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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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卒業式でした

過日、娘が大学を卒業してきました。
卒業式はオーケストラによって開会され、4年前の入学時を思い出しました。
あの時、娘が酷いホームシックを患うとは思わなかったし、
翌年から疫病(COVID-19)が世界で猛威を振るうなんて思いもしなかったし、
4年間は一瞬のようで、でも振り返ると盛りだくさんで4年間以上に濃かった気もするし、
何とも言い表せない気持ちを持ちながら、演奏を聴きました。



ほんとに。
リアルに周りに居た皆さんはご存知だと思うけれど。ホームシックだったらしいんです。
入学式で態度がおかしかったんですよ。何をふてくされてるんだと、私は立腹して放置してきました。後から聞くと、その時から不安だったそうです。
私が最後に買ってあげたコートと時計が手放せなかったとか。健康診断で痩せすぎ判定を受けたとか。後から「なんじゃそれ」と思う話がうじゃうじゃと。
疫病で休校となり、春休みが伸びたときは、嬉々として家に居ましたからね……
それが4年生になって、学校が楽しい、と。聞いたときは嬉しかったですが、もう卒業でした。コロナが無ければもっと楽しめたのかな。

でも、いまはコロナによる制限が唯一の現実なのだから、いろいろと行事を行ってきた私たちが「今の学生はかわいそうだ」というのは、違う気がするのです。その現実の中で、私たちとは別の手段も用いながら頑張っている。小中学生も、高校生も、大学生も。
「オンラインなんて出来ていいな」と私たちがうらやむ要素もたくさんあるじゃないですか。制限があり、我慢があったからこそ、対面で何かをする喜びも噛みしめられたのでは。
けっして不幸だったとか、可哀想じゃないと思います。
心情的には可哀想だけど、面と向かって言うものじゃない。


娘は今後、私の音楽教室の講師としても在籍してもらいますし、カルチャーセンターで講座を開かせていただく予定もあります。
もちろん演奏も頑張ってもらいたいですが、まずは今後10年がいちばん伸びる時期だと思うので、勉強にも励んでもらいたいと思っています。

そうなんです。音大卒業は、「プロ」という肩書きを手にしただけ。まだ伸びますし、勉強もまだ足りていません。
もちろん上手な人はたくさん居ますが、演奏に特化して伸びただけで、人に聴かせる演奏や、音楽に興味を持ってもらうトーク、訊かれたときに答えられる知識など、欠けているところは多いのです。天狗にならず、謙虚に先輩方から学び、経験を積んでいって欲しいと思います。

| 徒然 | 15:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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3月9日

今日は3月9日。
♪流れる季節の真ん中で~
  ふと日の長さを感じます~~
と思わず歌ってしまう。
レミオロメンの「3月9日」という歌です。卒業式の定番ソングとなっていて、私も中学校で数回教えたことがあります。
授業で歌うたびに、
♪砂ぼこり運ぶつむじ風
   洗濯物に絡まりますが
というところが気になって仕方ない。突然の生活臭に「これは卒業ソングとしてOKなのか」と、個人的には少々冷めてしまう瞬間。この歌に恨みはないけれども。

今日は朝から、お友達が、山から煙の上がっている写真を見せてくれました。
「火事かと思ったら杉花粉だった」とのこと。
私は花粉症ではないので「すごいなぁ」で済みますが、発症している方は写真だけで随分お辛い気持ちになるんだろうなと思いました。
これ、洗濯物に絡まったら大変ですよね。
この季節の洗濯物も、だんだん無くなって行っているのかも。雪国で「冬の布団干し」が無いように、「春の洗濯物外干し」は全国的に無くなるかも。

花粉症持ちでない私は平気で外を歩きますが、基本的にインドア派なので、いい気候になっての楽しみは、明るい家の中で遊ぶことです。
今日は朝から紙袋を加工しました。持ち手の付いている上部を切り、内側に折り込むだけです。



