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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

2006年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2006年11月

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のだめ見ながらツッコミ入れてみるとか

その弾き方じゃ今度の試験ダメでしょ~よ……
とまぁそのあたりは伏線なので冒頭ではそれでokなのですが、ちあき様……

先生に教わった人はそんな振り方しない~
指揮科あきらめろ~(TT)


ところで、今日のお話を見て引いてしまった人、または頷いた人へ補足です。
その1。
クラシックは、音をひとつ間違っただけで評価されなくなることはありません。
さすがにぼろぼろ間違えるわけにはいきませんが、気にならない場所の弾き間違いなら音楽が流れているほうが勝ちです。
その2。
いちども合わせたことのないデュエットでも、ちあき先輩くらいのキャラなら平気です。


ときどき言われるのです、
「ひとりで演奏するほうが、大勢で演奏するより簡単でしょ?」
って……。
そんなことは断じてありません!
メンバーのレベルと意識によりますが、プロ50人が同じ楽器で楽譜どおりに弾けば16分音符の連続でもズレることはない。
アンサンブルでも、せーの、で合わせて他のメンバーの呼吸を感じていれば、ズレることはない。
……大変なのは、そのあとの解釈のぶつけ合いなんですね、曲を掘り下げていく時の……(^^;

ひとりで演奏するときは、解釈は自分ひとりのものだけでいいので、その点気楽です。
ただ、複数人で演奏するのと比べ物にならないくらい、解釈を掘り下げて演奏技術を向上させることが必要です。管楽器は和音が出せないので、和音によって音の出し方が違うことを学ばないと、どうしようもありません。

観客の立場になれば分かることで、フルート一本だけの演奏と、フルートアンサンブルの演奏と、長時間聴けるのはどちらでしょうか?と言われれば、たいていの方はアンサンブルを取るのではないでしょうか。
楽器一本で会場の空気を変えるのは、普通の演奏では簡単なことではありません。

ソロにはソロの、アンサンブルにはアンサンブルの難しさがある……だからそれぞれに面白いんですよね♪

| ♪楽器・演奏・教室 | 21:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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オカリナ演奏@赤城コマランド

先日、長岡市内の小学校からの依頼で、オカリナコンサートを行ってきました。
会場は赤城コマランド。
I先生に下見に連れて行っていただいたときもあまりの山深さに驚きましたが、当日娘二人を積んで車を走らせると、こんな奥だったかな、道間違えて変なところに紛れ込んでいたらどうしよう、と今度は不安で一杯でした。
霊園も通り過ぎるし、一人でなくてよかった……子供さんたちも一緒にどうぞ、と快く仰ってくださった先生に感謝(^^;
道は合っているか、時間は間に合うか?そんなこんなで演奏の心配をせずにすみ、リラックスしてオカリナを吹けたという良い面もありましたが。

18時頃にコマランド到着。
お茶を頂いて、豚汁とごはんも頂きました。演奏しにきて食事までご馳走になって申し訳なかったです、しかも娘二人まで(^^;
場所が良いのか、シェフ(?)の腕が良いのか、あるいは両方か?(笑)、とても美味しいお食事でした。
身体が暖かくなったところでオカリナ演奏。
明かりは数個のランタンのみ。私は遠くに長岡(多分)の夜景を臨みながら、楽しく演奏させていただきました。終盤、どこからか聞こえてくる花火の打ち上げ音がナイスな効果音でした。

当日は残念ながら朝から雨模様で、夕方以降雨が止んだものの足場がゆるかったのですが、その中で30分もの演奏を、みんなよく聴いてくれたなぁ、と感心致しました。
一帯藪だったコマランドをみんなできれいに造成し、遊んだり食事をしたりできる場を作ったという頑張りにももちろん驚きです。
頑張ってきた皆さん、サポートされた先生やPTAの方々にとってはもちろんですが、演奏で呼んでいただいた私にとっても素敵な思い出になりそうです。

| ♪楽器・演奏・教室 | 16:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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恩師発見!!

