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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2007年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年01月

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年内のコンサート終了!

クリスマスコンサートもようやく終了しました。
仕事と練習とで、あまり家に居なかった。ようやく一息つけます。

今日はそのコンサートの演奏データを加工したり、ホームページを改装したり……で、気付いたら4時半になっていました。久々の夜更かしです。

演奏データ、画像付きのビデオと違い、ミスが目立ちます。これを聴きながらプログラムを見直したら、誤字脱字発見!!
落ち込む(^^;
年内最後のコンサートくらい、吹き切った!終わった!ばっちり! って言いたかったです!
コンサートとしては良かったほうだと思うんですけどね。


プロはどんな最悪なコンディションでも、75-80パーセントの力は出せるものらしいです。
それは最近実感としてあります。ここ数年、ようやくという感じで。
でもこの75-80が微妙なところで、お客様は満足してくれるけど、自分ではダメっていうラインだったりします。これで良しとすることもあるけど、やっぱり調子も整えて、気分も乗せて行って、人前で演奏するからには120パーセント出したいです。
(「演奏」の不思議なところで、人前で演奏すると練習の時より上手、ってことが時々あるんです)


会場に居る大勢の人をみんな感動させるのは、至難の業です。
目指すところなんですけど。
それに関しては、中学生の頃から心掛けていることがあります。部活の顧問の先生に言われた言葉です。アンサンブルだかソロだかの出番を、舞台袖で待っているときに言われました。
「大勢のお客さんの中からたったひとりにでも『あなたの演奏が良かった』と思ってもらえたらどんなにいいだろう」
同じ時期の演奏会に、当時通っていた塾の先生も演奏を聴きに来てくれて、励ましてくれました。
いつしか忘れたまま漫然と演奏していたけど、最近また思い出して、心掛けています。
なんで音楽家になったんだろう、と突き詰めると、どうもその中学校時代が根っこにあるような気がするんです。

| 徒然 | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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お寺でコンサート

昨今流行の、お寺でのコンサート。ふるぅぴぃとして行ってきました。両家とも、お父さん&子供連れの出勤(?)でした(^^;
(うちの長女だけ習い事に行ってました)
私たちがお寺でコンサートをするのも数回目……今回は初めてお邪魔するお寺でした。

ごはんやおやつ、会場の飾りのお人形まで頂いて、子供も大喜び!
お仕事しにいったんだか遊びにいったんだか……お陰様で、子供の心配もなく演奏に集中することができました。
ありがとうございました!!

今回のこのコンサートは、ふるぅぴぃだけでなく、生徒さんのオカリナ発表のシーンもありました。オカリナを真剣に吹く生徒さんたち。音色以上に雰囲気が暖かくて、思いのほか良い出来だったのではないでしょうか。
それから、我が家の次女もデビュー。私とのフルートデュエットを1曲披露しました。


お寺でのコンサートは、会場での雰囲気もさることながら、他のメリットにも注目しています。
音楽ホールでのコンサートなら、出掛けなくてはいけない。でも、お寺なら地域に必ずある。身近なところでくつろいで音楽が聴ける、これは素晴らしいことだと思います。キリスト教会でも同様ですね。

畏まって聴くコンサート、勉強のために聴くコンサートも必要ですが、趣味の人たちや普段音楽を聴かない人たちが気軽に通えるコンサートも必要です。
それを入り口にして、そのうち本格的なクラシックを聴けるようになって、数年後にはオーケストラのコンサートにゆったりと出かけて行く……
私たちの演奏が、その入り口になればいいなと思っています。



私の目標は、「フルートってそんな音も出るんだ?」と驚いてもらえること。プログラムによっては超絶技巧もやっちゃいます♪
いろんな笛の演奏もします。「ピアニカってそんな素敵に吹けるんだ!?」と驚いてもらうのが、目下の楽しみです♪

| ♪楽器・演奏・教室 | 00:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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音楽に関する格言

「音楽は陰鬱な人生の夜に刺す月の光だ。」
                        (ジャン・ポール・リヒター)

「わたしは『練習する」という言葉を使いません。なぜなら、その言葉が子どもたちを脅かし、ピアノを嫌いにするからです。私ならこう言います。『今日はもう音楽を奏でたかい?まだなら、家へ帰って音楽をしましょう』と。」
                        (シュナーベル)

「何よりもすばらしいのは、音楽が伝えることのできる感情の種類は無限だということである。言葉で表現できない深い感情までも、音楽は明確に示してくれる。」
                        (バーンスタイン)

「音楽は精神の中から日常生活の塵埃を掃除する。」
                        (J.S.バッハ)

「芸術はそれじたい目的ではない。人間性を表現するための手段である。」
                        (ムソルグスキー)



「演奏」は形に残らない瞬間の芸術です。しかし、聴いた人の心に、音色、雰囲気などすべて含めて一生残ることができるものでもあります。

 演奏して癒され、他の人の演奏を聴いて癒される。自分が演奏者のときは、会場に居る大勢の人の中からたったひとりにでも「あなたの演奏が良かった」と思ってもらえれば大成功なのです。それが自分自身や家族、親友ならばなお幸福なのです。

 絵画でも音楽でも、美しい、楽しいと感じる気持ちは共通です。また、それらは言葉の通じない国の人とも共有できるものです。何かとあわただしい毎日ですが、感動する心、自分に出来る範囲で感動を表現しようとする気持ちは失いたくないものですね。心をこめたあなたの演奏は、必ず誰かに感動を与えています。


「他人を幸福にするのは、香水をふりかけるようなものだ。ふりかけるとき、自分にも数滴はかかる。」
                        (ユダヤの格言)

| 徒然 | 00:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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