジー」でフレージング、当時のトリルやアーティキュレーションなどを学びます。中級者の感覚的なものに加えて、理論的にも簡単に説明できるように。
 これがこなせるようになると、あらゆる曲に応用がききます。 



並べてみると、案外きっちりやってんなと自分で思いました……(笑)。
でも、生徒さんの感覚からすると、大変なことをしている実感は無いと思います。「難しい! 遣り甲斐がある!」という方にはきっちり要求すべきところはしていますが、他の方は気付かないうちに高度なことをしているように、心掛けています。
習いはじめて2年の小学生が、アルルの女のメヌエットやヘンデルのソナタ、バッハのパルティータなどを簡単に吹けるようになってたりします。私がビックリします。

また、他の教室から移ってこられた方や独学で吹かれていた方、吹奏楽で無理な練習をしていた人などは癖が付いているので、構え方や楽譜の読み方、息の使い方などを気長に指摘することにしています。


とか書くと、上級者しか来ちゃいけない教室なのでは……と、よく誤解されてたりしますが。
よくあるのは、
「音が出ない、ドレミが吹けないから、できるようになってから通う」
と仰るパターン。
フルートに限らず、篠笛、オカリナもですが、むしろ音を出す前に来て頂きたい!
音が出てからだと、間違った癖(今後の上達に差し障るような…)が付いていて、結局教室で1から、どころか、マイナスから、ということもあります。それでいいって人はそれでいいんですが、同じ趣味の時間を費やすなら、効率よく上手になったほうが楽しいと思います。

指使いも、ひとりでは時間が掛かることも、教室へ来れば1レッスンで1曲吹けるようになります。
教本は、正直に最初から見ていてはダメなんです!!(よほど良いもの以外は。音楽のできる先生が作成されているので、趣味ではじめようとされる初心者からの視点が、少し欠けていることが多いのです)

下は幼稚園、上は80歳代、フルート・オカリナ・篠笛でない他の楽器の方もコンクールなどのために来られます。
お気軽にお声掛けください。
吹奏楽のフルートクリニックも承っております。1回のレッスンで音色・音量が変わりますが、根本的な改善のためには定期レッスンがオススメです。ご相談ください。
(音高受験生は、なるべく早めに来てください。状況により、癖を取るだけでは間に合わないことがあります。)


※なお、無料レッスンはしておりません。上記のとおり、1回のレッスンでかなりのことを吸収していただける筈なので、見学・相談程度に留めさせて頂いています。

| 徒然 | 10:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今後の予定

♪12/18(日) ふえの会 クリスマス&年内レッスンおさめの会

*簡単な曲の各自披露
*合奏練習、合奏
*篠笛の方>> 唱歌(しょうが)について、他
*フルート、オカリナの方>> クリスマスソング
*茶話会

【会費】おひとり500円
     ※ご家族の方300円
【会場】長岡市
    ふえの会の会員以外で参加ご希望の方は非公開コメントでメールアドレス記載するなどして、ご連絡ください。
    折り返し詳細をお知らせします



♪12月23日 15時~17時 空笛会 講習会

「佐渡おけさ」をテーマに、勉強会と練習をします。

*基礎練習
*「佐渡おけさ」
*自由練習

【講師】高垣千枝
【会費】1500円
【会場】長岡市
【備考】初心者の方はご相談ください。
    笛は七本調子をお持ちください。
    若干貸し出し有り。ご相談ください。



♪2012年5月※予定 イベント出演

【会場】長岡市

  合奏、希望者のみ。
  ふえの会会員外で出演してみたい方、アンサンブル参加してみたい方はご連絡ください。
  一般情報開示は、年明けにでもできると思います。お楽しみに。



♪2012年11/25(日) 第11回発表会

【会場】長岡リリックホール (コンサートホール)



♪201X年 空笛の会 発表会&茶話会
 篠笛の発表です。
 笛、吹いてみる会?能楽堂に立ってみない会? が合言葉。
 ただいま練習中・会員募集中につき、開催日決定は日を追って決定します。