ず~~っと会いたかったんです、北村先生
……と言っても直接お会いできるはずもなく。今日、やっとホームページにたどり着いたんですよ!

音楽科に在籍して居た頃、最高に楽しい授業だった指揮法と演奏法(アンサンブル)。「楽しい」には色々ありますが、新しいことを知る楽しさ、音楽をやっていく上で基礎になることを、教えていただきました。
数多くいる生徒のうちの一人なので、先生は覚えてらっしゃらないと思われますが、授業で教えていただいたことは、ひとつひとつ確実に役立っています。

数上げればキリが無いのですが…
例えば、基本的な棒の振り方は、卒業後すぐ、中学校でブラスバンドを指導する時に役立ちました。
授業中に見せていただいたカルロス・クライバーのニューイヤーコンサート(当時はDVDでなくレーザーディスクだった)、いまも大好きで、時々CDを聴きます。指揮者の世界に興味を持つきっかけになりましたし、併せて習ったワルツの拍の取り方は、今フルートを吹く上でたいへん役に立っています。
リコーダーアンサンブルではバロック音楽、西洋音楽の拍の取り方を学びました。いまの演奏スタイルの土台となりました。

すぐに役に立ったもの、何年かしてゆっくり身についたもの、他にもいろいろあります。当時分かったつもりでも勉強を続けるうちにまだ浅かったのだと気付くにつけ、きっかけを与えて下さった先生に感謝しています。
実は卒業後に演奏法や指揮法のレッスンに伺おうと思っていたのですが、すぐに中学校へ赴任し、その後結婚、出産、転勤と続いてしまったので、何も出来ませんでした。

せめて先生が今何をしていらっしゃるのか知りたいと思い、何度かネット検索してみたのですが……本当に失礼なことに先生のお名前を間違えて覚えていたので…当然hitするわけもなく……
今日偶然開いた指揮者の方の写真が、何と先生だったのに、たいへん驚きました!!

先生のホームページには、学ぶことがたくさんあります。
10年以上の時を経ても、まだまだ先生に教えていただくことばかりです。

| 徒然 | 22:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ティン・ホイッスルとかフルートとか

オカリナの曲を発掘していた時、どうしてもティンホイッスルで奏でるケルト音楽が忘れられなくて、イギリスの古い音楽を漁ってみた。
普通の楽器店に置いてあるケルトものは、イギリスものと一緒になっている程度のものしか見つからないから。
乱暴だけどケルト=アイルランドだし、ティンホイッスルの起源もイングランドにあるので、中らずとも遠からず、といったところ?

ティンホイッスルというのは簡単に言ってしまえばリコーダー様の楽器だが、リコーダー違い、指穴が6つしかない(裏穴がありません)うえ、息遣いも異なる。
映画「タイタニック」でも流れた、メランコリックな音が印象的。「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」にも出てきている。
ティン・ホイッスルの起源は18世紀のイングランドで、後にアイルランドに伝わった。以降、ケルト音楽には欠かせない楽器となっている。


ついでにオカリナの起源はというと、世界各地で原型がみつかっているため、場所の特定は出来ないらしい。ただ、現在普及しているオカリナは、イタリアが発祥だと言われている。西洋音階を奏でられるように指穴を増やした。1860年頃の話だ。
1928年には、ピッチが正確な12穴オカリナをレル民族楽器研究所が製作。以降、オカリナがソロや合奏で活躍しているのは皆さんのよく知るところ。


さて、ここまで書いていて、私の専攻楽器であり音楽活動のコアであるフルートの歴史が気になってきました。
現在のオカリナは、チロルの吟遊詩人がヨーロッパへ伝えたとされています。ではフルートが日本へ伝わった経緯は?