最初は織り込む前に四隅に切り込みを入れていましたが、切らないほうが折り込んだ時に安定すると思いました。
カルディの袋が可愛かったので、出しっぱなしのCDを収納。





部屋に馴染みました。

【おまけ】内側に折り込むだけなら紐を切らなくても良いかも? と試してみましたが



紐が邪魔なので、結局カットしたほうが良いということに。


卒業式と言えば。
今年度の学校授業がどんどん終わっていきます。
先日は小6からメッセージを頂きました。黄色いのは学年から、緑のはクラスから。



2年間担当したクラスが、「感謝の会」まで開いてくれました。
音楽会で歌った歌をもういちど歌ってくれて、上手になってる!と思った途端に涙腺が……
……こらえました(笑)。いや~、惜しかったね! ハモれてたら完璧だったよ(辛口)!
2年間みっちり歌を教えてきた私に、御礼で歌ってくれる気持ちが嬉しくて、何よりのご褒美でした。
「中学校に進んだら合唱部に入りたい」「音楽が苦手だったけど、ちょっと好きになりました」と言ってくれる生徒たちも居て。ただただ有り難いです。
卒業までの2週間弱、卒業記念合唱をきっちりしごいてやろうじゃないの! と気合いが入りました(笑)。
頑張って歌ったことが、皆の思い出と自信に繋がりますように。

| 徒然 | 12:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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お引越し!

先日のことなのですが。次女の卒業試験が終わり、あとは卒業式を残すのみとなりました。
家賃と更新料を節約するため、部屋を引き払いました。

こちらは引っ越し前夜。
テーブルも処分して、ダンボールでの夕食です(笑)。



既にデザートですね!
天板になっている板は、解体したカラーボックス。

処分するものはこの日のうちに処分し、翌日に積み込めるだけヤマト運輸の単身引越パックでお願いし、残りは私の車に積み込む作戦です。
処分たってね……リサイクルショップね。
私たちでは3階の部屋から洗濯機や冷蔵庫を下せないから、粗大ごみは諦めて、リサイクルショップにしたのですが。買い取りに来てくれるのは有り難いのですが。この時期は「有料で処分」なんですってね。
知ってたけど。
知ってたけど、言い値というのが、うーーん。しかもこっち、引越しに超不慣れな小娘が問い合わせてるのをいいことに、「予約した物品はキャンセルできない。見積もりも見ないとわからないから出せない」って。
もし変な人が来たら嫌なので、「素の関西弁で臨め」と娘に言われ、「あんまりゴネられたら警察呼んで話し合おうって言うから」と作戦を決め、いざ勝負。

。。。。。案の定、終わったあと、何とも言えない脱力感や後悔や、いろいろ疲れました。いい値段を突いてくるんですよね。あれって揉めるのスレスレでしょうね。むかつく。

そしてこのムカムカは、翌日のヤマト運輸さんが解消してくれたのでした。
何て言うか、もう、素晴らしい、としか!
もっと運賃が掛かるのを覚悟していたのに、うまく積み込んでくれて、1.5万円くらい節約できました! 梱包も素早くきれいで素晴らしく。やっぱりプロやな~~~プロは違うな~~~!と、口から勝手に感嘆が漏れてしまってる私でした。
「お兄ちゃん、ガムテ忘れてるで」と、帰りにかけた言葉が非常にフレンドリーになってしまっていたほど(笑)。
ありがとう、ヤマト運輸! ありがとう、クロネコ! 


そういうわけで、我が家のレッスン室や周辺、廊下には、荷物が積まれています。
レッスンに来られる生徒さん、ご容赦ください!

また、今月より、新入会の学生のフルートレッスンを、娘に担当させます。
料金は私が受け持つより安め設定になりますが、数回に1回は私が同席・アドバイスしますのでご安心ください!
6月にカジュアルな発表会(お楽しみ会?)を行う予定です、今から始めれば参加できますよ♪

| 徒然 | 18:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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雪、多めです

本日の長岡、雪が多めです。
我が家の玄関も埋まりました。階段があるのですが、見えませんね……

20230126

家の周囲の歩道も、このとおりです。
通れるように除雪はしてみましたが、ずっと降っているので、もう埋まったと思います。

20230126-2


この調子なので、今日レッスン/お稽古で来られるかたは、お車は厳しいと思います。
天候による振り替えは当日でもokですので、ご連絡ください。オンラインに変更されるのもおススメです。Zoom、Skypeで承っております。