【会場】新潟市 りゅーとぴあ能楽堂

| 徒然 | 13:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2011年発表会の模様

遅ればせながらUPいたしました。

http://www.takagakki.com/rec/rec.htm

| 徒然 | 11:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バロック

発表会も終わり、また落ち着いてレッスンがはじまりました。
年末の「クリスマス・レッスンおさめの会」でも少し発表してもらうけど、“簡単な曲を楽しむ程度に”なので、また次の段階へ向けてレッスンを進めています。

音の出し方、構え方の見直し。
無理して音を出してる方は、しばらくしんどいけど矯正していきます。
そこそこ出来てるなと思われる方は、音階練習(全調)へ。
音階でフレージングとリズムが取れはじめたら、バロックを本格的に。
とは言っても、楽しくがモットーなので、曲も取り入れてます。


さて、バロック音楽……
楽しむ分にはテレマンのフルート&ピアノのソナタなど、吹かれた方もたくさん居ます。
ヘンデルのソナタを吹く小学生もちらほら。
でも、それはこれまで習ってきたフレージングを応用したり、分からないところは教わって吹いてきて仕上げたもの。
息継ぎして音形を見れば、フレージングはだいたい分かるから出来ました。特に小学生は勘が良いので、他の曲でやってきたのと同じようなところで息を継げば、自然に音楽が出来ている。
逆に、これまででちょっと大変だったのは、吹奏楽や独学などで固定観念が付いてしまってる人でした。どうやっても間違ったところで息をしてしまう……。

次の段階では、そういうことなく、自分でフレージングを考え、表現できるようになってもらいたいと考えています。理論的なことにも少し突っ込んで、何故ここで息継ぎなのか説明できるようにもなってもらおうと思います。
音楽の元になるバロックの楽譜が楽しく吹けるようになれば、どんな音楽にも応用可能だからです。

バロックはつまらない、面白さが分からない、という方は、きちんとした演奏を聴いたことが無いか、フレージングを誤って取ってることが多いです。
先日のレッスンでも、「バロックは吹いても分からないし、つまらないと思ってたけど、先生がそうやって吹くと面白い!」という発言を何人かが。嬉しいことです。

そんな踏み込んだところまでやって大丈夫か? と思ったりもしたのですが、みなさん案外意欲的。
イベントのあとなので気が抜けているかなと思いきや、興奮冷めやらずの方が多数のようです。



フルートが構えられないからオカリナから入った子どもとか、今まで音楽の趣味も無くて楽譜も読めなかった方が、こんなところまで吹けるようになってくれて。
嬉しく思いながら、私も同じくらい伸びなくては! と意欲が湧きます!

| 徒然 | 13:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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久々に受講してきます

今日は夕方から、堀井恵先生のお宅へレッスンにお伺いしてきます。発表会後、初めての受講になります。
と言っても、1ヶ月ぶりくらい。
……なんだ、案外普通のペースじゃないか(笑)。
発表会の後、毎週のようにどこかで演奏していたり、1日に何件かはしごして駆けつけたりしたせいか、「1ヶ月前」が「3ヶ月前くらいの感覚」です。

今までは「レッスンに行く」と自分が教わったりするものでしたが、ここ数年は練習法のアドバイスが主で、フレージング等については特に注意されません。
次女と交代で受講するので、先生が次女に注意したりするのを見て勉強してます。先生も、「ここはこのように考えているだろうから、こちらはこう言う」と、教え方のアドバイスを挟んでくださいます。コンクール優勝者も多く輩出されている先生から指導法を教わるという意義深いレッスン……貴重!
台風の圧力の話など雑談して、けっこう時間潰してしまうんだけど(笑)


先生をするということは、ただ自分の知識を教えるだけでなく、それをどのように伝えるかも重要。
教える人の個々のことを考えて内容や方法、言葉を変えたりするのも当たり前のこと。

