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多事奏論

姫路出身、長岡在住のフルート・篠笛奏者によるblog。フルート・篠笛教室もやってます。お気軽にお問い合わせください。ブログ内の画像はクリックすると拡大版が見られます♪

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冬場の演奏

寒くなると風邪を引いたりして、練習できないことも増えるかもしれません。
プロなら無理して吹きますが、レッスン生の皆さんは日常生活もありますので、無理せず、治すのが先決です!

ですが、それでもフルートや篠笛が吹きたい! コンクール前でそれどころではない! というお話を聞きましたので、ちょっとアドバイス(?)など。


【ケース1】喉の不調

風邪でなくても、冬はエアコンで空気が乾燥することが多いです。
息を吸うと喉がヒリヒリするときは、息の吸い方をチェックするチャンスでもあります。

「ア」の口で吸うと、喉に直接冷たい風が当たります。これはアウトです。
「オ」に近付けていくと、喉には直接冷たい空気が当たりません。これを普段から心掛けていきますと、喉も開きますし、元気なときに咳き込んだりしません。


【ケース2】鼻詰まり

鼻が詰まって居るとき……風邪か花粉症のとき。
しかし、演奏時に鼻をどのくらい使っているか、チェックするチャンスです。
吸うことに関しては、この場合は諦めてください。息を吐くときのチェックだけが出来ます。

普段から、演奏時に鼻から空気が漏れる人は結構多いです。
鼻詰まりの時に音を出しにくい、または、音を出しながら片手を空けて鼻を摘むと違和感がある場合は、普段から演奏時に鼻から空気が漏れています。
もったいないので、鼻から出ないようにしましょう。

(再度の注意になりますが、鼻詰まり時に息を吸うのには違和感ありまくりです。これは諦めてください。)


【ケース3】頭痛・発熱・関節痛

服薬して寝てください。




【番外】予防について

笛吹きにとって鼻腔は大切。
特にフルートは、鼻腔を広げて響かせるようにしたいので、帰宅後にはうがいを欠かさず行いたいですし、人ごみに出掛ける時はマスクしておきたいです。

私の場合、鼻うがいがとても効果的でした。
鼻腔が痛かったり違和感があるとき、鼻うがいを一度やっておきますと、悪化しないで済んでます。はじめは痛くなりはじめた時にしていましたが、最近は敏感になったのか、帰宅して何となく違和感があることが増えたので、必ずするようにしています。
本当にお奨め!
自分で水に塩を入れるのが怖いから、市販の鼻うがいの液を買っています。
また、 鼻→口 へ出すのが怖いから、 片鼻→反対の鼻 だけです。これでも効果あります。




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| ♯レッスンのつぼ | 03:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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巧くなりたいならスケール練習を

意外と見落とされがちな練習メニュー、スケール(音階)。ロングトーンと並んで、軽視している人も多いのではないでしょうか。
5月と言えば、学校の吹奏楽部に入って新しく楽器を始める人も多い季節。新しく趣味としてはじめる人も多いでしょう。
でも、その毎日の練習が「ひたすら曲をさらうだけ」では、なかなか上達しません。趣味の人はそれでも良いと思います。けれども、これが部活であったり、音楽高校・音楽大学を目指す人であるなら、問題があります。

曲というのは、スケールが集合したもの。
日常的にスケールの練習をしている人としていない人とでは、譜読みの速度や指のまわり具合が違います。
そして、スケールは、ロングトーンで出した音の集合体でもあります。ロングトーンでそれぞれの音に相応しい息の量や出し方を掴んだら、それを繋げてスケールを行います。

コツは、ただ機械的に吹かないこと。
音楽的にスケールを進行させてください。
そして、それぞれの音の粒がそろっていること。ある音だけ鳴りが悪い、ということにならないように。
これらに気付くには、注意深く自分の音を聞くことが必要になります。
ただのスケール練習ひとつに、上達のための要素が3つも4つも詰まっているのです。



「スケールまで練習する時間が無い」という人が居ますが、時間が無いなら、曲をしないでスケールをやること。レベルに応じて、行う調の数を増やすこと。

私が吹奏楽部などを指導しに行ったとき、「巧いなあ」と思う子は、スケールも上手でした。
フルートの子じゃなかったのですが、いちど機会があってお母様とお話をしたところ、「家で聴こえてくるのは音階ばっかり。こんなんで曲が吹けるのか心配になるくらい」とのことでした。
納得。





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| ♯レッスンのつぼ | 17:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブレスについて

息を吸うときに、「すぅうううっ!」と盛大な音と立てる人の多いこと!
その割には吸えていなかったりして……吹いていて苦しかったり、息が続かないと思うのは、演奏者にとって辛いことだと思います。

●その原因について。
ひとつは、姿勢にあります。次の要領でチェックしてみてください。

まず、フルートを立って吹いた場合で、自然な姿勢を説明いたします。

1)譜面台を目の前に置きます。その譜面台に対し、右ナナメ45度を向いて立ちます。
  (譜面台には左肩を向けたようになります)
2)顔だけ譜面台を見て、口元に楽器を持ってきます。
3)フルートが譜面台と並行になるように、右腕を前に出してフルートを押し出します。

