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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2011年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年09月

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飛鳥~夏休み4

奈良の宿では2泊します。
到着した日はそのまま休んで、翌日、飛鳥をウロウロすることにしました。
(後から、東大寺などがライトアップされていたと知りました。夜に散歩してくればよかった!)

橿原神宮前駅まで行って、そこから周遊バスのフリーパスを購入。
乗ったり、歩いたり、乗ったり、歩いたり……。
レンタサイクルでも良かった。むしろ、レンタサイクルが良いようでした。
しかしうちの娘は自転車に乗れるのか、そこが分からないから。フラっとしてどこかへ落ちたりしても嫌なので、バスにしました。
次に行くまでに、自転車に乗せておかねば。


飛鳥寺。
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日本最古の本格的なお寺。
お寺を抜けると、蘇我馬子の首塚があります。


石舞台古墳。
20110818
教科書によく載ってます。蘇我入鹿のお墓?と伝えられています。

覆われていた土がなくなり、石がむき出しになっていますが、立派な古墳。
中はこんな感じ……
20110818-2
ここに棺が納められていたのですね。


次に、天武・持統天皇陵。
20110818-4

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周りに案内もなく、田んぼや民家の中、小高い丘? と思われたものがそれでした。
ささやか過ぎますが、しっかりと「宮内庁」の管轄でした。

暑い中、かなりウロウロと探し回りましたが、やっと見つけました。
ここに一番来たかった!
次女の名前、「さらら」は、持統天皇の幼名から「讃良」を頂きましたので。

ちょっとオカルト?な話。
上っていくとき、私の前に娘が二人、隣に母が居て、これで4人だった筈が、私の背後にもう二人、居たんですよね……はじめ娘かと思って振り向いたけど、前に二人居るのだから、そんな訳ない。
長女も後ろに4人いた、と言ってました。私と母と、あと誰や?(^^;


高松塚古墳。
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極彩色の壁画で有名ですね。

隣に壁画館があり、発見当時の復元図と、泥を落とした後の復元図が飾ってありました。
四神って、それぞれに干支が三人ずつ付いていたと気付いた……。
東西南北だから、まぁそうか。と納得。


この明日香村の探訪、バスの時間で制約があって他に見たいものも見られなかったけど、数少なかったことで、それぞれがごちゃまぜにならず、消化できて良かったかもしれません。
長女は元々行きたいと言っていたからともかく、何にも興味無さそうな次女が案外楽しそうだったのが良かったと思いました。

パパへのお土産は、埴輪 ┌|∵|┘


| 徒然 | 13:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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音楽の感じ方

西洋音楽と邦楽を行ったり来たりしてる私ですが……
ほどよく新潟県人になった私が、このたび近畿エリアをうろちょろして、自分の中の「関西人」を認識したように。
海外留学すると、自分の中の日本人を、強く認識するようになるそうだ。

勿論、勉強しに行ってるので、西洋音楽を必死で学んでいる間には、なかなか振り向く暇も無いと思われます。で、何を勉強しているのか?
これは、耳の例えですが、西洋の方には、「しんばし」と「しんじゅく」の「ん」の音は違って聴こえるそうです。

「音楽のみならず、西洋音楽の作られた土壌で、身体の感覚を西洋の感覚に近付ける」

というのが、クラシック音楽を勉強する上で、重要なポイントです。音が聞き分けられないのに、作曲者の意図したメロディが奏でられるわけが無いのです。



簡単な例を示します。
「ドレミのうた」を、歌うか、演奏するかしてください。

♪ドはドーナツのド

どこかで息継ぎが出来るでしょうか? 「ドは」で切ると忙しすぎ、「ドー」「ナツ」と切ると、言葉が成り立ちません。


では、英語で。
♪Doe, a deer, a female deer

Doe, a deer! a female deer! と、真ん中で切ることができます。このように歌ったり、演奏してみたりすると、日本語で歌うのと英語で歌うのと、曲の感じが違いますね。
しかも、「a」や「the」などは、発音する上でも弱拍(アウフタクト)です。演奏上でも、そのようにしてみてください。
はじめの日本語バージョンと全く違う、生き生きした曲になります。これは、子どもに言葉を教える歌なので、このように生き生きと楽しく、子どもの興味を引く歌だということが分かってきます。



