市内中学校の学習発表会
「学習発表会」と言うので、最初は研究発表をするのかと思って驚きましたが、よくよく聞くと「合唱コンクール」とのこと。言ってみるとなるほど、プログラムが「合唱コンクール」となっておりました。
中学校は「体育祭」を「体育大会」と言ったりと、けっこう地味目なネーミングを付けるということを忘れていました。そうでしたそうでした。
見ていると、自分が中学生の時のこと、中学校で合唱コンクールのための指導をしていた時のこと、プロとして合唱の伴奏をしている今のことを色々思い出しました。
中学校2、3年の時はやたらとピアノを弾いてました。クラス合唱、学年合唱、卒業式の在校生代表、卒業生代表と。私が弾いたときのクラス合唱は2年とも優勝しました。
当時はラッキーだと思っていたけれど、今思えば、私が担当する楽譜は難しかった。当然歌も難しく深くなり、感情移入しやすくなる。練習にも熱が入る。聴いている人にも印象に残るので、そりゃあ優勝候補にもなるだろう、という感じです。
自分が先生として教えたり審査したり、こうやってふらりと見に行ったりする中で思ったことは、伴奏が良いと歌も釣られてよくなるということ。それから、指揮者が良いと歌も伴奏も釣られてよくなるということ。合唱の声がしっかり出ていると、ピアノも指揮者も乗ってくるということ。
三つ巴なんですね。
この3つのうちのどこかの感受性が弱かったりすると、他が頑張っているのに、、、という事態になるのでしょう。
学校の場合は音楽の先生がそこを補って、働きかけないといけないところです。
今回私が見た中では、優勝クラスは一目瞭然でした。バランスがよかった。
勝ち負け関係なく、指揮がピカイチだったのは1年生の中に居ました。指揮の基本中の基本、振り上げが完璧で、申し分の無いものでした。他の子も全体的に上手だと思いました。指揮の基本テクニックを使っている子も何人かいてびっくりしました。先生の指導が良いのでしょうね。
ピアノも、1年生に1人、3年生に2人ほどキラリと輝く子が。他上手な子もいっぱい居たのですが、ピアノ演奏でなく伴奏の素質という点で。
独奏と伴奏は似て非なるものですから。
それにしても、中学生のパワーは凄いです。音楽が得意ではない子まで、一生懸命練習して3部なり4部なりの合唱曲を仕上げてきている。
指導する側になった時に実感しましたが、クラス合唱のハーモニーを作るのは本当にたいへんな作業です。
私が中学時代に安心してピアノ伴奏に専念できたのは、指導の先生が「合唱指導のスペシャリスト」だったからだと、先生になって身に沁みました。
私にとってメインの吹奏楽部の発表は、純粋に楽しみました。
R子ちゃん、いやぁん可愛い♪ みたいなノリで見てました(笑)。とても可憐でした。フルートソロ、よかったですよ^^
先生はさすがに棒振りお上手でしたね。生徒たちの指揮が全体的に上手なわけが分かりました。
しかしまぁ、こんなところでガンダムの曲が聴けるとは。巷では新シリーズ「ガンダムOO(ダブルオー)」の放送が始まったところでタイムリー。ありがとうございました。
再来週は高校生A美ちゃんのコンサートに行くのです。今日のスイングガールズばりの「ビートルズメドレー」の動きを更に複雑にした、マーチングが楽しみです。
| ♪楽器・演奏・教室 | 19:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