全国的に寒波に覆われ、普段雪の降らない地域にも積もっている様子……
雪に慣れている長岡市民も、低温には苦労させられています。
外に出られる方はどうぞお気をつけて。

| 徒然 | 13:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ふえdeミュージアム Vol.4を終えて

ずいぶん遅い回顧となりました。12月18日(日)に「ふえdeミュージアム4 フルート&ピアノデュオふるぅぴぃコンサート」を行いました。
積雪がなんとか持った、と思ったのも前日まで。コンサート当日から大雪の予報が出てしまいました。
予報が変わるのを祈るしかない状態のなか、開催日時になりました。

搬入する頃から、「これはヤバい」と思えるような降り……
案の定、遠方のお客様からはキャンセルのご連絡。
また、いまの時期仕方ない、「濃厚接触者になってしまった」とキャンセルのご連絡。
なんと、7人もの方々がキャンセル。
その後も到着できない人が出るかもだし、わからない。最終的にはお客様の人数がヒトケタかも……と覚悟しましたが、そんなことなく、無事にコンサートを行うことができました!
お天気の悪いなか、足をお運びいただいたこと、また、助けてくれているお友達に、感謝感謝です!

今回のコンサートは、20年来タッグを組んでいるピアニストさんと。※諸事情からプログラム上にだけお名前を出しています。
なぜか異様に緊張して、話す言葉も浮かばなかった第2回(フルートデュオ)、第3回(詩の朗読とフルート/時代小説の朗読と篠笛)が嘘のように、いつもの私が喋っておりました。
私の剛速球や魔球(!)、ボールにファウルをピアニストが全て処理してくれる信頼感があるから、演奏の心配がなくて、余裕があったのかも。

もちろん、ほかのピアニストさんや共演者さんたちも素晴らしくて信頼しているけれど、さすがに私が盛大にやらかしたときはご迷惑を掛けてしまうから、そこは「失敗できない」という緊張感があるのです。その分、未知の音楽になる楽しみや、おなじみの曲の知らない面を発見する驚きがあるから、どの共演者が一番、というのは無いです。

で、近年、いろんなピアニストさんとも共演して、定番曲もやってきて、「いつもと違う発見」をたくさんしてきたので。相方ピアニストさんとの今回の演奏に持ち寄って、進化した演奏を皆さまにお聴きいただきました。

プログラムは、「アルルの女のメヌエット」「マドリガル」など、フルートの名曲を中心に。バッハとフォーレの「シチリアーノ」、グノー=バッハとシューベルトとカッチーニの「アヴェ・マリア」など、同タイトルの曲の聴き比べも企画してみました。
オール著作権切れプログラム! ドヤ! って感じ(笑)。
私たちにすればかなり演奏してきた曲ばかりでしたが、前述したとおり、外で揉まれてきてからのリテイクだから。前とは違うというか、前とは格段に良い演奏ができたのではと思っています。

そして終演後、いただいたご感想の温かいこと。
演奏会はお客様次第で空気が変わり、演奏もお客様次第で変わるのです。
演奏だけならいつだって出来るのに、わざわざ演奏会をする意味は、ここにあるのではと思います。練習は、聴いていただいてやっと完結する。
今回の演奏は、今回来てくださったお客様方と一緒だったからこそできたものなのです。


さて、、演奏会後です、今回大事なのは。
大雪です。
車を掘り出し、まったく除雪されていない道を帰る心細さ。皆さん御無事に帰られたかしらという心配。きつかったなあーー。
そこからも雪はごんごんと降り、ニュースにもなったのは皆さんご存じのとおり。私もその後2日間は仕事に行けませんでした。(少し前の記事参照

この大雪のあとは穏やかに降って、ここ数日は太陽の光まで差しています。
もう少し降ってもいいけど、このまま大事にならずに冬が越せるといいなあと思います。



| 徒然 | 16:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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