そうやって、その曲の出来た国、作った人の話す言語の感覚を取り入れていくと、よく知っている曲が、「本当はこんなフレーズじゃなかった!」という事実にぶつかってしまいます。
上の例では、日本人に聴こえる範囲の音を手掛かりに分析(というものでもないが)しましたが、「しんばし・しんじゅく」の例えのように、日本人には聴こえない音の差というものを入れると、もっと違ってくるでしょう。




クラシック音楽に限らず、ラテン音楽やジャズなど、日本語以外で培われた音楽を巧く演奏しようと思ったら、言語に当たることはひとつの早道です。発音して、強弱の感覚を身に付けると、曲が生き生きしてきますし、ブレスを取る場所にも自然と気付きます。
単に記号どおりに強弱を付けて、「自分の演奏は表情がまだまだ……」と思っていても、それ以上は巧くなりません。

かと言って、何も知らない日本人が演奏しちゃダメ! というわけでもありません。
そうなると、日本人の先生に教わるのは「?」ということになってしまう。
※ここの話はまた後日……


これは私が長年言ってることですが、「カレーライス」でも構わない! ということです。
欧風カレーやインドカレー、タイカレーなど、日本人はアレンジして、香辛料を抜いたり足したりして、自分の口に合うようにしています。現地に持っていったとき、専門家は「これカレー???」と思うでしょうが、美味しい食べ物には違いありません。
供するとき、「これ、美味しいよー」と言うか、「自信ありませんが……」と言うかで、美味しさも違ってくるので、そこも気を付けるポイントですね^^

| ♪楽器・演奏・教室 | 11:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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長い間休んで、しかも最終の三日間は勉強してきただけあって、帰宅してすぐのレッスンも気力充実で臨めました
今日の生徒さんたちの概ね共通する点は、息があまり吸えてないところでしょうか……他の曜日のみなさんも、だいたいそうですけども(^^;



「息」という項目で言えば……
私は、「ふごぉーーー!」と吸う音をさせないようにと言っています。
あと、演奏する上で、いわゆる「腹式呼吸」はさせません。
他の教室から移ってきたり、独学でされてた方は、「あまり吸えてないんですよね、腹式が出来てないんでしょうか」と仰いますが、「演奏するときはそれは意識しない」と答えています。

聴いてる人に息の音を届けず、一瞬で楽にたくさん吸う。
急には出来ないことかもしれませんが、気付くとすぐ出来るようになります。
まぁ音の飛び方、大きさ、響き、どれを取っても「徐々にうまくなる」のでなく、ある気付きがあって、スコッとワンランクアップします。
その気付きを提供するのが私のレッスンですから、野性的か、知的か、どちらかに特化している人は上達が早いです。普通の方も、それなりに(笑)。

息に関するメソッドはたくさんあるので書ききれません、興味ある方はレッスンにいらしてください(何っ)。
しかし、健康にも関わるので、普段から気を付けておいたほうが良いこともあります。


・ 楽器を演奏するのと逆の動きで整理体操をする

 演奏前に身体をほぐすのも良いですが、何より大切なのは演奏後だそうです。
 右手で操作することが多い方は左手で、同様の動きを。
 縮めてる箇所があるところは、反対方向へ縮める。
 などなど。
 縮んでるほうが、身体は傷みます。
 普段、字を書いたりなど、一定の動きの多い職業の方も、やってみるほうが良いです。


・ 腰を反らせすぎないこと(特に女性)

 立つと、背中のほう、腰が、S字になりすぎる人が居ます。これは息が吸えませんし、響くような大きな音も出ません。
 しかも、腎臓を圧迫するので、むくみの原因にもなり得ます。
 普段の生活では、ハイヒールを履く女性、おなかの出た男性なども要注意です。
 立ったときに反りすぎてないか、時々チェックしましょう。



演奏についてちょっとしっかり学びたい方には、フルート以外の楽器の方にもコッソリとレッスンつけてますが(笑)。
「楽しければ良い」といって先生選びが杜撰だったり、独学であっても、それはそれで良いと思っています。
英語をはじめ、いろんな言語で、「演奏する」と「遊ぶ」は同じ単語だったりするとおり、まずは自分が楽しめないとね!

