横笛吹いてます~長岡神田囃子
笛は覚えてなんぼ、なので全然ダメです……ひたすらさらうしかない。
とにかく練習に参加して音を身体に入れていこうと、仕事帰りに寄っております。
仕事の途中でいつもフラフラになるのに、お囃子を吹きに行くと元気になる。不思議だ。
長岡市の「神田囃子」というのを吹いてるんですが、これは東京の神田囃子とは違い、京都の祇園囃子に関連性があるらしい。佐渡に流されてきた貴人をお慰めするため、有志が京都でマスターしてきたものだという。
楽譜がなく、邦楽のような口伝も無い囃子のこと、そこから年月が経つうちにメロディが変わってきており、現在も少しずつ形を変えているそうだ。
これには大いに頷ける。変えないようにそのまま伝えていくことは大事だけど、それは「いついつ時点ではこのようなメロディだった」という記録に留めておく程度でいいんじゃないかなぁ、という気がするからだ。
現在も続けられているからこそ、形も変わっていく。言葉が変わっていくのと同じで、変わって行っているからこそ生きているという証になるのではないだろうか。
さて、神田囃子を吹いていて気付いたこと。
・実家の兵庫県姫路市某所の、獅子舞の笛にメロディが似ているかも?
・江戸囃子は笛一管で吹いているのを多く見かけるが、関西系の囃子は集団で吹くことが多いのか?
・江戸囃子は6本調子をよく見かけるが、関西系の笛は3本調子付近?(実家のほうもやはり大きな笛だった)
謎は深まります。面白い。
笛をはじめたのが関東圏、活動してるのも関東圏なので、いまは江戸の祭囃子を威勢良く吹くほうが得意です……せっかく関西に生まれて、小さい頃から関西の祭り笛を聞いて育ったのだから、そういうのも吹けたらいいなと思います。
いろんなのが出来るほうが楽しいから、教えていただけるチャンスがあるなら、どんどん覚えていかないと! ですね。
※ 長岡・神田囃子の詳しい歴史等については、現在ホームページを立ち上げ中ということなので、完成したらご紹介いたします。
※ 神田囃子の資料が、「ながおかネットミュージアム 長岡中央図書館所蔵貴重資料」の中のページに少し載っています。興味のおありの方はこちらからご覧になってみてください。
| 徒然 | 02:23 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