だけど、例えば子どもに何かを教えるに際して、発達心理を考慮できているかというと、そこまで考えるレスナーはぐんと減るのではと思います。

そんな様々なことを追求していくと、究極(?)の指導も可能になります。

ひとことで、演奏を変える。

生徒さんが困っていることに対して、ひとことアドバイスしたらそれが解決するという、ウソのようなホントの話。
私も何パターンか持っています。
はじめから私のところでレッスン受けてる方には身についてるはずなので、他の教室から来られたり、自分で練習されてこられた方に、主に効きます。長年いらっしゃる生徒さんには、「このようにすれば良いかもー」という提案をしています。けっこう解決するんですよ。

1週間悩んで来られたことを、1回のレッスンで解決する。
これは私のモットーであり、どんなことにも対処できるようになるのが目標です。



だって、練習時間が無限にあるわけじゃないでしょ。
だったら、悩まなくていいことは悩まないほうが良いですよね。私みたいに悩みたい人はそれで良いですけど(笑)。
悩んでる暇があったらさっさと解決して、もっと深いことをやりましょうよ、って思います。
いま悩んでる段階よりも、もっと悩んで面白いところがいっぱいある。
そういうことを知ると、もっともっと演奏が楽しくなる。それを伝えたいです。

| 徒然 | 08:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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空笛会 新潟

篠笛の愛好会を作りました。
まずは新潟市で再来年を目標に、発表会を企画したいと思います。

スローガン出来ました……

篠笛吹いてみない会?
りゅーとぴあの能楽堂に立ってみない会?


もともと、高垣門下生で結成している「ふえの会」というものがあります。
「空笛会」は、門下生のうち、篠笛教室受講生の任意参加+一般参加で形成します。

会費はありません。
練習会・講習会等を設定し、その都度参加費を集めます。
(2011年11月現在。今後、合議で変更する可能性もあります。その都度報告いたします)


やってみたいと思われる方、募集しております。
身近に「笛を吹いてみたい」と思われる方がいらっしゃいましたら、ご紹介ください。
ただし、練習会では簡単なレクチャーは致しますが、レッスンではありませんので、テクニック等を習いたい方には向きません。ご理解ください。
(新潟でのレッスンなら、新潟駅前カルチャー教室にて、木曜午前中にてグループレッスンを行っております♪)

 ・ ちょっと吹いてみたい
 ・ 笛を楽しみたい
 ・ 練習しながらレベルアップしたい
等の目的の方に限らせていただきます。


2011年度、講習会の開催を決定しました。
テーマは「佐渡おけさ」、参加費1500円です。
会場は今回、長岡市になります。


空笛会について詳しく知りたい方、講習会に参加したい方は、こちらのフォームから、以下の事項を書いてくださった上で、メールを送ってください。

【記載事項】
1. お名前(ハンドルネームで可)、年齢
2. 演奏できる曲など、ご自身の演奏レベル
    →全くの初心者の方はそのようにお書きください。
3. 所持されている笛の調子(七本調子・唄もの等)
    →不明でしたら不明で構いません。
4. 参加しやすい曜日、時間などの希望がありましたら

| 徒然 | 10:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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文化祭

この秋は、長岡高校、長岡技大、長岡高専と、3校の文化祭に行ってきました。

長岡高校は長女の学校。パンフがちゃんと業者で印刷されてたり、パン屋とコラボパンを作っていたり、中庭でイベントが続いていたりと、私の知ってる高校の文化祭の中ではかなり本格的で見どころがいっぱいありました。
いちばん次女が喜んだのは、理系クラスでやったゲーム大会。
自作ゲーム、自作電動ルーレットと、趣味と特技を活かした感じが良かったです。
私は生物部が良かったなー。展示物が面白かった。観察用のヤモリやカエルに餌をあげるコーナーは子どもも喜んでました。

特技と言えば、長岡技大。
やっぱり大学だけあって立派な文化祭でした。
留学生が多いので、留学生のブースが集まった多国籍な場所が怪しくてよかった。食べ物のニオイが強烈、民族衣装がエスニック、ここはタイか!? 的な。インドも頑張ってたな、カレーが強烈に。中華のニオイなんて、完全に香辛料に消されてました。
敷地が広いのでかなり彷徨いましたが、飲食ブースも高校より多いし、何より研究が高校より進んでいて見せ方も心得てるのか、面白かった。
私はもともと地学好きなので、長岡の地層について、かなり学べました。
(全国で唯一、石油が自給できた都市。なぜ石油が出るかにも絡む、土地の隆起について、全国的にも貴重なモデル地域だそうです)