ただし、「楽しんで良し」でなく、そうやって習って来た方が人に教えることについては、ちょっと心配です。
教わる人も遠回りをすることになるので。
それでも良いという方も居ますが(ほぼ大半?)、「先生から教わる」ということは、「先生が言うから正しい」という話にもなります。権威が付いちゃうんです。
きちんと学べてない先生から聞いたことを、その生徒が「絶対」と思い、信じてしまうことに関しては、ちょっと疑問符が付きます。
「これでいい」と思ってやってきて、その生徒も誰かに教えるようになったとき、恥をかくのは生徒本人ですから。
先生になるつもりなら、きちんと勉強しなければなりません。

| ♪楽器・演奏・教室 | 11:48 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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奈良~夏休み3

奈良では「江戸三」という旅館に泊まりました。

奈良公園内にある、“客室が全部離れ”という旅館。建物の構えも雨戸などの設えもレトロ、昭和を感じました。
「なつかしいわー!」と母が喜んでました。
クーラーやトイレのウォシュレットなど、設備は最新式でしたので快適(*´∇`*)

私達の部屋は、「魚鼓」という鳴り物の名前だったようです。
その昔、旅館の方を呼ぶために、客室ごとに違う楽器を叩いて鳴らしていたのが由来とか。

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門に掛かってた魚型の木彫りなんですが、アップで撮影し忘れました。この記事のいちばん下の写真に写りこんでいますので、写真クリックで拡大したら見えるかもしれません。鹿の上、顔の左上です。ちょうど柱と被ってますが、魚の唇が見えます。


実はいちばんエキサイトしたのが、鹿が部屋のそばまで来た時!
「鹿がくるかも」と旅館のホームページに書いてあったので、来るといいなぁと言っていたのですが、「くるかも」っていうレベルじゃなく、朝から大群が居座っていました!

次女も大喜びで、寝間着のまま外へ。
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ピンクの寝間着……私が作った浴衣です(^^;
パジャマの襟首が苦手なので、普段から「寝間着」として浴衣を愛用。

鹿は産まれたところに戻って来るんですって。30頭は集まって来てました。

20110818-3
おはようございます。

動物好きの次女は、触るなというのに鹿を撫でていました……けっこう硬い毛らしいです。
皆さんは真似してはいけません、危険だから。
まぁ、ハムスターと、舌と舌とで舐め合った子ですからね……あ、これも絶対真似しないでください。ちなみにハムスターの舌はザラザラとのことです(-_-;)

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次女に馴れて、門の外で名残を惜しむ鹿(笑)

| 徒然 | 23:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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京都観光~夏休み2

昼食のあと、京都駅周辺を少しだけウロウロしました。
夕食の時間までに奈良の旅館に辿りつかないといけないので、あまり時間がなくて。2時間でどれだけ回れる!? と、タクシーのおっちゃんに駆け足観光をお願いした!

近いと言えば清水が良かろうということで、まずは清水寺へ。
もっと遠いイメージがあった。嵐山くらい(^^;
学生時代、京都の先生のお宅まで、3時間ほどかけて姫路からレッスン受けに通っていました。学校から直接レッスンに向かって、帰宅したら23時。往復していただけで、周辺に目が行ってなかったようです。

清水寺。
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舞台の骨組み!


隋求堂(ずいぐどう)で、「胎内めぐり」もしました。
ひんやりとした暗闇の中、手探りだけで進んでいく……目を閉じても開いても同じ、何も見えない。
全長約38メートルある道は、順に解脱から再生の道へとなっているという。

そのうちに、ぼんやりとした光に照らされて、随求石が見えてきました。サンスクリット語で「ハラ」と書いてあるとのこと。
それを過ぎると左手に、出口から差し込む光があるのに気付き、それを目当てに外へ。
胎内から出る⇒生まれ変わる、ということなんでしょうね。
次女と一緒に進み、一緒に出たので、双子になりました(笑)。


音羽の滝。
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日本十大名水の筆頭。清水寺の名は、この清泉が音羽の山中より涌き続けていることに由来しています。
なんと1000年以上湧いていて、弁慶も飲んだことがあるとか!