調べてみたら、なんと1549年、かのフランシスコ・ザビエルが鹿児島に到着した時に、一緒にフルートも伝来していたことが、ポルトガルの資料に残っているらしい。
……ザビエル氏がフルートを愛好していたかどうかまでは分かりませんが(^^;

| ♪楽器・演奏・教室 | 15:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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笛ブーム その2

「ホームページあるの?見たい!」
と言ってくださった場合、以前なら
「長岡、フルート、で検索すると出るらしいよ~」
と言えば良かったのが、最近そうはいかなくなりました。
SEOというやつです。
ごくごく簡単に言いますと、キーワードなどをページに埋め込んで、検索サイトのロボットに読み込ませることで、検索結果の上位に掲載してもらうものです。
長岡、フルート、でうちのサイトが出る、というのは、そのキーワードで私のところにたどり着いた方々が教えてくれたもので、私は残念ながらその楽しみ(?)を味わってないのですが……
個人で対策というのもたかが知れていますし、面倒ですなかなか困ったものです。

さて。
私の中の笛ブーム。
かなり盛り上がって来てますよ~。

なんと、

オカリナを焼こう

とか思っちゃいました!(なんでやねん)
もう何年になるのでしょうか……成形がうまくいかないので途中で放り出してから……(汗
オカリナ作りからホームページ作りまでお世話になりましたY様に、とても顔向けできません。
というわけで、オーブン陶土で何とか、この秋の間に作り上げたいと思っています。

ただ、オーブン陶土は笛にはあまり向かないようで。
曰く、焼き上がりが水分を吸わないから、演奏中に水分が詰まりやすい。

この際、少々のことには目を瞑りましょう。
まずは作ってみることが大事。
出来上がったらここにUPしてみようと思います。

| ♪楽器・演奏・教室 | 05:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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笛ブーム到来

来ました、笛ブーム!


私の中で。(^^;


ちょっとイベントに参加するので、久しぶりに十本調子の篠笛を出してきました。
久保井朗童氏 作、
いぶし竹のボディが渋いです。

普段使用しているのは、同じく朗童笛で、七本調子のもの。
笛の調子は一本調子が一番低く、十三本調子まで、西洋音楽で言う半音ずつ上がっていきます。

十本調子だと音が高すぎて、普段なかなか吹く機会がなかったりします。意識して使わないと、すぐお蔵に入ってしまう。
それでもここ1ヶ月ほど吹いているので、音がだんだん鳴ってきました。私が吹き方を覚えてきたということもあるし、出来ればイベントが終わっても吹き続けていきたいな、と思っています。


篠笛もブームですが、オカリナブームも確実に来ています!
私の中で!(再び)

普段吹いているものは、やはりアルトのC調。これは講師でもあるので仕方がないところです。初心者の方には、やっぱり楽譜の音を吹くと実音で鳴る、というほうが分かりやすいですから。

私が持っているアルトCは、ティアモだけ!
薄べったいボディが手になじみ、かわいらしいオカリナです。細くてボリュームの無い音は、狭いところ、主に家で吹くのにもってこい。微妙な吹き分けが通用しない、ボディと同じで薄い音……途中から褒めてないですね、失礼しました。
でもティアモ、好きです。

好きなんですが、演奏会があるので、アケタのG管をお蔵から出してきました。これは良く鳴ります。
アケタのソプラノCも新たに買いました。ティアモのソプラノCは、広い会場での演奏会にはちょっと向かないので。

アケタの笛はですねぇ…音痴というか、個体差があるというか、まぁ1分も吹けばつかめるので関係ありませんが、個人的には好きではないです。
G管は音が低すぎてF管として使用していますし、ソプラノCに至っては、塗装が酷いです。返品したかったですが、吹き込む期間を考えるとギリギリなので、次の入荷を待つ余裕がありませんでした。

でも、ニュアンスによって吹き分けできるいちばんリーズナブルな、店で普通に手に入るオカリナです。ですから、生徒さんに勧めていますし、自分でも買います。


笛は吹いてなんぼ、ですから、やはりどの笛も満遍なく吹き込んでおきたい。
あまりはまると本業のフルートを吹く時間が無くなるので考え物ですが、頑張ろうと思ってます。

| ♪楽器・演奏・教室 | 16:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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