昨日行って来たのは、長岡高専。
大学のクオリティと高校のごっちゃごちゃ感を足したような、いい文化祭でした。
次女はここがいちばん良かったと言ってる。
こういうところで必ず行くのが、科学部の実験教室。高校の子よりも、説明が上手。補足が多くて、聞いていて勉強になりました。4年生、5年生まで一緒に過ごせる環境というのは、そういう点でも下級生は良い勉強になるでしょうね。

20111105
入ったところに居たパンダちゃん。
こんな顔だけど可愛かったです(笑)。この後、校舎内などで3~4回遭遇。

残念ながらこのあとレッスンだったので、2時間ほど滞在して出ました。そういや長高の後もレッスンでした……
それぞれ短い時間だったけど、学校の特色が出てて興味深かった。3校とも違う種類の学校だったから特に。
次女がすっかり文化祭好きになってしまったので、来年は足を展ばして新潟大学にも行ってみたいと思います。親の立場からすれば、将来視野に入れたい学校へ気軽に入れて、生徒たちの様子も見られるのが良いなと思いました。

| 徒然 | 07:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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レルヒさんとバリィさん

20111104

ゆるキャラ(R)グランプリ 投票できます

新潟キャラと言えば、レルヒさん。
本名、テオドール・エードラー・フォン・レルヒ(Theodor Edler von Lerch)。
1869年8月31日生まれ、1945年12月24日没。日本で初めて本格的なスキー指導をおこなった、オーストリア=ハンガリー帝国の軍人。日本では一般的には「レルヒ少佐」の名で知られてます。

そのレルヒさんがゆるキャラ……いや、ゆるキモキャラになって、新潟で活躍しています。
デカイ、キモイ、コワイ(笑)。
スキーだってやっちゃうよ。←うまい
ツイッターだってやってるよ。この前、何気なく呟いたらレルヒさんが絡んできてびっくりしました!
怖いからフォローしときましたわ(笑)。


一方、バリィさん。愛媛県は今治(いまばり)のトリです。
可愛い~~バリィさん可愛い~~~~。
バリィさんと出会ってから、私の生活はバリィさん一色です。バリィさんが「応援たのまいね★」と言えば、喜んでゆるキャラ投票致します!
可愛い~~~バリィさん可愛い~~~~~(><)
実家方面に行ったときは愛媛に寄る気満々。

はい、新潟に住んでいながら愛媛キャラを応援してますが、何か?(笑)

| 徒然 | 12:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「若栃大田楽」

毎年の行事なのですが、参加してきました。
小千谷市の若栃集落で行われる「わかとち収穫祭」の中のイベントです。
先日のミニ田楽はこのプレビュー公演だったというわけです。

200111103

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いつもの如く、次女と。
娘は踊り手さんなので、頭はシンプル、袖もしぼっています。
手には番棒。これを持って田楽を舞います。

私が手に持っているのは田楽笛です。蘭情さんの笛です。
しかしながら、普段から使っているものではなく、当日借りるだけなので、どうやったら鳴ってくれるのやら。毎回「はじめまして」で格闘してます。
蘭情さんに作っていただかねばなぁ……。


終わったあとは、お弁当、けんちん汁、お餅……と、動けなくなるくらい食べ物がいっぱい!
お餅、もう無理、と思ってたのに、一口食べたら美味しくて、結局2個食べました。

おなかが張って動けない体をムチ打って……せっかくなので、フリマでお買い物もしてきました。
買う気満々で行ったのに、おばあちゃんが「持ってけ」って、キャベツや大根をくれました。

20111103-3
巨大なキャベツ!

楽しくて美味しかった一日でした。
若栃の皆さん、誘ってくださった新潟わざおぎの皆さん、ありがとうございました♪

| 徒然 | 00:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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