3つに分かれて落ちていて、右から健康、美容、出世(観光用には「健康、学業、縁結び」)。
しかし、タクシーの運ちゃんが、
「どれも水源は一緒でっせ。渋滞するから3つに分けたって、あこの寺の住職が言うてましたわ」
と(笑)。

写真のように確かに渋滞してまして(笑)、時間が無いので並ばずに、清水寺をあとにしました。


でっかい鐘。織田信長関連だったと思うけど、時間が遅くて、説明してくれる人が営業終了で居なかった(;´д`)
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その天井。
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飛天が描かれています。笛吹いてますよー。

三十三間堂も、壁だけ見ました。1分の差で、中に入れなかった(><)
この日、清水から降りてくる道が、すごく渋滞していたのです。五山の送り火の翌日だったから、観光客が多かったんでしょうね。残念!


三十三間堂といえば、篠笛教室の方にはおなじみ。

京の大仏さんは
天火で焼けてな
三十三間堂は 焼け残った
ありゃ ドンドンドン
こりゃ ドンドンドン

〔詞〕「うしろの正面 どなた」

わらべ歌、「京の大仏さん」ですね。
似た歌詞の、「奈良の大仏さん」という歌もあるそうな……。

| 徒然 | 07:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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夏休み後半~夏休み1

20110817

尾道→京都へ向かいます。
娘たちと新幹線旅です\(^o^)/
ただいま、新尾道と福山、岡山を通過。
アナウンスの前に、「♪あーあ~日本のどこかに~」と、『いい日旅立ち』がひと節流れます。よう知らんねんけど……(*´∇`*)
昔教わってた教授は、新幹線のメロディーを聴音する(聴き取って楽譜にする)、とか言ってたなぁ。知ってる曲なら取るまでもないね。暇やわ……。

パパはロドリゲスちゃんと、車で男二人旅(笑)
同じねじゅみさんでも、女の子は饒舌で動きもあって楽しいのに、男の子は引きこもり気味で寡黙。
ケージから「出る!」とか、「抱っこ!」とか言わないだけラクですが……。


画像は、昨日三原へ行ったときに、海が見えたから撮ってみました。
何橋やろ(;´д`)?

| 徒然 | 11:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スパムおにぎり

「スパム」というと、私が思い浮かべるのは二つ。
一つ目は、「スパムメール」です……これが最初に来てしまうのは悲しいが。

「スパムメール」とは、無差別に送信されてくる電子メールのこと。送り主は適当なアドレスやどこかから手に入れたアドレスに、一括送信しているので手間無しなんでしょうけど、対処するこちらは頭に来るし、イライラするし、メール消去のあとにブロックをかけなきゃいけないし、物凄く腹が立つ!!
ホームページなどを開設していると、嫌でも闘わなければならない相手だったりします。

一般の方は、不用意にいろんなサイトに登録とかしていると、アドレスが売られて、このスパムが大量に届くようになるので注意が必要です。



もう一つの「スパム」は、美味しいスパム。ポークランチョンミートのことです。
かなり塩気があるので、炒め物にするときは調味料の量に注意が必要です。
主に、ゴーヤーちゃんぷるーになります。

20100810

これ、缶詰と思うとけっこうお高い。あんまり買う気しない。
よく食べてたのは、夫が沖縄出張を連発していた頃でした。普通の土産も食べ尽くした頃、スパムをスーパーで買って帰ってきてました。こういうもの、みやげ物屋は高いので(^^ゞ
長女が沖縄へ修学旅行に行ったときも、比較的安いものを見つけて、買って帰ってきてました。
どんだけ好きなんや。

たまに、スーパーや輸入食品店などで安売りされているのを見掛け、すかさず手に入れるんですが、今回はこのパターンで買ってきました。
炒め物にもしたけど、こんな画像(ちゃんと再生されるのか?)のようなものも作ってみました。

20100810-2

スパムおにぎり!!!