これが立ち方です。左肘を見るような感じになっていると思います。
次に、注意点です。

A)両脇が、身体からある程度離れていること。
B)指の形が不自然でないこと。手をぶらぶらと振った直後の、その形をなるべくキープで。
C)肩が上がらないように、肘を張らないように。
D)右手首を曲げすぎないように。

マーチングなどではこの限りではありません(あたりまえかっ)。
それから、個人の体格、体調などで調整してください。


●ここまで出来た方は、次です。ここから呼吸のポイントです。

姿勢よくなりすぎないように。

「えっ?」ですよね。「えっ?」なんです。
フルートを置いて試してみてください。胸を張って息を吸うのと、若干猫背で吸うのと、どっちが楽に吸えるか。
特に女性は、ウエスト~腰にかけて、反り過ぎないように気をつけましょう。

かと言って、あまり猫背も見た目にカッコ悪いので、限度があります。鏡を見て、おかしくないくらいには調整してくださいね(^^;


●ではいよいよ、息の吸い方です。

おへそを下へ押し下げるように、身体の下のほうを意識して吸います。
むしろ、吸わずに飲み込みます。

もし、吸う時の音がどうしても盛大になってしまう方は、まず、「すうぅー」と高音にならず、「ごおぉー」と低音で吸えるよう、意識してみてはどうでしょうか。
慣れたら、喉の力を抜いて、静かに吸えるように意識を切り替えましょう。



とにかく、姿勢、吸い方、そして脱力、と演奏時の基本と同じです。
身体に力を入れすぎないこと。姿勢が良すぎると力が入りすぎます。
喉の力を抜くこと。息を吸い辛いし、音も硬くなってボリュームが出ません。


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| ♯レッスンのつぼ | 11:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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空気フルート!

パッセージが難しくて指が回らないときの練習方法です。

なぜ指がまわらないか? については「練習不足」という言葉も世の中にはあるようですが、効率が悪いからなかなか上達しない、ということもあります。
スポーツでも、素振り1000回だとか、ただがむしゃらに何も考えずに身体に覚えこませるのは、ひと昔前の話。
いまは、頭脳も使って効率よくやる時代です。おなじ1000回やるにも、理屈を分かってやったほうが身になります。


指が回らない原因は、脳と指との神経が強力に繋がっていないところにあります。
人間がする動きには、全て脳が関わります。同じ動作を何回もすることによって神経回路(シナプス)が繋がる、という話を聞いたことはないでしょうか? この繋がりをもっと強固に、敏捷に情報伝達されるようにすれば、指は早く動きます。

繰り返します。指が動かないのは、ここの繋がりが弱いからです。
何回も反復して使うしかありません。
が。
裏技があります。

フルートを机に置いてください。
代わりに、空気フルートを手に持ってください。
ゆっくりと、出来ないパッセージの運指をしてみてください。
どうでしょうか? 出来ないですよね?
混乱する方もいらっしゃると思います。
でも、頑張って、ゆっくりからはじめて、クリアしてください。ある程度やってみたら、本物のフルートに持ち替え、吹いてみてください。
するとアラ不思議。さっきより吹けるようになっていませんか?


普段、手に楽器を持っていると、勢いで指を動かしてしまいます。
手に何も持っていない状況だと、上げ下ろしを意識しないと指が動かせないのです。
頭を使って練習する、とは、まさにこのことなんですね。
楽器を手に持っていても、上げる。下ろす。の感覚を意識すると、難しいところもクリア出来るようになります。

この空気フルート、寝室でもお風呂場でもどこでも持って行って練習できるところがとっても優れています。愛用してくださいね(笑)



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| ♯レッスンのつぼ | 02:04 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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ジャストで発音する

自分の楽器に息を入れてから音が鳴るまで、タイムラグがどれくらいあるか、知っていますか?

フルートなど、小さい楽器ならそれほどではありませんが、テューバなど大きな管楽器をやっている人にはそれがよく実感できるかと思います。息の吹き込みが足りないと、コンマ2秒のタイムラグがコンマ3秒に増えたりして、他の楽器とアタックが合わなくなります。

フルートの場合でも、発音しやすい中音域に比べて、低音は息を入れてから音が鳴るまで、時間が掛かります。
これを防ぐには、自分の楽器の特性をしっかりとつかんだ上で、タンギング、息の吹き込みをきちんと見直すこと。

吹いた、というアクションより、鳴った、という耳の感覚を大事にすること。
自分の演奏を客観的に聴くことです。

発音といえば。
吹奏楽をしている生徒たちを見ていて多いな、と思うのは、発音の瞬間よりもその後のほうが音が大きい、ということ。4分音符でメロディを吹くと、音のひとつひとつがクレッシェンドになっています。本人たちは滑らかに吹いているつもりですが、指摘すると気付いてくれます。
こう吹こう、と丁寧に演奏しているつもりが、裏目に出ている形です。

見ていると、音ひとつひとつに対して、一回一回、身体が上下しています。
これでは大きなフレーズは表現できません。
4分の4拍子であっても、4拍を全て表現する必要はなく、むしろここは1拍子、2小節で1拍、と取ったほうが演奏にメリハリが付いて美しいこともありますから、見直したほうが良い癖です。

個人で習いに来ている方でも、数年吹いているとこのようになる方が多く、この場合はレッスンで直しますが、やはり自分でも気をつけたほうが良いかもしれません。




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| ♯レッスンのつぼ | 15:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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