具は、スライスしてフライパンで焦げ目を付けたスパムと、卵焼き。
長方形のお弁当箱にラップを敷いて、ごはんを詰め、スパムを卵を載せて、まるごと包丁でまっぷたつ。これを海苔で巻きました。うまー。

ちなみに、手に入れたスパムは「減塩タイプ」。
これでも塩気はかなりあるんですけどね……
まぁ、夏になると、こういうものが食べたくなります。身体が塩分を求めるのでしょうか。

| 徒然 | 21:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「長岡甚句」

夏の風物詩!
長岡の教室に篠笛を習いに来られていて、ある程度上達されている生徒さんには、夏が近付くと、「長岡甚句」のお稽古に入ってもらうことにしています。


長岡では、長岡空襲の日に合わせ、「長岡まつり」が開催されます。
その初日の夜、「民謡流し」で流れる曲に、この「長岡甚句」があります。
(ちなみに2日、3日の夜に開催される花火大会は、「日本三大花火大会」のひとつです)

甚句は、運動会で全校生徒が踊る学校も多いらしく、長岡市民にはとても馴染み深い曲。まつりが近付くと、どこのスーパーに行っても、北島三郎の「大花火音頭」と共に流れてきます。うちの娘も、唄って踊れます。

ところが、いざ教室でお稽古をはじめると、皆さん同じことを仰います。

「長岡甚句って、笛、入ってましたっけ……?」

そうなんです、曲が流れたら甚句と分かるのですが、それも唄が入っての話。バックに流れている笛を聴いてる人は殆どいないようなんです(^^;
そんな私も長岡出身では無いので、笛どころか曲を知ったのもここ10年前くらいからです。
でも、せっかく笛を吹いて、長岡に居るからには覚えたいと思い、新潟大学の伊野先生にご相談申し上げ、手掛かりを頂きました。
伊野先生は、附属長岡小学校へ校長として来られたとき、運動会で子どもたちがCDを流して甚句を踊っていたのを、生演奏にかえられました。最初はご自身が唄われて、その次の年は中学校吹奏楽部の1年生に笛を吹かせ、小学校でオリジナル甚句の歌詞を募集、それを小学生に唄わせました。それだけで消化種目気味だった長岡甚句が、とっても生き生きしたのが印象的で忘れられません。私はそこから民謡の面白さに気付きました。
それまで、篠笛をお稽古していく上で、仕方なく民謡を吹いてました……申し訳ない。


そんなこんなで、今年も何人かが甚句初挑戦となりました。
去年いちど練習された方はさすが! 今年はささっとクリア。
今年は長岡まつりも終わりましたし、レッスンも長期休みに入りますので、また来年!



~長岡甚句~
全国の甚句の形は、7,7,7,5調26文字(近世小唄調短詩型)。長岡甚句は、最初の7文字をいくつか欠落させてあるのが特徴。

ハーアエーイヤー 長岡柏の御紋
(ハーヨシター ヨシター ヨシター)
七万余石のアリャー城下町
イヤーサー余石のアリャー城下町
(ハーヨシター ヨシター ヨシター)

 ※ 以下囃子略

ハーアエーイヤー お山の千本桜
花は千咲く 成る実は一つ
イヤーサー千咲く 成る実は一つ

ハーアエーイヤー お前だか左近の土手で
背中ぼんこにして豆の草取りゃる
イヤーサーぼんこにして豆の草取りゃる

お前イヤー川西 わしゃ川東
中を取り持つ アノ長生橋
イヤーサー取り持つ アノ長生橋



ハーアエーイヤー流れます細谷川よ
重ね箪笥が 七棹八棹
イヤーサー箪笥が 七棹八棹



ハーアエーイヤー 踊りの 太鼓打つ人は
昔ならした アノ腕の冴え
イヤーサーならした アノ腕の冴え



あまり長いは踊り子(唄い手)が大儀
まずはここいらでちょいと一休み

「長岡甚句」

| ♪楽器・演奏・教室 | 23:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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